記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

作り手が見える安心感

2017年04月27日 23時27分20秒 | Weblog
この間実家に帰った時のこと
近くに新しい回転寿司が出来たようで、いつみても車が並んでいて人気らしい。一度行ってみようという事になった

明る過ぎるくらいの店内に入ると、いつも元気良く声を張り上げる板前さんが一人もいない
回転寿司だったはずだけど、お寿司は回転していない。テーブルがびっしり並んでいるだけ。実に違和感厨房もどこにあるのか不明

受付のお姉さんに「〇〇テーブルにどうぞ」と言われてテーブル番号の書かれた伝票を受け取った。席には案内しないシステムらしい。

壁に貼られた店内の配置図を確認して、指定のテーブルについた。タッチパネルで注文するシステムなのだと、この時理解した。
親は全くのお手上げ状態なので、タッチパネルのそばに私が座った。

まずは、中トロの味を試してみよう
ところが、タッチパネルで中トロを探すも見つからない
「中トロないよ」と私が言うと、「寿司屋で無いわけないだろう!」と笑って言う親
だが、いくら探しても無いのだ。当然のごとく、大トロなんて以ての外

とりあえず、鉄火巻きとマグロだけを頼んだ
新幹線みたいな車両?にのったマグロが高速でやってきて、テーブル横で急停止した。そのマグロの色を見て私は新たに注文する気を失った

結局、早々に見切りをつけ、行き慣れている銚子丸で、それぞれいつものように好きなネタを食べた

最近はこういうシステムが人気なのかな?
申し訳ないが、私は馴染めない
なぜって作り手が見えない不安があるからだ。
特に、握るお寿司の場合は、誰がつくっているのか解らないものを何の疑いもなく口に入れるなんて怖くて出来ない。
まあ、このお店の場合、ロボットかもしれないけどね

先日、イタリアンのお店でランチを頂いた。
初めてのお店だ。
まず、席に通された時点でテーブルセッティングの美しさに感動し、メニューの細かな説明、食べ方のアドバイスなどを受け、わくわく感が倍増。どのメニューも美しく、美味しくて大満足だった最後、お会計が終わりコートを羽織っている時、私たちに向かって、「本日担当しましたシェフでございます」と、厨房から出てきたシェフを紹介してくれた。

この方が作ってくれたんだ!!意外と若い人だったんだね
きちんとご挨拶してくれたことで、より一層印象深くなる

どんな人が作っているのかが解ると、より満足感が増すのは私だけ

余談
今日、レストランの予約で利用しているとあるサイトから、アンケートメールが来た
内容はレストランなどで、今後ハイテクが利用できるとしたら、何を望むか?といった内容だった。タッチパネルでの注文の是非を問う項目もあった。

そもそも、食事をいただく場でハイテクは望んでいない


このお皿の色、大好きです。



国産牛トリッパのトマト煮込みとスカモルツァチーズのオーブン焼き

サルディーニャ産カラスミと本日の魚介のスパゲッティ

青森県産鴨のラグーで和えたタリアッテレ

本日の鮮魚のポワレ タイム風味のレモンソース

カモミールのジェラートとブランマンジェ
夏らしい鮮やかな色合い

食後のコーヒーと一緒にいただくお菓子

ラストリカート

コメント
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