おすすめ度 ☆☆☆☆
原作は、垣谷美雨の同名ベストセラー小説。
冒頭、経済評論家の萩原博子さんの解説で、老後資金は、2000万円でなく4000万円必要と。
平凡な主婦・後藤篤子(天海祐希)、高価のブランドバックを買えないでいる。
そんな中、夫の父の死(葬儀代)、夫の母の介護、娘の結婚式と矢継ぎ早に経費がかさみ、家計はピンチ。
おまけに、夫婦ともに失職。職探しするも、碌な収入にならない。
まさに、踏んだり蹴ったりの窮状。
前半は、まさにおしよせてくる貧困、究極は、夫の母がオレオレ詐欺に引っかかったこと。
後半は、友人の頼みで年金生活者の代理を引き受けたこと。
そして夫の母の生前葬騒ぎ、こうなってくるとコメディの出番で、楽しいダンスパーティーに。
やがて、付きが回ってきて、シェアハウスでの生活が始まる。
作品賞。監督賞、主演女優賞、助演男女優賞に値する出来栄え。