おすすめ度 ☆☆☆
2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」を映画化。
宮藤官九郎の脚本はドタバタコメディながら、職場のハラスメントや育児、保育園待機問題、経済問題などあちこちに今の日本社会の問題が散りばめられている。
かつて勝手にそう名付けられた彼らも30代半ばを迎え、それぞれの人生の岐路に立たされていた…。
夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の坂間正和(岡田将生)
いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊(松坂桃李)
事業に失敗し、中国から帰ってきたフリーター・道上まりぶ(柳楽優弥)
家族、仕事、仲間、ライバル、不倫疑惑、マッチングアプリ、エビチリ、二日酔い…
彼らの前に立ちはだかる“人生の試練”…!そして、≪Z世代≫ ≪働き方改革≫ ≪コンプライアンス≫ ≪多様性≫ ≪グローバル化≫ …
想像を超える新時代の波も押し寄せ、物語は予想外の展開へ…
韓国企業の日本企業買収で日本経済の低迷を皮肉ったり.。小学校の転校生が英国人とタイ人だったり。中国帰りの男が中国のネット向けに酒造一家のドキュメントを配信したりと芸達者ぞろいの展開。