ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「愛の渦」、裸の映画です。

2014-10-05 17:28:35 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

裸・スワッピング映画好き ☆☆☆☆

2006年・第50回岸田國士戯曲賞を受賞した、演劇ユニット「ポツドール」の同名舞台劇を映画化。

すなわち演劇の映画化なのだ。

低予算映画ってこんな手があったのか。

なにしろ、3階構造の風俗店が舞台。

男2万円、女2千円で性欲が満たされる、スワッピング風俗店。

おかげで、R-18.

そこでは、男女とも全裸、

まず2階のリビングルームで、合コンよろしく、相手を模索、商談成立すれば、下の階で存分エッチ。ただ、ベッドが四つあるだけなので、オープン。

ニート(池松壮亮)、フリーター(新井浩文)、サラリーマン(滝藤賢一)、蒲田のケータイの製造工員(駒木根隆介)、女子大生(門脇麦)、保育士(中村映里子)、OL(三津谷葉子)、ピアスだらけの女(赤澤セリ)の8名が参加。それぞれが相棒を見つける。芸達者ぞろいのところも見もの。

で、この映画の面白いのは、舞台劇だけあって、それぞれが交わす仕草とか会話のなんとも微妙なやり取りが、まんま日本人的やりとりで、かなり突っ込んだ話もでるが、なるほど的な展開で、ずっと引っ張っていく。

途中種切れしそうになって、一組のカップルが参加、ちょっと現実的な話になってがぜん活気づく。

エッチシーンの描写も、かなり頑張ってはいるが、映画としての制約もあり、その筋の作品とは比べられない。

ニートと女子大生の何とも初々しい出会いは、池松と門脇の演技で(まあちょっとオーバーな気もするが)みせるものがある。それがラストへの伏線になっている。純粋な愛とは難しいものだ。

実験的な意味も含めて、新しいジャンルの映画になるのだろうか?

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