季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「庭梅」

2021-03-26 04:31:18 | 暮らし
人生日訓(624)

「好事つねに失い易し」

「いいことをしよう」などという殊勝な了見は、我々凡夫には、

そうそうたびたび起こるものではない。「今日読書しよう」と

思いちゃったら、それが「好日」である。「吉日」である。本

来、日に、時に、好悪と吉凶もあるわけはない。やろうと思い

立った時こそ、逃がしてはならぬ「好日」である。西洋でも、

チャンスの神様には前頭部に毛が生えているだけだから、好機

にめぐり合わせた瞬間に、さっと掴めばよし、うしろの頭には

一本も怪我ないので、チャンスをつかみそこなうものだと教え

ているそうだが、良寛の「好事、つねに、失い易し」の一句は、

さすがに、求道者らしい真剣の心掛けである。

================================

3月かエア咲く花「庭梅」

開花時期は、 3/20 ~ 4/15頃。 ・原産地中国。  かなり昔に日本に渡来。 ・枝に沿ってたくさんの  うすピンク色の花をつける。  庭桜(にわざくら)に  形がよく似ているが  庭桜は八重で  庭梅は一重なので区別できる。  花弁は5つ。 ・花が梅に似ていて、かつ、  庭木として  よく植えられていたことから、  この名前になったらしい。 ・7月頃に、  ふよふよの丸い実がなる。  食べられるらしい。  「ゆすらうめ」の実に  よく似ている。  「ゆすらうめ」の方が  早く実がなる(6月頃から)。 ・「夏まけて   咲きたる唐棣花(はねず)   久方の 雨うち降らば   移ろひなむか」  (「唐棣花」は庭梅の古名)    万葉集    大伴家持    (おおとものやかもち)  「思はじと   言ひてしものを   はねず色の   移ろひやすき   吾(わ)が心かも」    万葉集    大伴坂上郎女    (おおともの     さかのうえのいらつめ)

(花図鑑より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の花「十月桜」

2021-03-25 04:55:34 | 暮らし
人生日訓(623)

「前進の目標(彼岸)」

前進の目標が明示された店舗に働く社員は生き生きとしている。

ただ月給のために入社したのではない。俸給だけのために毎日

通勤しているのではない。そこにはもっと高い生活哲学が動い

ているわけである。それは自分の成長と社会への奉仕という精

神的なものである。自分は毎日一歩でも前進し、向上している

のだと思うときに、人間は生きる喜びを感じるのである。この

気分が社内に。お客様に跳ね返ってくるのである。

===============================

3月から咲く花「十月桜」

十月桜の開花時期は、        10/20 ~ 翌 1/10頃。  (二度咲き→ 3/20 ~ 4/10頃)。 ・花弁は白、または、うすピンク色。 ・十月桜は、全体のつぼみの3分の1が  10月頃から咲き  (開花ピークは11月)、  残りの3分の2は春に咲く。  1年に2回楽しめる。  春の花のほうが少し大きいらしい。  秋や冬に、  「季節はずれに桜が咲いてるな」  というときは  この十月桜であることが多い。 ・同様に、  秋から冬にかけて咲く桜に  「冬桜」がある。   (上記「写真集」に掲載)  「十月桜」と「冬桜」は似ていて、  「十月桜」の花びらはやや細めで、    八重のものもあり、  「冬桜」の花びらは太めで、5枚。  (両方並んでたら区別は難しそう・・)。  群馬県藤岡市鬼石(おにし)に  冬桜の名所がある。  十月桜も含めて、  秋から冬にかけて咲く桜のことを  総称して「冬桜」と  呼ぶこともある。  ので、当サイトでは  十月桜と冬桜を同じページにしました。 ・秋冬に咲く「桜」には  子福桜(こぶくざくら) もある。

(花図鑑より)
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の花「片栗」

2021-03-24 04:31:17 | 暮らし
人生日訓(622)

「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」

過去を振り返りみずして現代を語ることは不可能でさえありは

しまいか。こうした見方によってのみ、孔子が「以て師たるべ

し」と、教師の資格をn要求した二つの要素が一枚にまとまる

のではないかと思う。教育者に読んでほしい句である。

ウォーキングの思い出



==========================

3月かエア咲く花「片栗」

開花時期は、 3/20 ~ 4/10頃。 ・山地に生える  (場所によっては群生する)。 ・ピンク色の花が下向きに咲く。  花は陽のあたるときのみ開く。  くもった寒い日や雨の日は  開花しにくいが  曇ってても  温度が高めだと開花する。  なかなかデリケートな花です。 ・種子が地中に入ってから  平均8年目で  ようやく2枚の葉を出して開花。 ・樹冠が緑の葉に覆われる前の  (3、4月の)わずかな日光を  利用して花を咲かせ、  花のあと、  5月頃に葉も枯れたあとは  ずっと次の年の3月頃まで、  球根のまま休眠する  (地面からは消える)。  (1年のうちの10ヶ月の間は   地中で過ごす)。  このように、早春、  他の花に先がけて花を咲かせ、  逆にまわりの木々や草が  すっかり緑になる季節になると  地上から全く  姿を消してしまう植物のことを  ヨーロッパでは  「スプリング・エフェメラル    ”春のはかない命”」や  「エフェメラルプラント    ”短命植物”」と  呼んでいる  (エフェメラとは   「かげろう」のこと)。 (節分草(せつぶんそう)も同じ) ・昔は、球根から  ”片栗粉”(かたくりこ)を  採っていたが、  今は8割がじゃがいも、  2割がさつまいもの  でんぷんからつくられている。  「片栗」の本物の「片栗粉」は  薬局で売っている。  片栗粉は消化がよく上質なので  漢方薬として  病後の滋養用に使われ、  江戸時代の本には  「病人飲食が進みがたく至りて   危篤の症になると   カタクリという葛粉のごとく   なるものを   湯にたてて飲ましむ」と  書かれた。 ・薬効   胃腸炎 ・薬用部位 鱗茎 ・生薬名    「片栗澱粉(かたくりでんぷん)」 ・「片栗」の漢字は、  食用にする根の鱗片が  栗の片割れに似ていることから  あてられた。 ・古名は  「傾籠(かたかご)」。  籠を傾けたようにして  咲くところから。  それがしだいに  「かたくり」となった。  また「かたかご」は  「片葉鹿子(かたはかのこ)」の  意味もある   → 育ってしばらくは    片葉(一枚葉)で、    葉に鹿子模様の斑点    があることから。 ・英名は  「Dog tooth violet」   (犬の歯の”すみれ”)    → たしかに似てる♪ ・「もののふの   八十(やそ)少女らが   くみまがふ    寺井の上の   堅香子(かたかご)の花」    万葉集    大伴家持    (おおとものやかもち)

(花図鑑より)
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の花「桃」

2021-03-23 04:45:37 | 暮らし
人生日訓(622)

「感謝の心で生きる」

今日やっている仕事一つにしてからが、自分一人で生きてきた

つもりではあるが、皆多くの人々の力でここまで生かされてき

たのである。こうした反省をしてみると、文句など一つも言え

た義理ではない。忘恩の自分にほとほと恥じ入る次第である。

こうしたぎりぎりの自分の気持ちを絞り上げてくると、何だか

急に、どんあ困難欠乏の時でも、奮い立てるような勇気が内心

に起こってくるのを感ずるものである。こうした生きて居るこ

とについて感謝の心を持てるということは人間の幸福の出発で

はなかろうか、

===================================

3月から咲く花「桃」

開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。 ・中国原産で、  奈良時代に、梅とともに  中国から渡来したといわれる。 ・漢名の「杏子」の唐音から  「あんず」となった、  または、  「甘酢梅(あますうめ)」  が変化して   「あんず」になったとも。 ・ピンク色の花は桜によく似ている。  白っぽい花もある。  花びらを支える部分は赤色。  いずれも、開花は   桜 より少し早いようだ。  幹の部分は桜と同じく  横向きの線が入る。  また、「豊後梅(ぶんごうめ)」は  梅と杏の中間種らしく、  杏と豊後梅は、そっくり♪。  (名前の看板がないと   なかなか区別できません) ・「杏(あんず)色」■   → 色 いろいろ へ ・実(み)は食べられる。  ”アプリコット”。  すっぱくて、あまり甘くないが、  柔らかい。6月頃熟す。  外見上は桃(もも)の実と  そっくりだが、  桃よりだいぶ小さい。 ・薬効   冷え性、低血圧 ・薬用部位 実 ・生薬名 「杏仁(きょうにん)」 ・実のタネの中の核の部分を  「杏仁(きょうにん)」と呼び、  生薬として使われる。  桃(もも)のタネの  「桃仁(とうにん)」に  よく似ている。  また、「杏仁」は  「あんにん」とも呼び、  「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」で  おなじみ♪。  でも、杏仁豆腐は、実際には、  この杏仁とよく似ている  「アーモンド」の実を  使っていることが多いようだ。  (アーモンドエッセンス) ・長野県千曲市  (旧「更埴市」。長野市の南)に   「あんずの里」があり、  毎年4月上旬~中旬頃   観光客で賑わう。 ・シリアの国花。 ・「杏一益、梨二益、カリン百益」の  言い伝えが中国にある。 ★<杏林(きょうりん)>の故事         「神仙伝」  中国古代、呉の国に  董奉(とうほう)という   仁医がいて、  貧乏人からは治療代金をとらず、  かわりに症状の軽い患者には  杏を一株、     重病者には杏を五株植えさせた。  数年にして  家のまわりに杏の林ができた。  それ以来、  「杏林」は医者の尊称となった。        (いいお話♪) ・「杏あまさうな人は   睡(ね)むさうな」    室生犀星

(季節の花300より)

 
         

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の花「柃 (ひさかき)」

2021-03-22 04:34:14 | 暮らし
人生日訓(621)

「近い者よろこべば遠き者きたる」

店の評判、信用だってその通りで、人気は先ず膝許から起こって、

追々と口片口へと外へと広がってゆくのである。足許から評判が

崩れて行くようでは、それは、喰わせものである。このことは今

日の言葉で言えば、輿論がどうやって、どういう順序で起こって

くるのかという社会心理のあつかい方であって、昔と今、政治と

経済著では、多少の違いがあろうけれども、先ず手近の人々を悦

服させることの必要性、また、難しさを述べたものであろう。

==============================

3月から咲く花「柃 (ひさかき)」

・開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。 ・白い小さな目立たない花を  枝に沿って咲かせる。  ちょっときつめの匂い。 ・秋に黒い実になる。 ・”榊(さかき)”のかわりとして  神棚に飾られることが多い。  葉のふちは、榊は丸く、  ひさかきは少しギザギザがある。 ・「浜ひさかき」のようには  葉っぱは外側には反りかえらない。

(季節の花300より)

         

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする