今月初めに見つけたイタリアドラマ、「パラディーゾ〜恋する百貨店」は、イタリアミラノを舞台に繰り広げられる恋愛、ヒューマンドラマ。
なによりも、ミラノの街並みがたくさん映るのが嬉しい当時のファッションも楽しめる。
調べてみたら、エミール・ゾラの小説をモチーフとして、世界26カ国で配信されている超人気イタリアドラマだった
LaLa TVで今年の4月からシーズン2まで放送されていたようだが、私はHuluで見ている。同じくシーズン2までしか見られないが、本国イタリアでは、シーズン5まで進んでいるそう
すでに、シーズン2の「まさか」のラストを視聴済みだが、今日から2回目を見始めた
映画もそうだけどドラマも、登場人物の背景を理解した上で再度見ると、余裕があるせいか画面の隅々まで観察することができる
改めて発見することも少なくなくて、結構2回目3回目と見てしまう
図書館で、エミール・ゾラの原本「ボヌール・デ・ダム百貨店」を借りてきた
恥ずかしながら、彼の本は初めて手に取る。家にある世界文学全集の中にエミール・ゾラの名前があったと思い出し、見てみたら「ナナ、クロードの告白」で、残念ながらこのドラマの原本ではなかった
このドラマでとても興味深かったのは、広告担当部があること。しかも従業員は3人もいる。
1950年代のミラノにあるデパートの設定だが、当時でも当たり前のように、広告に力を入れていたことを生き生きと映し出している
消費者に伝えたいことを、一方的な視点ではなく、さまざまな声と角度から分析、試行錯誤を重ねカタチにしていく過程がまた面白い
「伝える努力を惜しんではならない」
と言うことを教えてくれた。
シーズン3以降の日本での公開を、心待ちにしています!!
YouTubeでシーズン3の一部を見つけました。
イタリア語なので、雰囲気で理解します
トリノ在住の同級生に評判を聞いてみたら、見たことがないと言うので仰天昼メロの時間帯なので、見られないとのことでした
Il Paradiso delle Signore 3 - Puntata del 10/09/2018
番組終了時のテロップで発見して、調べました
Émile Zolaと、書かれています。
いつもこのシーンが出てくると、胸が熱くなります
まさかのガレリアに行ったことがない私。。。
だから憧れもあって、ガレリアが登場するとワクワクする
本日借りてきました。
「ごった煮」と言う、なんとも“闇鍋”を想像するタイトルのこの本が、ボヌール・デ・ダム百貨店の全史過程が書かれていると言うので、一緒に借りました。
ちらっとしか比較していないが、やはり訳者が違うとちょっとした表現の差があって面白い。
年末年始は読書三昧です
余談ですが、写真好きの方のためにお知らせ
「ごった煮」の表紙の写真は、近代写真の父と言われる「Eugène Atget ウジェーヌ・アジェ」が撮影したものです
タイトルの帯で隠れた部分も見たかった