ひろの映画見たまま

映画にワクワク

園子温監督の映画「HAZERD ハザード」、ニューヨークロケがすごい!

2012-07-20 18:03:53 | 日本映画
先月ツタヤでたくさん借りたら、今月旧作1本無料。で、借りたのが園子温監督の「HAZARD ハザード」。

これ、2002年に撮影したが、買い手がつかず2006年にやっと劇場公開。だから、映画の存在を知らなかった。

当時無名のオダギリジョーを主演に、ジェイウェスト、深水元基の三人がニューヨークで暴れまくる。

園監督は、紀子の食卓などでクローズアップされていた時期だ。

しかし、ハザードというニューヨークでも危ない場所で、ゲリラ的に撮影。

このDVDには、メイキングがついているので、その辺の危なさが伝わってくる。

要は、日本で行き詰った青年が、危険を求めてニューヨークへ行き、そこで、自由奔放に生きる日本人二人組と知り合い。さらに危険な体験をするという話だ。

ニューヨークで盗み、強盗、麻薬、拳銃といわゆるハザード(危険)を求めて、ダウンタウン、中華街、ハーレムなど、観光客のいかないニューヨークを体験させてくれる。

「眠い国日本、でも眠れない国、日本、退屈な日本」が繰り返し語られる。

ざらざらした映像が、よけい異国を感じさせる。

園監督も若い。

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日本映画「ヘルタースケルター」、沢尻エリカが話題の映画です。

2012-07-19 16:40:48 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

ひとえに沢尻エリカの映画だ。

監督は、蜷川実花、蜷川幸雄のケバさとまた違ったケバさだ。

整形美女、でもその美しさのゆえに、芸能界ではトップスター。

まあ、整形をうたって、美を売れる女優はエリカしか見当たらない。

実花が、エリカあって作れた映画という意味は分かる。

アメリカ映画などで、トップに上り詰めたスターが麻薬で落ちぶれる映画があるが、ここでは、整形の副作用という形で、スターへの道がさえぎられる。

現代の都会のファッションが、ケバく表現され、風俗としての映画ともとれる。

それにマスコミ、自身マスコミに追いかけられた経験もつエリカがダブって見える。

それにしても、最初の包帯が解かれてあらわになる上半身の裸身はやはりみごとなものです。

まあこんな話なので男性陣にはつまらないかもしれません。





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日本映画「BRAVE HEARTS 海猿」、飛行機事故まで救ってしまう海上保安庁!

2012-07-18 17:06:28 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

よくできた映画だ。こんなに良くていいのと思わなければ。

海猿も4作目だ。飛行機事故だけど、2Dだ。

今回は、海猿の海上保安庁もそうだが、日本の行政機関総出の救援活動。

あの東日本大震災の後だけに、その一致した協力体制に頭が下がる。

まあ、実際に起きたらどこまでできるかわからないけど。

最高レベルのレスキュー能力を誇る海上保安官特殊救難隊。仙崎と吉岡は、そのメンバーとなっていた。

飛行機のエンジントラブル、窮余の策は胴体着陸。

飛行機は、着水と同時に沈み始める。分秒の争いだ。

勇ましい保安官たちの出動。

一方で、仙崎は、出産の妻をかかえ、これが機長の妻の出産とオーバーラップし、吉岡にはなかなかうんと言ってくれない恋人が、彼女はたまたま、アテンダントとして機に乗り込んでいた。

もう駄目だというところからの脱出劇。手に汗握る。そして、個人的な感動も含まれ、申し分ない。

CGなどを含め、かなりリアルな飛行機事故描写。

国民映画として、出来すぎ映画だ。

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AV女優明日花キララ主演「女囚701号さそり外伝」、梶芽衣子の「さそり」のリメイクです。

2012-07-17 19:01:14 | 日本映画
おススメ度 ☆
    
梶芽衣子が演じた「さそり」は、その音楽といい、スタイリッシュでかっこよかった。

今回は、明日花キララというAV女優を主演に作られた外伝。

派遣先の上司にはめられ、接客といって代議士にレイプされ、上司の目を突き刺し、刑務所に入れられる。

そこで、女囚によるいじめと、裏取引された看守による処罰で、体をぼこぼこにされる。

しかし、仲良くなった女囚に助けられ脱獄、復讐するという設定。

AV女優が出るとあって、けっこうエッチなシーンもあるがそこは劇映画、むしろキララの目力におうところが多い。

全体に暗い印象があり、梶の作品に比べ、爽快感がない。

なお、明日花キララは、この21日公開の「アイアンガール」にも出ており、こちらはお色気なしとのこと。

なにせ、カンヌ映画祭で予告編が上映されたとか。

まあ、AVという枠を超えて活躍する女優が出てもよいのでは?
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アジア映画「マジック&ロス」、韓日二人の女の不可思議な休日!

2012-07-16 14:13:10 | 映画
おススメ度 ☆
  東京、大阪では、劇場公開はされたが、よく知らなった。

アジア映画。インディーズのプロデューサー杉野希紀が製作。

マレーシアのリム・カーワイ監督。

杉野希紀と、韓国映画「息もできない」のヤン・イクチュンとキム・コッピが主な出演者だ。

舞台は、香港ムィウォ。(香港の飛行場のあるランタオ島にある)

南国情緒豊かなリゾート。海辺がきれいだが、裏の森も神秘的。

そこに立つ一軒のホテル。

そこへ、韓国人と日本人の若き女性が宿泊。

なぜか二人は意気投合して、さらに二人で一つ部屋で延泊する。

登場人物はこの二人とホテルのボーイ。

そのほかは、店での従業員など。

ホテルのボーイは韓国人らしく、韓国語が話せるが、日本人は韓国語が話せない、英語を使うしかない。

そんな、コミュニケーション不足で、女二人が愛し合う関係に。

更には、途中で二人が、いわゆる転成、体が入れ替わる。

そして、きれいな滝、だがそこは自殺の名所だという。

生と死のはざまの描写なのだろうか。

テンポは緩く、長回しのカメラ。

美しい風景の挿入と、一見芸術的だが、まあ、引き入れられる要素が少なく飽きてしまう。


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アメリカ映画「崖っぷちの男」、スリル満点のサスペンス映画です!

2012-07-15 17:00:13 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

畳み込むような演出で、緊張の連続、102分があっという間に立ちました。

宝石泥棒の汚名返上の起死回生の手、それが、ニューヨーク、ルーズベルトホテルの高層階からの飛び降り自殺。

その向かいのビルで行われるこれまた奇想天外の宝石強盗。

この二つの事件が、緊密に結び合って、サスペンスを盛り上げる。

周到に練られた脚本は、同時進行の事件の進行がまさに分秒の争いだからだ。

まあ、サスペンスにはネタバレがつきもの。でもあえて、ネタバレなしです。

観ればわかるラストへのけん引力と、あっけない終幕。(ちょっと出来すぎだけど)

出てくる役者が、それぞれの持ち味で、生きてます。

まあ、考えてみれば出きすぎの進行。でも愛嬌ですね!

ビルの高層はやっぱり怖いですね。
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ツタヤの60歳以上旧作レンタル無料!

2012-07-14 17:12:42 | Weblog
ツタヤが、60歳以上旧作レンタル無料キャンペーンを始めた。

一日一本、無料。

旧作だから、DVDレンタル開始から1年以上前の作品だ。

まあ、映画館で懐かしの映画をやっているくらいだから、旧作でもいい作品があるだろう。

でもこれって、なんで60歳以上なんだよ。

60歳以上はひまなんだろうか。

60歳以上と無料というのは引っ掛かるな。

もっと、若者を大事にしろ!
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日本映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」、不可解な青春映画!

2012-07-13 17:02:30 | 探索
おススメ度 ☆

入間人間の漫画が原作。

青春映画だが、ミステリーゆえにいささか難解。

乗り遅れてしまうとまったくつらい。

新人女監督だという。

幼いころの誘拐監禁事件のトラウマ。

そして、随所に語られる、横を向いての「嘘だけど」のセリフ。

そして、もう一人の主人公が登場、学校の屋上から飛び降りたりする。

殺人事件もあるから、血の付いたナイフ。

まー君は、ちょっと壊れたみーちゃんを守ろうとする。

だが、みーちゃんは、二人の子供を監禁している。

ポップな映画だといえばそれまでだが、わかる人にはわかればいいのだろう。
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中國映画「さらば復讐の狼たちよ」、中国版西部劇風城乗っ取り!

2012-07-12 16:18:30 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆
     西部劇好き ☆☆☆☆

中國で大ヒットした映画だ。日本題からは香港のギャング映画を思わせるが、中国版西部劇の趣だ。

辛亥革命後の中国、動乱の時代だ。

列車強盗ならぬ、馬車強盗。でも、金目の物はなかった。

県知事に赴任する車だったが、生き延びた県知事が一計を案じ、強盗の頭目に県知事になることを薦める。

そして向かった先が鵜城。

だが、そこでも、前の知事がその先の税まで持ち逃げ。

新たに税を取り立てるかわりに、金持ちから金を取り上げようと考えた。

だが、そこの街を牛耳る独裁者がいた。

そんなお膳立てで物語は進むが、強盗の部下が言いがかりで独裁者の手下に腹切り自殺させられたことで、復讐を誓う。

独裁者の権力は絶大、おまけに影武者を用意する周到さ。

そこへ、強盗の一団(8人だが一人欠けた)が挑む。

一方親分同士の駆け引きが、物語を面白くしている。

二人に加え、県知事(のちに書記に扮する)の三人に扮する役者が、チアン・ウェン(監督が演じている)、チョウ・ユンファ、グオ・ヨウで、3大男優の競演だ。

中国のことを知らなくても楽しめるが、かなり風刺がきかせてあるようだ。

ただ、会話場面も多く、ちょっと字幕についていくのが大変だ。

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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 渋谷実監督の「好人好日」

2012-07-11 16:07:42 | 日本映画
1961年作品。

数学者岡潔がモデルとされるが、要は松竹メロドラマ路線の喜劇だ。

笠智衆が、数学者に扮し、世間体にかまわず、貧乏を卑下せず、ちょっと風変わりな男を好演。

舞台は奈良。冒頭大仏が出てきて、数学者の娘の悩みを聞いてくれる。

娘は市役所に勤めていて、そこの同僚の男性と恋仲に。

ただ、娘はもらわれっ子で、一方、男は奈良の老舗の墨屋の息子。おせっかいな姉と昔気質のおばあちゃんがいる。二人の仲はうまくいくのか?

この二人の見合いで前半は、どたばた劇。

後半は、数学者が文化勲章を受けることになり、上京。昔の学生下宿に泊まり懐かしがる。が、泥棒に入られ勲章を取られてしまう。この泥棒を三木のり平が演じ盛り上げる。

その後、文化勲章なしで、宴席に出ることもならず、ドタバタ喜劇。

ま、のほほんとした天然ボケ学者に扮した笠智衆、その妻で、おおらかなかみさんぶりの淡島千景、また、岩下志麻がデビュー間もなく、娘を演じ頑張っている。(極妻とは大違いの可愛さです)

そのほか、乙葉信子、北林谷栄など脇を固める面々の達者なこと。ピシリと映画を締めています。



まあ、小品ながら、良質のホームドラマで、じんわりと笑わせてくれます。
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