おすすめ度 ☆☆☆
Unext 鑑賞 2002年製作
ハードボイルド作家ダシール・ハメットの短編小説『ターク通りの家』を、サミュエル・L・ジャクソン、ミラ・ジョヴォヴィッチ共演で映画化。
常に安定した演技で観客を安心させる実力派サミュエル・L・ジャクソンと、本作での抑えた演技でアクション女優から脱却しつつある人気女優ミラ・ジョヴォヴィッチの魅力が大いに発揮されたハードボイルド・サスペンス。
ひょんなことから大掛かりな犯罪に巻き込まれてしまった刑事ジャックと、犯罪組織の中で異彩を放つミステリアスな美女エリン。官能を漂わせ、魔性の魅力を放つエリンを中心に、ジャックと犯罪組織全員を巻き込んだ、裏切りに次ぐ裏切りの展開が続く。
家出娘の捜査をしていた刑事ジャック(サミュエル・L・ジャクソン)。糖尿病のためインシュリン注射が欠かせずに車の中で休んでいた彼は、道端で足を滑らせた老婆を助ける。その後老婆の家に招かれたが、他愛もない会話から自らの職業を話すと、突然殴られ、意識を失う。意識の戻ったジャックを待っていたのは、1000万ドルの銀行強盗を直前に控えた強盗一味。彼らはジャックを捜査に現れた警官と間違えたのだった。見張り役の美貌の女エリン(ミラ・ジョヴォヴィッチ)を説得し、なんとか逃げ出そうとするジャックだが……。