おすすめ度 ☆☆☆
イギリス・アメリカ合作
巨大ハリケーンによりヨットが大破し太平洋を漂流した婚約者カップルの実話を映画化。
１９８３年、タヒチで婚約したばかりのタミーとリチャードは、知人のヨットをサンディエゴまで回航する事を請け負って海に出た。だが、航海の途中、大嵐に遭遇して、ヨットは転覆。その後、何とか姿勢は回復したが、マストは折れ、舵は動かず、リチャードは波に流されてしまった。
数日後、タミーは波に漂うリチャードを発見し、救助するも、彼は大怪我を負い瀕死の状態だった。タミーは帆桁をマスト代わりに小さな帆を張り、海流に乗って、ハワイを目指す事にするのだが……
この映画、嵐の後の大破したヨットの上でひとり絶望するタミーの描写から始まり、漂流の旅の中で、タミーの回想シーンとしてリチャードとの出会いからこれまでが描かれる。
そしてラスト。これは恋愛映画なのだ。
シャイリーン・ウッドリー好演。
おすすめ度 ☆☆☆
「未体験ゾーンの映画たち2024」上映作品。
アフガニスタンから米軍が撤退した2021年、現地に取り残された宣教師一家を救出する任務を遂行するためヘリで向かったシールズ部隊が撃墜され、生き残った兵士はミルコただ一人。一家の生き残りの女の子を見つけ出すが、子供連れの脱出はさらなる危険を帯びていた…。
さて、この米兵が1人で脱出というならよくある話だが、5才の少女がいることで、ハンディキャップとなっているところが面白いところ。
特にクライマックスは少女のために負傷をして、敵に殺される前に救出が現れるかというのはドキドキもの。
おすすめ度 ☆☆☆
ウクライナ映画
「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。
ウクライナ軍の狙撃手として戦う主人公の目を通して、ロシア・ウクライナ戦争を描いた戦争アクション。
狙撃兵 vs 狙撃兵――壮絶な、距離1,500mの対決。実在する伝説的スナイパーの半生を描き、ロシア・ウクライナ戦争の真実をえぐり出す、実話戦争アクション超大作!!
ロシアに蹂躙されるウクライナの状況を描いた映画はあれど、スナイパーの活躍を描くウクライナの戦争映画というのも珍しいのでは。実話らしいが、ロシア兵に妻を殺された銃を扱ったこともない学校教師が、物理の知識も駆使して凄腕のスナイパーになっていくストーリーに報道で知らされるウクライナの状況と重なって緊迫感の続く娯楽作に仕上がっている。
おすすめ度 ☆☆★
ホラー映画好き ☆☆☆
「未体験ゾーンの映画たち2024」上映作品。
SNSで有名インフルエンサーがチャレンジして話題となった都市伝説「エレベーター・ゲーム」を題材に描いたホラー映画。
絶対にやってはいけない】～恐怖の異世界へつながるルール～
① エレベーターに乗り、4?2?6?2?10?5の順番で移動する
② 5Fで目を閉じ、女性が乗ってきても話しかけてはいけない
③ 1Fのボタンを押すと・・・到着した先は異世界？
ルールを破って幽霊に襲われる展開はお約束通り。貞子、伽倻子などJホラー作品の幽霊の外観とハリウッドホラーモンスターらしい攻撃性を持ち合わせたところが特色か。
おすすめ度 ☆☆☆
２０１２製作 ラブシーン豊富 Unext鑑賞
笹峯愛34歳。正に身体を張った濡れ場だが、脱ぐのが遅きに失した感じ。
運命的に出会った女を愛した平凡な男が経験する破滅的な愛と欲望。佐藤正午の同名原作を鮮烈な情愛とバイオレンスで描き出したエロス・ノワール。
魔性の女であったのか、全てを背負って男を助けたのか、謎めいた行動は運命線に導かれる。どちらにしても、曖昧などっちつかずの男に魅力はなく、昭和のメロドラマを観ている感が強い。
おすすめ度 ☆☆☆☆
2015年製作 Unext鑑賞 R15+
先の公開されたこの映画が、現在公開中の「マッドマックス フュリオサ」の後日談になる。
フュリオサを演じるのがシャーリーズセロン。
トム・ハーディ演ずるマックスが重要な役柄を演じている。
ぶっ飛んだ世界観の中で、フュリオサが、故郷を目指すが、そこもぶっ壊れてしまっていた。
凶悪なイモータン・ジョーを倒すことで、今度は英雄として迎えられるフュリオサであった。
現在公開中の「マッドマックス フュリオサ」は、この後日談を合わせて見るとよく理解できる。
両者とも、ぶっ飛んだモーターマシンのアクションに終始し、そのアイデア故に目が離せない。
おすすめ度 ☆☆☆☆ （劇場鑑賞）
PG１２
これは劇場でと早速出かけた。
やはり映画館。その迫力はすごい。
そして、どうしてフュリオサが故郷にこだわり続けるのか、彼女が求めた緑の土地はどんなところだったのか。どうやって孤独の中、自分の力だけで生き延びてきたのか。そうしたバックボーンのすべてが語られていた。クリヘム演じるディメンタスもイモータン・ジョーと並ぶいかれぶりだし、フュリオサが心許したジャックの非業の死も心痛む。その直後のデスロードだったとは・・・本当にすごい世界観だ。
アニャ・テイラー＝ジョイは目で選んだ。ほとんど目だけ。思ったよりカッコよかった。狙撃うまいねー。左腕がなくなるのはわかってるから、ここで失うぞ！と。フュリオサの母ちゃんもカッコよかった。勇ましい。
アクションは相変わらずMAD！
独特の世界観に加えてアクションのアイデアも相変わらずぶっ飛んでいて素晴らしい。特に個人的に好きだったのは中盤のウォータンクまわりのアクション。
パラグライダー？に乗って攻撃するという斬新な乗り物？も面白かったし、ウォータンクをしゃぶり尽くすような攻防戦の数々は大好きな最後の聖戦の戦車アクションを思い出した。
前作と比較するのは野暮、今作に没頭して楽しんでほしい。
おすすめ度 ☆☆☆★
香港映画
ハリウッド映画全盛の香港で、香港映画として初めて興収1億香港ドルを突破し、最終的に1.21億香港ドル（約22億円）の大ヒットを記録した法廷ドラマ。
依頼人に対する弁護士の不誠実な対応のせいで本来なら無実になる事件が禁錮17年を言い渡されてしまい、その名誉挽回のためにセカンドチャンスに賭ける弁護士の姿を描いた法廷ドラマ、一度は情熱を失った弁護士が無実の罪で服役する女性のために死力を尽くして無罪獲得に挑むヒューマンドラマ。
毒舌でどちらかというと斜に構えた主人公が、ある罪のない女性を自分のミスから有罪にしてしまい、悔い改め真っ当となり、巡ってきたリベンジのチャンスに立ち上がるというストーリー。そこには財界の有力者の陰謀が隠されていた。
おすすめ度 ☆☆☆
レディ・ガガ好き ☆☆☆★
Unext鑑賞
レディー・ガガの新コンサート映画『GAGA CHROMATICA BALL』が、5月25日にHBOとMaxで配信されることになり、トレーラーが公開された。
本作は、2022年9月10日にアリーナ・ツアー「Chromatica Ball」（2022年7月19日MLCニュース参照）の一環として行なわれたドジャー・スタジアム公演に焦点をあてたもので、このツアーは、2020年のアルバム『Chromatica』（2020年3月4日MLCニュース）と、ガガのキャリア20周年を記念して開催された。
この公演では、52,000人の観客を前に「Stupid Love」「Bad Romance」「Just Dance」「Poker Face」「Shallow」「Rain on Me」など22曲を披露しており、衣装に重点が置かれたショウには、多数のバックアップ・ダンサーや、ガガの驚異的なショーマンシップがフィーチャーされ、本作の監督とプロデュースもガガ自身が担当している。
歌い踊り、ピアノを弾き、途切れることのない全力疾走にあっけにとられる。
おすすめ度 ☆☆☆★
R15＋
第1次世界大戦後のイギリスを舞台に、名家の子息と孤独なメイドの秘密の恋を描いたラブストーリー。
1924年3月、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りを許される「母の日」の日曜日。しかしニヴン家に仕えるジェーンは孤児院育ちで、帰る家はない。
そんな彼女のもとに、秘密の恋人であるアプリィ家の子息ポールから密会の誘いが届く。幼なじみのエマとの結婚を控えるポールだったが、前祝いの昼食会を前に、屋敷の寝室でジェーンとひと時を過ごす。
貴族社会という厳格なイギリス社会。結婚前夜の貴族と召使。
ふたりの逢瀬は美しく、全裸シーンもアーティスティック。
やがて、ポールの戦死。
ジェーンは、作家に。
