おすすめ度 ☆☆☆
PG12
これまでにも数多く映像化されてきたブラム・ストーカーの名作小説「吸血鬼ドラキュラ」から、第7章「デメテル号船長の航海日誌」を映画化したモンスターホラー。
ルーマニアからロンドンへ、中身の不明な無記名の謎めいた木箱50個を運ぶ為チャーターされた帆船デメテル号が、夜毎不可解な出来事に見舞われていく…というストーリー。
この物語は、毎夜、大海原で無慈悲な存在につきまとわれパニックに陥りながらも、生き残りをかけた壮絶な戦いに臨む乗組員たちの姿を描く、驚愕のモンスターホラーだ。
ただ画面が暗く、ドラキュラも途中までは、姿が見えず、だらだらした展開が続く。
最初から全滅が前提になっているので乗りあわせた子供の運命も想像つくとはいえ予想以上に悲痛な展開となる。それがあるだけにクライマックスでの乗組員たちのドラキュラ討伐が盛り上がり、原作にはない二人の生き残りがあったと思わせての哀れな結末に泣けてしまう。
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