ジョニーディップの独壇場だ。
「諸君はわたしを好きになるまい」と豪語し、女をとりこにして離さない男。
16世紀イギリス、王政復古の時代、詩人であり、劇作家である。自由奔放に生きた男の物語。
あからさまな性の表現と、権力に対する批判。
中に描かれる劇の過激な性の表現。
でも、中世ヨーロッパの雰囲気むんむんと格調は高い。映像と音楽。
やはり、最初は、話が難しくついていけない。
舞台女優に演技指導し、くどくところから画面はテンポよく、
後半、病に冒され、酒びたりになり、それでも、生に貪欲な姿をディップは最高の演技で描く。
イギリス演劇の格調の高さに惹かれる人には最高かも。
俗人には、退屈かも