記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

認知症サポーター つづき

2024年03月09日 19時18分16秒 | 備えあれば憂いなし

 

 

講座の最後の質問コーナーでのこと

 

「認知症の方の運転免許の返納は、自己申告なのか、それとも病院などと警察が連携されていて、返納を積極的に勧めるのか?」と言った内容が挙げられた。

 

質問された方は、つい最近免許センターへ更新手続きに訪れたと言う。

 

そこで、ご高齢の男性が自分で運転してきた車のエンジンを突然かけることが出来なくなってしまった状況に遭遇したのだ

免許センターの職員が対応したが、そのあと、どのようにその男性が帰宅したかは不明とのこと。

 

ただ、そのような状況を目の当たりにし、本人ではなく、社会的な対応がどのようになっているのかを確認したかったのだ。

 

現状、周知の具体的な対応はなく、警察署で詳しく尋ねて頂くこととなった。

 

実は似たようなことが家族で起きていた。

 

今年の初め、久しぶりに運転をした父が、ハンドブレーキの外し方をど忘れしてしまったらしい

外出先から戻ったら、何故か車庫の前に車が横付けされていたことがあった

 

さすがに本人も不安になり、それ以降は運転をしていない

免許を返納するいいキッカケになればいいと、私は好都合に受け取った

 

ただ、それと同じように、突然今まで習慣になっていた動作が、全く出来なくなると言うのは、実に危険

 

違う講座受講者から、こんな意見も飛んだ

 

「安心して免許返納したくなる社会に変わることが先決だ」

 

つまり、車がないと生活することが困難な地域などは、安心して移動できる手段と、気軽に利用できるシステムづくりを確立することから始めるべきだと訴えたのだ。

まさに理想の世の中だ

車の免許に関しては、自分だけでなく他者への影響が生じる可能性が高いので、自己申告の返納のみに頼るのは、常にリスクと隣り合わせだ。

 

認知症と診断されている場合には、確実に返納を求める診断書を主治医が警察に届ける義務を設けたほうが良いのではないだろうか。

 


認知症サポーターの証のリストバンド

このオレンジ色の由来はこちらから
「オレンジリングを手にして」

 

コメント (2)
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認知症サポーター

2024年03月09日 18時17分49秒 | 備えあれば憂いなし

 

 

先日、認知症サポーター養成講座を受講してきた

これは地元の地域公式LINEから得た情報。

家族の今後に備えて、また、ちょっとしたことが思い出せないこともなきにしもあらず⁉️我が身を懸念して

 

知識を得ることで、少しでもお互いが心地良く生きられれば…という想いからだ

 

 

定員30名の受講者のうち、7割程が70代前後と思われる男女。

やはり私と同じ理由から受講を希望されていた

 

この認知症サポーター養成講座は、「認知症サポーターキャラバン」が、地域や職域団体等を対象に、認知症の正しい知識や付き合い方についての講義を行う講座のこと。

 

警察や消防、金融機関、スーパーやコンビニをはじめとする商店、交通機関など生活に密着した業種の人たちが多数、認知症サポーターとなっていることも、今回の講座で知った。

令和5年12月31日現在で認知症サポーター数は15,109,658人である。
※3ヶ月ごとに更新されます


 

 

講座の内容は、認知症を理解することを目的に、症状、診断、治療、予防、周りの方々の寄り添い方など

 

家族に認知症の症状が出ている訳ではないが、高齢であることから認知症と同じ姿勢で対応しても良い気がした。

参考までに、明記しておきます。

 

〜認知症のひとへの対応の心得 "3つの「ない」"〜

・驚かせない 
声がけは後ろからではなく、正面から。

・急がせない
考えるスピードがゆっくりになることと、一度に複数の情報を処理することが難しいため、余裕を持って対応。

・自尊心を傷つけない
これは自らの経験だが、例えば、出来なかったことを責めるのではなく、本人が1人でもできる方法を一緒に考えてみる。

これもつい最近の出来事。
飼っている犬の餌を定時にあげないことが原因なのだが、家族があげたのかどうかを覚えていず、
無性にせがまれることから、再度かどうか不明だが、夕ご飯をあげていたことがあった。

そこで、ご飯をあげた時には、餌が入っているカリカリの瓶に印となる物を置くなどしてみたらと提案した。
もちろん冷蔵庫に貼ってあるマグネットで示してもいいし、ホワイトボードに「済」と書いてもいい。
あくまで本人はもちろん、家族全員がわかる方法、そして最も簡単で継続できることがポイント。

 

つづく

 

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