季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の果樹「枸杞(くこ)」

2020-11-25 05:05:16 | 暮らし
人生日訓(534)

「勤労感謝の意味」

もとよえい、私共は世の多くの人々の勤労のお陰で、毎日何不自由

なく生活することができるのである。心から全国の勤労者に感謝し

たい。自分も、又その一人として嬉しく思うのである。殊に農漁村

で」働く、報いられるところの少ない方々に感謝したい。釈迦も口

にする穀物をば「百姓百苦のたまもの」と感謝している。のみなら

ず、私共の毎日の生活を支えて下さる全国の衆生恩に心からの合掌

をしたい気持である。従って、11月23日は、お互いに衆生恩を

感謝し合う日である。ことに勤労に従事していられる方々は正し

い勤労の個人的、社会的意味、物質的、精神的な意味を合わせて

反省すべき日であると思う。

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11月に実のなっている果樹「枸杞(くこ)」

夏から秋にかけて紫色の花が咲き、  そのあとで赤い柔らかい実がなり  食べられる。  (実の赤い色は、干しても   なかなか色落ちしない)  この実を酒や焼酎に漬けて  「クコ酒」にする。 ・薬効   高血圧症、動脈硬化予防 ・薬用部位 葉 ・生薬名 「枸杞葉(くこよう)」 ・薬効   疲労回復、強壮 ・薬用部位 実 ・生薬名 「枸杞子(くこし)」 ・薬効   血糖低下、解熱、強壮 ・薬用部位 根の皮 ・生薬名 「地骨皮(じこっぴ)」  中国と日本では古くは  「沼美久須利(ぬみくすり)」と  呼ばれるなど、薬として有名で、  栽培も盛んだった。 ・枝にはとげあり。  とげが多いところから  生垣としても植えられる。 ・中国名「枸杞」の  音読みが「くこ」。

(季節の花300より)


         

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季節の果樹「烏瓜(からすうり)」

2020-11-24 04:53:17 | 暮らし
人生日訓(533)

「少しでも善いことをしたい」

風で吹き飛ばされた青年の帽子を自転車のあとから拾って渡すのも

いい。電車で席を譲ることも、落とし物を注意して上げることも、

往来に転がっている、ガラスの破片や石片を道端に取り除いて上げ

ることもできる。そんな些細なことなら誰にでも朝飯前の仕事であ

る。これがまた気持ちのいいものである。こうした小善をする癖が

つけば、積り積りいつの間にか大善にもなるのではあるまいか。

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11月に実のなる果樹「烏瓜(からすうり)」

つる性植物。  まわりの木などにからみつく。 ・実が赤くなる品種は  「烏瓜」、  実が黄色くなる品種は  「黄烏瓜(きからすうり)」  という。  (似てるので、ここではまとめて   「烏瓜」ページとしました) ■烏瓜(からすうり)  ・葉っぱは   ややザラザラしていて   角ばった部分が目立つ。  ・つぼみは、先端が丸い。  ・花は夏の日没とともに咲きだし、   翌朝にはしぼむ。  ・「実」は、最初は緑色で   縦じま模様があり、   緑 → だいだい色 → 赤 と   色が変わっていく。 ■黄烏瓜(きからすうり)  ・葉っぱは   烏瓜よりもツヤツヤ。  ・つぼみは、先端がとがる。  ・花は夏の日没とともに咲きだし、   翌日の昼頃まで咲いている。  ・「実」は、最初は濃い緑色で、   だんだん色がうすくなって   黄色に変わっていく。   縦じま模様はない。 ・烏瓜、黄烏瓜のいずれも、  レース模様のある、  白いきれいな花。  白い花のネット状の模様は  雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の  標識になる。  この蛾(ガ)は  烏瓜の花の蜜を吸うが、  私が府中市四谷で  花観察をしているときに、  日没の開花時ちょうどに現れました。  開花タイミングを  待ち構えていたようです。  ブンブン飛び回ってました。 ・薬効   利尿、便秘 ・薬用部位 カラスウリの根 ・生薬名 「王瓜根(おうがこん)」 ・薬効   しもやけ ・薬用部位 カラスウリの実 ・生薬名 「王瓜仁(おうがにん)」 ・薬効   解熱 ・薬用部位 キカラスウリの根 ・生薬名 「栝楼根(かろうこん)、       栝楼仁(かろうにん)」 ・薬効   せきどめ、たんきり ・薬用部位 キカラスウリのタネ ・烏が実を好んで  食べることから「烏瓜」。  ちなみに、  カラスより小さいスズメの名が  ついている実は   沖縄スズメウリ。 ・「烏瓜」の別名    「玉章、玉梓(たまずさ)」    「狐の枕(きつねのまくら)」

(季節の花300より)

  
         

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季節の果物「柿」

2020-11-23 04:49:26 | 暮らし
人生日訓(532)

「行先むかひばかり見て足許を見ねばふみかぶるべきなり」

この対照は面白い。確かに、今日でも、この広い世間には大きく分

けて、この二つの型がある。先ばかり、他人のことばかり、気にし

ているのがあるかと思うと、足許ばかり、自分のことばかりになっ

ている第二種がある。私はこの二つの型で、どちらにもいいところ

は分かるが、その中間を行くところに処世の妙味があるのではなか

ろうか。仏教はやはり、その特色の「中道」をとると思う。どっち

つかずというのではなく、その型のいいところを止揚して行くこと

だと思う。

歳時記

勤労感謝の日

勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日。

1948年に制定されました。終戦までは新嘗祭(にいなめさい)の日。

アメリカの感謝祭(サンクス・ギビング・デー)に相当するものと

されていますが、戦後廃止された新嘗祭を「勤労感謝の日」に改め

うのでしょう。

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11月に実の成っている果樹「柿」

秋の果物。  甘柿(富有、次郎、     江戸一、御所等)、  渋柿(西条、平核無等)  がある。  実の表面に黒い斑点が  ポツポツあるものは  どちらかというと  「甘い」そうだ。 ・・春の若葉は  とてもすばらしい色で、  よく目立つ。 ・葉は”柿の葉のお茶”  としても使われる。 ・花はあまり目立たない。  5月頃に咲く。  花は終わりかけになると  ボトボトッと  音をたてて地面にどんどん落ちる。  その場に居合わせると壮観。  時期はだいたい  5月下旬から6月初め頃。  梅雨の前。  「柿花落」は  その頃の季語だったと思う。  この、花が落っこちてくるようすは  青桐の花も同じ。 ・秋に紅葉する「赤」い葉と  「黄」色の実から、  「赤黄」→ 「あかき」    → 「かき」になった、  という説がある(名前の由来)。 ・「桃(もも)  栗(くり) 3年、   柿(かき) 8年、   梅(うめ)は酸い酸い13年、   柚子(ゆず)は大馬鹿18年、   林檎(りんご)ニコニコ25年」。  実を結ぶ時期のこと。  何事も、時期が来なくてはできない、  というたとえ。  ただし柿は鉢作りなら  3~4年くらいで結実するらしい。 ・英語では  「パーシモン(persimmon)」。  ゴルフのクラブの  ヘッドの材料として  柿の木が使われた時期があった。  (パーシモンヘッド)。  柿の木の前には  「ブナの木」が使われていた。 ・劇場が新築されてから  初めて行われる劇のことを  「柿落とし(こけらおとし)」  という。  この場合の「柿」の字は、  右側の「市」の部分の縦棒が  上から下まで突き抜けている字で、  「こけら」と読み、  「材木のけずりくず」などを  意味する。     新築、改築工事の最後に  足組みなどの  柿(こけら:    材木のけずりくず)を  払い落としたところから。 ・薬効   しゃっくり、げっぷ ・薬用部位 実の「へた」の部分 ・生薬名 「柿蔕(してい)」 ・薬効   止血、やけど ・薬用部位 実の「渋(しぶ)」 ・生薬名 「柿漆(ししつ)」 ・薬効   消化器官の潰瘍出血、       のどの炎症  ・薬用部位 葉 ・生薬名 「柿葉(しよう)」 ・その他の呼び名   柿餅(しぺい)= 干し柿   柿霜(しそう)    = 干し柿に吹いた白い粉 ・「柿食へば   鐘が鳴るなり 法隆寺」    正岡子規  「柿食ふや   遠くかなしき 母の顔」    石田波郷  「おりたちて   今朝の寒さを 驚きぬ   露しとしとと 柿の落葉深く」    伊藤左千夫 

(季節の花300より)

         

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季節の樹木「楓・もみじ」

2020-11-22 04:55:08 | 暮らし
人生日訓(531)

「笑顔で迎える」

わけても客人なら、大口と小口とに拘わらず、貴賤老若を問わず、

大切なお客様として、「和顔愛語」を以てお迎えするということ

は当然のことだし、又、その方が自分も気持ちがいいのではなか

ろうか。相手の人格を平等に尊敬するという気持さえ内心にあれ

ば自然に笑顔で迎えることになる。まず相手を心から尊敬するこ

とが大切である。

歳時記

小雪


11月22日。および大雪までの期間。

太陽黄径240度。立冬から数えて15日目ごろ。 

北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではあり

ません。

雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだ

そうです。

陽射しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類

は黄色く色づいてきます。

次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えて

おきましょう。

歳暮の準備をする目安にも。

※「こゆき」ではなく「しょうせつ」と読みます。お間違いなく

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11月に紅葉する樹木「楓・もみじ」

秋の紅葉(こうよう)が  すばらしい。 ・300種もの園芸品種が  江戸時代から作り出されている。 ・楓(かえで)と  紅葉(もみじ)は  植物分類上は同じだが、   楓のなかで特に  紅葉の美しい種類を  「もみじ」と呼ぶ説がある。  また、盆栽や造園業の世界では、  葉の切れ込みの数、  切れ込み具合によって  両者を呼び分けているらしい。  かえで   → 葉の切れ込み(谷)が浅い  もみじ   → 葉の切れ込み(谷)が深い  英語では  「かえで」「もみじ」とも  「メープル」と呼び、   カナダ産の「かえで」の  樹液からとったものに  「メープルシロップ」がある。    → 砂糖楓 ・葉っぱの数は5枚または7枚。  観察していると、  新枝の先端近くの葉っぱは5枚、  のようです(他は7枚)。 ・楓科の代表種は  「イロハ紅葉(もみじ)」。   葉が”いろはにほへと”の   7つに割れることが   語源らしい。 ・楓(かえで)の語源は  「蛙手(かえるで)」  から転じた。  水かきのように切れ込みの  浅い葉のものを楓という。 ・紅葉(もみじ)の語源は、  秋に赤や黄に変わる様子を  昔、「紅葉づ(もみづ)」  といったことにもとづく。  (色が揉み出ず(もみいず)、   からきたとの説も)。  なお、「イロハ紅葉」の名は、  掌状に5~7裂する葉の先を  「いろはにほへと」と  数えたことから。             ↑ 上へ ・「紅緋(べにひ)」■   → 色 いろいろ へ ・秋深くなると「紅葉狩り」。  秋の風流♪ ・広島県の県花、県の木(もみじ)     → もみじまんじゅう  山梨県の県の木(楓) ・もみじは「椛」、  かえでは「槭」とも書く。 ・「紅葉に鹿」  紅葉に鹿を配した豪華な図柄  → とりあわせの良いものの    たとえ。    他に「梅に鶯(うぐいす)」      「獅子に牡丹」 ・紅枝垂(べにしだれ)の葉っぱは、  秋ではなく、春に色づく。             ↑ 上へ ・「子持山(こもちやま)   若かへるでの   黄葉(もみ)つまで   寝もと吾(わ)は思(も)ふ    汝(な)は何(あ)どか   思(も)ふ」    万葉集   「見わたせば   花も紅葉も なかりけり   浦のとまやの 秋の夕ぐれ」    藤原定家   「奥山に   紅葉ふみわけ 鳴く鹿の   声きく時ぞ 秋はかなしき」    古今集    猿丸太夫(さるまるだゆう)    百人一首(05)  「このたびは   幣(ぬさ)も取りあへず   手向山   紅葉(もみじ)の錦   神のまにまに」    古今集    菅家(かんけ)    百人一首(24)  「山川に   風のかけたる しがらみは   流れもあへぬ   紅葉(もみじ)なりけり」    古今集    春道列樹    (はるみちのつらき)    百人一首(32)  「小倉山   峰のもみじ葉 心あらば   今ひとたびの   みゆき待たなむ」    拾遺集    貞信公(ていしんこう)    百人一首(26)  「嵐吹く   三室の山の もみぢ葉は   龍田(たつた)の川の   錦なりけり」    後拾遺集    能因法師    (のういんほうし)    百人一首(69)  「薄霧の   立ち舞ふ山の もみぢ葉は   さやかならねど   それと見えけり」    新古今和歌集    高倉院御歌   「もみぢ葉は   道もなきまで 散りしきぬ   わが宿を訪ふ   人しなければ」    金槐和歌集 源実朝   「色付くや   豆腐に落ちて 薄紅葉」    松尾芭蕉   ★葉っぱが色づくわけ  <要約>   秋になり日光が弱くなり、   気温が低くなると   (朝の最低気温が5℃前後)、   葉っぱのつけねのところに   壁ができてきて、    葉っぱから枝の方に   養分が流れなくなり、   そのため   赤や黄色に変わっていく。  <こまかい説明>   木々は冬に近づくと、   葉を落とす準備のために   葉と枝との間に   しきり(離層)を作り、   そのため、      葉っぱのところで   光合成でできた糖分は   枝に回らずに     葉の中にたまっていく。   一方、気温が低くなると   葉の緑色の色素   (クロロフィル)   が壊れてきて、   その下に隠れていた   黄色の色素   (カロチノイド)が   表面に出てくる。    公孫樹(いちょう)などが   この種類に該当する。    また、   葉に取り残された糖分は   赤色の色素(アントシアン)   に変わっていき、   それが目立つのが   この楓やモミジなどの   種類である。   公孫樹(いちょう)など     緑(クロロフィル)      → 黄(カロチノイド)   カエデ、モミジなど     緑(クロロフィル)      → 赤(アントシアン)   カエデ、モミジは、   葉にできた糖分が多いほど   葉っぱは    真っ赤に染まるらしいので、   日中は暖かく   夜冷えるような日が   続いた場合は、   そのあと   真っ赤な紅葉が楽しめる。

(季節の花300より)


       

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季節の樹木「公孫樹(いちょう)」

2020-11-21 04:56:42 | 暮らし
人生日訓(530)

「その人を知らんと思はば、その友を見るべし」

さてさて友を選ぶことは、なかなか、難しいのである。蓮如もこ

こで続いて「善人の敵とはなるも、」悪人の友とすることなかれ

と仏典を引用して、言い添えているほどである。「朱に交われば

赤くなる」の道理、いい友人に巡り合うことも、一生の幸福と言

わねばならbぬ、そういう私などが、今日までこうやって、どう

やら、こうやら、間違いなくここまでこれたのもみんな友人の力

だとひそかに感謝している。

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11月に紅葉している樹木「公孫樹(いちょう)」

黄色の紅葉がきれい。  葉っぱは扇形で切れ込みがある。 ・”イチョウ並木” ・中国原産。昔、留学僧が  持ち帰って広まったらしい。 ・「公」は祖父の尊称。  祖父がタネをまいても、  実がなるのは  孫の代になることから「公孫樹」。 ・「銀杏」とも書く。  「銀杏」は唐音で  「インキャウ」と読み、  それが「イキャウ」となり  しだいに「イチョウ」になった。 ・雌株には実がなる。  種子の中身はいわゆる  「ぎんなん」で、食べられる。  中国料理では炒め物やデザートに、  日本では煎ったり  茶碗蒸しの具にして食べる。 ・薬効   せきどめ ・薬用部位 実のタネの部分 ・生薬名 「白果仁(はっかにん)」 ・東京都、神奈川県、  大阪府の県の木(公孫樹) ・「金色の   ちひさき鳥の かたちして   銀杏散るなり 夕日の岡に」    与謝野晶子    (よさのあきこ) 

(季節の花300より)

         

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