ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「生きる」、いのち短し、恋せよ乙女!

2025-03-12 19:41:28 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

NHK  BS  プレミアム 鑑賞  1952年製作

黒澤明の「白痴」に次ぐ監督作品。脚本は「羅生門」の共同執筆者橋本忍と「海賊船」の小国英雄とが黒澤明に協力している。

英国でリメイクした「生きる LIVING」を先にみているので、勘違いしていた。

なんと、途中で主人公渡辺の葬儀シーン。

私はてっきり、公園での死のシーンがクライマックスと勘違い。

また、同じ市民課の小田切みきと良い仲になったと勘違い。ただの食事仲間。

まあ、そんな勘違いがあるが、痛烈な人生喜劇である。

役所仕事のカリカチュア。課長は、ハンコを押すマシーン。仕事はたらいまわし。

伊藤雄之助扮する小説家に、快楽を手引きされる。でも、実際は浮きまくっているのだが。

 

しかし、黒澤明の強烈な個性が、物語を痛烈な批判映画として仕上げている。

そう、面白い。

 

 


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