日限山中学校の南辺の道から小菅ヶ谷北公園の方を見ると、小高い所で人々がテニスをやっているのがよく見えます。日限山テニスカレッジです。
舞岡公園正門前の道を本郷台の方向に下がっていくと坂道の途中に左折する道があります。これは久遠寺上永谷墓苑に行く道で私道です。この私道を100mぐらい上り詰めると墓地に出ます。公道からのアプローチは墓苑の私道を利用させてもらっているようです。
公道から久遠寺上永谷墓苑に行く道の門の脇にある立て看板
墓地の右手の小高いところにテニスコートが二面あります。コートは「オムニコート」と呼ばれる目の細かい人工芝の表面に砂をまいたもので、適度な軟らかさとすぐれた平面性をもっています。
日限山テニスカレッジのコート 左側にもう一面あります。
日限山テニスカレッジは京急ニュータウンが高級住宅地であることを示すためにできたような付随施設で、昔は日限山公園の西の方にありました。この辺りは昔はスポーツセンターのような地域になっており、プールもありました。今はプールはなく、テニスカレッジは久遠寺上永谷墓苑の隣りに引っ越しました。今は上永谷町にありますが、日限山という冠名は変えていません。新しくカレッジに入った人は、上永谷町にあるのに日限山は変と思うようです。
テニスコートの近くの休憩所の外に大坂なおみさんの写真を使ったポスターがはってありますから、世界大会に出場できるような選手を育てる意気込みをもったカレッジなのでしょう。猛暑でも皆さんよく練習しています。子供教室もあります。日限山4丁目に住んでいる人でこのカレッジで練習している人もいます。
日限山テニスカレッジから日限山中学校を見た写真 間の橋は都市計画道路横浜藤沢線をまたぎ、都市計画道路とバス停京急ニュータウン方向を結ぶ橋で未完成。左手が舞岡公園南端部
なお、久遠寺上永谷墓苑は緑に囲まれ、日限山中学校南辺の道からは見えません。普通の墓石が林立する普通の墓地です。お墓だけの墓地で寺院と隣接していないので忘れ去られそうな雰囲気の墓地です。墓石がない雑草が生い茂った区画が残っています。
久遠寺上永谷墓苑も日限山テニスカレッジも、市街化調整区域である上永谷町開発長期計画にちゃんと組み込まれてできた訳ではないので、虫食いの穴のような不調和を感じます。