かもめ食堂

フィンランドはあまりなじみがない。

そこに食堂を開いた日本人女性の物語。

実際にフィンランドで撮影されたらしい。

そこに二人の日本人女性がひょんなことから、参画する。

そして、見知らぬ地での食堂経営。それも日本食を食べさす店だ。

スタイルは西欧風だが、おにぎりがメインメニュー。

こだわりの食堂であり、こだわりの映画だ。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。特異な3人がかもし出す、ゆったりとした雰囲気。

フィンランドのペースだそうだが、それがなんともいい。そして、厳しい自然の美しさ。

食堂に来るフィンランド人も、地を演じて、好奇心と親しみを表現してくれる。

萩原監督は、なんとも奇妙な演出術を持っている。

 

 

 

スピリット

1900年初頭、実在した中国の武闘家をジェット・リーが演じる。

最近では、武闘シーンも珍しくなくなったが、ここでも、十分楽しめる。

武のみでは、強いとはいえないというテーマが一貫している。

天津一の武闘家になったその日に、最愛の母と娘をむごい殺され方で亡くす。

そして、諸国をさまよい、老女に助けられる。そこで、盲目の娘に出会う。

和を学んだ後、武闘家として磨きをかけるが、図られ毒殺される。

感動を呼ぶシーンも多く、楽しい。

中村獅童がいい役をもらっている。