記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

撮影会

2008年10月30日 20時51分24秒 | Weblog

昨日は会社の一室をスタジオと化して、大撮影会を行った。
というと大袈裟だが、トータル25人程のポートレートを撮った。初めて会う方が8割を占めていたから撮影中のトークが苦手な私は体力消耗してしまった。一人一人の間隔が思いの外短く感じてしまった。つまり納得いく写真が撮れていなければ次に進みたくないからだ。
トークが苦手なのは、自分をさらけ出さなければ、相手も心を開かないと思うから。愛想笑いはいらない。素の笑顔がほしい。
となると私から裸にならなければならないのだ。しかもいい話なんて誰も聞きたくない。失敗談、何かしらためになる話。
いやいや、人物撮影のカメラマンはすごいと思う。私はまだまヒヨッコだと改めて知った一日だった。

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ドジまるこ復活!

2008年10月27日 20時31分33秒 | Weblog

私、ただ今自宅とは正反対の久里浜に向かっております。お出かけなんて優雅なものではありません。
今朝、三脚を網棚に置き忘れて来たのだ。
明日必要だからと余裕を持ってしたことが反ってアダになった。社に着いてから4時間後に気付き狼狽したしかしここは冷静に。乗車した電車の行き先と時刻、乗車位置、三脚の大きさとケースに書かれたロゴを正確にメモして、警視庁遺失物センターに問い合わせた。なかなかかからない。私のほかにもドジまることドジまるおがいるようだ
埒(らち)があかないので違う番号に連絡したら丁寧に調べてくれた。久里浜にそれらしき荷物があると言う。
詳しく調べてもらい確かに私の三脚に違いないと判明。無事に保護されていた。ありがたい。というわけだ。
久里浜まで来るのは初めてである。昼間なら車窓を楽しむことが出来るが夜なのでどこも同じに見える。栄えた場所か郊外か位しか区別がつかない。
やっと終点久里浜です。
無事に私の元に帰ってきました。
今日もそうだったが網棚に乗せる瞬間、もう一人の私がささやく。「いいの?そんなところに乗せて。また忘れるよ!」って。だから私は「大丈夫だって」と心の中で答えた。その結果がこれである。
経験上一度過ちをおかしたことは、もう一人の私が囁く。そんな声が聞こえたときは素直に従うべきなのだ。


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昭和風

2008年10月26日 21時28分34秒 | Weblog

一昨日は友人に連れられて旅仲間の会、旅ジャーナリスト会議に飛び入り参加した。
みんな旅が大好きで、熱く語る人ばかりだ。
会長さんの自宅兼事務所は、昭和の趣きがあり懐かしく感じた。私が昭和風と言ったので、会員の方が「平成風が解らないから昭和風が理解出来ない」と言った。そういわれると何をもって昭和風と言ったのか自分でも解らなかった。感覚で得たものを理論づけずに発する性格はいまだに治らない。
帰宅して自分の部屋の電気を点けて一目瞭然!
ふすまや障子の存在だった。子供の頃の家は和室でなくても襖がありかくれんぼになる押し入れがあった。中央に紺色の帯が入り、松や梅などの花の墨絵が描かれている。そして障子もあった。それから私が使っていたような勉強机が並んでいる。幼いころに見てきた情景と似ているから居心地がよいのだ。
人は、ふと過去に触れたくなるものだ。
皆さんとお話をしながら、心は子供時代に戻っていた。


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覚醒のヒント

2008年10月22日 19時50分41秒 | Weblog

昨夜のガイアの夜明けを見ただろうか?
嗅覚を利用して様々なビジネスが展開されているという内容だ。
シームスという会社の社長は実の姉を癌で亡くしている。その姉のそばで強く感じた事は体臭の変化であった。癌に侵されると、代謝に伴って発せられる身体のにおい、呼気のにおいが変わるのだそう。そこに着目した社長は癌の早期発見に役立てないかと考えた。実験で早期乳癌患者の呼気を感知する装置の開発も行っている。つまり病院に行く前の検診で利用出来たら女性にとってはこれほどうれしいものはない。だって息を吐くだけ!マンモグラフィや触診も出来れば避けたい。

シームスは視覚、聴覚障害を持つ方の為に開発を勧めている。現在聴覚障害者は35万人いるという。今回新たにワサビで危険を知らせる実験を行った。実際に聴覚障害の方に協力していただき脳波や心電図を測る。実際に睡眠状態に入ったところでワサビの香りを放出させた。するとほどなく脳波に変化が現れた。 ワサビ臭放出 20秒後に確実に覚醒したのである。被験者は初めわさびのにおいに気付き次第に喉が痛くなったと言っていた。しかし効果はてきめんだ。ワサビは抗菌効果があり人体には影響のないもの。健常者でも同様の実験を行った。聴覚障害者の方が覚醒する迄の時間が早いという結果だった。

子供の時に飼っていた犬が眠り込んでいるとき、焼いたお肉を鼻先にもっていったことがある。すると目は閉じているものの、鼻がひくひく動き出し、そしてぱっちり目が開いた!そしてパクリと。
なんだかよくわからないが美味しいものが頂けましたといった顔
犬も同じ、睡眠中でも臭気刺激に反応するのだ。
危険を察知するための本能なのだろう。
臭気警報機の実現は来年の春。
昨日 ある映画館で変わった趣向が試された 。映画上映中にチョコレートの香りを充満させたのだ。観客の感想は上々だった。甘い香りは危険の察知には向かない。においに身体は反応しても、例えば覚醒までは作用せず美味しいケーキを食べている夢に変わりそうだ。今度甥っ子で実験してみよう!


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お国の違い

2008年10月21日 22時59分07秒 | Weblog

パリのメトロでは、いわゆる物乞いをする方が乗車している事がある。
このあいだも二度ほど出くわした。大きな声で、"今日食べる物を買うだけのお金を1ユーロ下さい"と言いながら、無視する乗客の間を手を差し出し車内を歩き回る。誰もあげる人なんかいないと思っていると、いるんです。二人くらいは。私は一度もあげたことはない。小銭を上着のポッケに入れる習慣ないし、メトロ内でお財布を広げるなんて以っての外。どこにスリが待ち構えているかわからない。だから基本目をあわせないこと。どんなに接近されてもあらぬ方向を凝視するか携帯メールに夢中になるか!それよりも、今回のプチバカンスでは、カード事件で私が物乞いしたいくらいだった
しかしよくよく見ると、この物乞いの方、よく太っている。身なりもそこそこと言った感じ。なおさらわざとらしい。年齢は50才近く、女性である。
観察していると、隣の車両に入って行った。車両は繋がっていないので駅に着いたらいったん下車しなければならない。走行中隣の車両への移動が出来ないのだ。しかし、街角で座り込んで物乞いをするよりは、確立が高そうだ。だって座っている乗客は逃げ場がないからだ。あからさまに拒絶反応を示さない限り、確実に自分の胸の前に手を差し出されるからだ。
車内でのもう一つの違いは、RATP (パリ市交通公団) 公認のミュージシャンが生演奏をはじめること。
La vie en rose ラヴィアンローズ のようなゆったりとした音楽ならいいが、なんだか騒々しい曲を歌われると迷惑と感じるときもある。以前片頭痛でしんどかった時に、メトロが走り出した途端アコーディオンを背負った4人の陽気なおじさんたちが歌いだした。頭に直接響いて殺されるかと思った。さっきも言ったけど隣の車両には移れない。ほんの一駅だけの5分足らずだが
とても辛い5分だった。

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帰国したらやはり戴きたい

2008年10月19日 23時07分59秒 | Weblog
友人と飯田橋で待ち合わせ。
銀座のレストランに行く予定だったが土曜休みになったので急遽神楽坂の鳥茶屋に変更。
友人ははじめてだ。
うどんすきが売りの店なのでうどんすきと、昼限定親子丼を頼んだ。友人もぷりっぷりの鳥肉に感激していた。うどんすきのうどんは山梨のほうとう並に分厚い。これがウレシイ。そして金色のい~いだしが出ている。
ふたりして底スレスレまでれんげですくって戴いた。
店を出て更に坂を上がっていく。ドイツパンの店BACKERでザワークラウトとクルミとオレンジのパンを購入。明日の朝ご飯だ。しばらくして坂を下りカナルカフェで休むことにした。ここは水面に浮かんでいるような開放感が得られる。多少曇り空に変わっていたが、気持ちがいい。さくらの時期は行列ができる。
デッキの先端では木琴やシンセサイザーを使った演奏が始まった。懐かしいラバンバやリトルマーメイド、涙そうそう、etc.しかし近すぎてお互いの声が聞き取れずなんども聞き返した。

神楽坂はパリと同じ形状の石畳があり、プチパリを感じさせるやさしい町。かねてから海が見える家にいつか住みたいと思っているが、ここ神楽坂でも暮らしてみたい。




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シンガポール空港

2008年10月19日 18時35分41秒 | Weblog
49時間も空港に閉じ込められればシンガポール空港の達人だ。
化粧室の個室で目覚めた私はシンガポール出国手続きを済ませ早速空港内を探検。端から端まで歩いてみる。免税店、ネットエリア、カフェ、フードコート、郵便局、仮眠ルーム、映画室、屋上にはひまわりが満開。プールは残念ながら工事中。でもかなり遊べそう!そしてなにより1番楽しかったのはフリーツアー。乗り継ぎまでの時間が長い人の為にシンガポール市内のフリーツアーがいくつか用意されているのだ。時間が有り余っている私は2回も利用させてもらった。しかも全く同じコース。(ひつこい?)シンガポールと言ったらマーライオンしか思い浮かばない。だから市内をまわり最後に船に乗ってマーライオンを見る事が出来るツアーを選んだ。出発時間までの間を利用して、ネットで満席と言われたトランジットホテルに行ってみた。今夜シングル一部屋あいてますかと恐る恐る聞くと、当たり前のように空いてるとの答えが返って来た。なんだ、よかった。今晩は化粧室で一夜を明かさずに済む。フリーツアー出発時間が来てバスに乗り込み出発。マーライオンは横顔しか雑誌で見たことがなかったが、正面はなんだか猫かタヌキみたいな顔をしていて迫力に欠けていた。船での周遊は本当に気持ち良かった。
念のため、立派な船ではない。ボートよりは大きく、木で出来た船だ。そこがまたいいのだ。ネットエリアはいくつかあり、一人5分間無料で使用出来る。つまり5分すぎると初めの画面に戻る仕組み。ただし、中には馬鹿になっているパソコンがある。私の調査では2台あることが判明。5分なんてあっと言う間だ。当然ながら日本語変換がないのでローマ字書きは書きにくく、読みやすくスペースを開けるからなおさら時間がかかる。だからこの馬鹿になったパソコンに並ぶのだ。成田を発つ数日前にMSNのHot mailに登録したので確認の意味で友人達にメールを送った。映画室で見た映画はあまり面白くなかったので途中寝てしまったが、周りを見たらみんな船を漕いでいた。なんだかんだ有意義な時間を過ごせた。まあ6時間くらいの空きなら最高に充実できると思う。シンガポール航空で乗り継ぎ時間が長くても心配ご無用です。

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貴重?な体験

2008年10月17日 23時11分37秒 | Weblog
パリに留学が決まった3年前の話。
希望の出発日になかなか飛行機のチケットがとれず、キャンセル待ちをし、やっとのことで取れたチケットはシンガポール航空だった。ただし、乗り継ぎ時間が49時間
旅行会社の人が、市内のホテルに泊まるか或いは空港内にあるトランジットホテルも利用できるというのであまり深刻に考えていなかった。とにかく早くチケットを手にしたかった。
トランジットホテルに日本からネットで問い合わせをしてみると、希望日は満室との回答。
かといって空港を離れて慣れない市内のホテルに泊まるのも不安だ。シンガポールはまだ歩いたことがない。
不安が募ったが、「なんとかなるさ!」と自分に言い聞かせ日本を発った。
シンガポールには夜遅くに到着した。
空港内も私が最後の便だったのか、消灯し始めていた。ここで私は大きな間違いをおかしてしまった。
シンガポールに入国してしまったのだ。トランジットホテルは空港内にある。気付いた時は既に遅し。同じ建物であっても、トランジットホテルのあるエリアには行けないのだ。
慌ててパスポートとチケットを見せ説明したが、すでに受付が閉鎖してしまい、明日の5時にならないと開かないと言われてしまった。がーん。夜12時を過ぎてシンガポール市内のホテルを探すなんて無茶だ。
途方にくれた。初めの2時間。こんな私みたいな人の為?に営業しているカフェに入った。苦いコーヒーをすすり、これから朝までどこで過ごすかを考えた。そうそう、シンガポールに入国手続きをした私は重いスーツケースと一緒。身軽とは言えない。
答えが見つからないまま、このカフェも閉店時間を迎え追い出された。
しばらく横に並んだ椅子に座り本を読むことにした。男の人は何人か椅子で爆睡している。同じように曝睡は出来ない。
途中化粧室を訪れた。スーツケースを運ぶカートを引き連れて個室へ。空港のお手洗いはスーツケースと一緒に入れるように比較的広くて綺麗だ。さすがにこんな真夜中だから誰もいない。じつに静かな空間。
用をすますとまたさっき座っていた椅子にすわり徹夜の覚悟を決めた。  いや待てよ、化粧室が1番安全なんじゃない?
と妙案を思いついた!
またまたカートを引きずり化粧室に入った。そして鍵を閉める。
ほら!安全地帯よ!!!なんて私って頭がいいんだろう!!!
安心したら急に眠くなってきた。
結局便座の蓋を閉め、その上に腰掛け、スーツケースにもたれるように寝てしまった。
この話を今回のパリ旅行の行きの飛行機で友達になったYちゃんとR君に言ったら、感動された!
「凄すぎる!!」って!でも、イイ話を聞いたと!
こんなドジな私の体験だけど、トライしてみる価値大です

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最後の朝

2008年10月16日 07時51分37秒 | Weblog
もう帰らなければならない。最後の朝は行きよりも重くなったスーツケースを引きずりメトロに乗った。ちいさな駅だとエスカレーターがないので重いスーツケースは辛い。しかし乗り遅れるわけにも行かないから最後の力を振り絞って階段を登る。普段使わない筋肉を使うからこの時点で汗びっしょり。手も真っ赤っか
シャルルドゴールエトワール(凱旋門)から空港行のエールフランスバスに乗る。片道14ユーロ。オペラからはロワシーバスが出ている。こちらのほうが多少安いが慣れているエールフランスバスで行く。こちらのバスの方がきれいだ。メトロで空港に向かったことは一度もない。危険だからだ。タクシーだと乗る場所にも寄るがだいたい40ユーロかかる。高すぎる。
無事に空港に着いた頃には朝日が眩しかった。
あいにく私の便、ロンドンヒースロー行き309便は遅れていた。チェックイン前に電光掲示版を見ているが一時間まえを過ぎても搭乗口が明示されない。このまま掲示版に出るのを待つのも不安になり、スーツケースを引きずりながら奥のカウンターに向かった。eチケットだったことをすっかり忘れていた奥に行くと英国航空のカウンターが出てきた。プリントアウトしたeチケットを見せるとカウンターの向かいにある機械でチケットを発行してくださいと言われた。海外で自分で発行するのは初めてだったが、すんなり自分の名前の書かれたチケットを手にすることが出来た。荷物を一刻も早く預けたい。だが便が遅れているせいでチェックインカウンターはざわついている。
今迄荷物が届かなかった事はないが、便が遅れたりすると不安になる。
結局パリの空港の免税店を楽しむ時間はなくなっていた。
約1時間半ほど遅れてパリを発った。ロンドンに到着間近、機内放送でNARITAという単語が耳に飛び込んだ。前後を全く聞いてないから、聞き間違いだろうと思ったらロンドン発成田行きが既に出てしまったというのだ。日本に向う方は新たにチケットを取る手続きをしてくださいというアナウンスだったのだ。困った事になった。ロンドンの英国航空のカウンタ-は大混雑。
無事帰れるかしら?
しかし数時間差で次の便が取れた。少し時間が空いたので免税店を探検!
この旅行最後の自分へのお土産はMACの口紅ここの口紅はなぜか甘い香りがするから好き。比較的お手頃だし、色のバリエも豊富!!
ああ、こんどは1ヶ月くらいパリに滞在したい



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不思議な日本人

2008年10月16日 00時11分41秒 | Weblog
パリに住んでいると思われる日本人は少々くせ者が多い。
街を歩いていて向かいから明らかに日本人とわかるとき、笑顔を向けようとするが、目が合うやいなや、そっぽを向かれる。えっ???なんで?!
すごく感じ悪い。別に話かけるわけじゃないし、同郷のよしみの挨拶を交わすだけなのに。
さびしいねぇ!
私も個人主義なパリが大好きだけど、そこまで徹底しなくても。
だから淋しい思いを引きずらないように私も相手が気付く前に目を合わせないようになった。あらぬ方向を向き続けるのだ!!
馬鹿みたいだけどね。

三日目のお昼は大好きなファラフェルをマレ地区へ食べに行った。いつもテイクアウトにして近くの公園で友人と食べるが、今回初めてレストランの中で食べることにした。隣り合わせには日本人の女性二人が座っていた。テーブルがくっつきそうな感じだから、つんっと澄ましてるのもつまらないので思わず話かけた。Sさんはリヨンでパティシエとして来月から働くとのこと。Dさんは以前同僚だったSさんに会いに来て一緒に観光を楽しんでいるとのことだった。パリのおいしい和食の店うさぎ、ラーメンやの北海道さん、お互いの情報を交換した。レストランの中で思いっきり日本語が飛び交う中、ファラフェルスペシャルが来た。
量がテイクアウトの倍はある。しかもお皿に具だけ盛られている。包むパンは別に小皿に2枚はいっている。手巻き寿司みたいに自分で作るのだ。初めは面白くてパンに具を入れながらぱくついたが、さすがに半分ほど食べるとパンに飽きてきた。
具のソースがちょっぴりビネガーが効いているので具だけを食べた。ひよこ豆のコロッケも完食。さすがにお腹が膨れあがった。レストランを出てふたりと別れた後、苦しいお腹を抱えて、姉に頼まれている紅茶の店、マリアージュフレールへ。
マルコポーロを缶で欲しいという注文だ。100グラム入りを二個。
早速お店に入り缶を探した。デザインの異なる缶がいっぱいある。缶には11ユーロと札がついている。缶だけで11ユーロ!?
高い缶だ。まあ紅茶の老舗だし仕方ないかあと思い、マルコポーロ200グラムをまず注文。真っ白なスーツを着たイケメン店員は笑顔で茶葉をすくいパックに詰めた。詰め終わった頃を見計らい、今度は缶を二つちょうだいとお願いした。このときdeux boites s'il vous plait !と言ったつもりが、"deux cents boites"と言っていた。はじめにdeux cents grammes S.V.Pと言ったからだ。
これは200個の缶を下さいと言っているのだ。さすがにイケメン店員もバカウケしていた。慌ててnon non,deux boites S.V.P!と言い直した。

Ah d'accord!
と笑いをこらえながら答えた店員は隣にいる同僚にもdeux cents boites!!と話しうけまくっていた。
なんとか頼まれたお土産は手に入れる事が出来た。これで安心して帰国できる。実はこの紅茶やさん、銀座三越にある。パリでわざわざ買わなくてもと思ったが、やはりパリのほうが安かった。100グラム1600円ほど。銀座だと2500円。
旅の恥は掻き捨てである

紅茶屋さん(日本茶も人気のようです)

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