記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

ESMOD JAPON初体験!!

2023年03月26日 16時32分25秒 | モノつくり

 

 

 

恵比寿ガーデンプレイスからほど近いところに、ファッション専門のスクール、「ESMOD JAPON」があることを、つい最近知った

日仏会館の近くです。

 

実はInstagramでパリのESMODのフォローを今年に入って始めたけれど、日本に学校があったとは目から鱗だった

 

 

ESMODと言うと、2006年の渡仏時代に遡る

当時通っていた国際写真学校SpeosのSTUDIOクラスで、パリ9区にある本校を訪れたことがある
(STUDIOクラスとは主に広告写真の撮影方法などの授業のこと)

 

ESMODの生徒さんたちが、自分の作品をモデルに着せて、ショー形式で発表するイベントがあり、ショーはもちろんバックステージのメイクシーンなども、我々Speosの生徒が自由に撮影をさせてもらえる機会に恵まれた

 

 

ESMODは知らなくても、ギュスターヴ・モロー美術館には訪れたことがある方もいるかも。

その右隣がESMOD PARISです。

 

 

SNSで、日本のESMODのオープンキャンパスの開催を知り、早速申し込んだ。

   〜スプリングセミナー エスモードの学生を1日体験〜

実のところ、入学を真剣に考えているわけではなく、過去にパリのESMODとのつながりがあったことで興味を持ったという次第。そんな動機でも、快くセミナー参加を受け入れていただけたことに感謝です

オープンキャンパスの内容は、午前中が「複数の有名メゾンのデザイナーとして活躍してきたフランス人講師エロディ ビュレット先生によるデザインの体験学習」、

午後は「ミシンを使って縫製の体験授業」か、「服のボリュームを研究するパターンの体験授業」がえらべる。

せっかくなので経験したことのない、後者のボリュームの研究をチョイスした

 

セミナーの前にESMODの歴史についての説明を伺った。
1841年、アレクシス・ラヴィーニュが、パリ・フォンテーヌ通りに世界で初めてのファッション専門教育機関を創設したのが始まりとのこと
また、平面裁断メソッドを開発し教育本として出版、1845年、世界初のメジャー(巻尺)を発明、世界初のマネキン(人台)を開発と、まさかのトリビアな話題満載
そんなに歴史豊かな学校だったんだと今更ながら知りました
今度、パリに行った時は、改めてパリ校を訪ねてみよう

ご興味ある方はESMODのウェブサイトのこちらをご覧ください。

エスモードインターナショナル代表のメッセージの下です
https://www.esmodjapon.co.jp/about/

 

 

さて、午前中は最新24年春夏パリコレクションの写真やファッション雑誌などから、キーワードやイメージをすくいあげ、白の画用紙にオリジナルコラージュを制作していく。

これをMood Boardと呼ぶ。

 

特別テーマが浮かばなかったわたし。。。それでも全然大丈夫!と講師の先生にアドバイスされ、思いつくまま気の向くまま、ピピっとアンテナが反応したイメージを雑誌から切り離し、画用紙に貼っていった

 

こうして出来上がったMood Boardを元に、午後はミニトルソーを用い、用意されている生地の中から好きな生地を直接貼り付けていく。

 

いわゆる、立体裁断と呼ばれる作業である。

 

これがなかなか難しい

普段、仕上がりが決まっている型紙から生地を裁断して服などをつくるが、立体的に凹凸のあるトルソーに直接生地を当て、余分な部分を裁ち落として形を作るやり方は、慣れていないためカットするのに勇気がいる。なかなか思うように生地を操れず、苦心した

 

 

11時からはじまり、途中お昼休憩を挟んで、午後は16:30までと、しっかりと時間が設けられているので本気で入学を考えている方にはとても刺激のあるセミナーだ
講師の先生方も、皆気さくで親しみやすい

 

慣れない作業で、午後もあっという間に時間が過ぎていった

初めはどうなることかと不安になったが、なんとか理想の形に仕上がりホッと一息

 

完成した作品を見て、デザインの講師であるトマ先生が「とてもクチュール的なドレスだね」と感想を述べてくれたのが嬉しかった


生憎の雨で、片道2時間かかる恵比寿だけれど、実に刺激的で有意義なセミナー体験でした

ご興味ある方、おすすめですよ!

 

 


高さが50センチほどのミニトルソー!!
可愛い〜

こちらは通常のサイズのトルソー

やっぱりギャザーは外せない

ミニトルソーに着せています

手に持っているのがMood Board


エビスビール記念館の庭に咲いていた枝垂れ桜

晴れの日にも見てみたい


これが渡仏時代、当時の写真です
この時はまさか自分がデザインする立場になるとは夢にも思っていませんでした
 

今年のカレンダーの11月にESMODの天井のステンドグラスが登場します!




 

 

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夢がカタチになるまでの道のり

2023年03月21日 10時26分10秒 | モノつくり

 

 

オリジナルブランド、LA VIE EN ROSEの『2023春夏新作チュニック』が完成しました!

 

いちばん初めにデザインしたのは、2013年以前なので、完成形となるまでに10年以上かかった

 

というのは、大袈裟でした

途中、頓挫した期間が長く、本格的に手掛けたのは一昨年。

 

初期のデザインの前見頃のギャザーをアシンメトリーに変えて動きを出し、襟まわりはスッキリとさせた。

袖端には、どうしても譲れなかったスカラップをほどこして

 

胸元の大きな襟とリボンのデザインはあえて無くして、トワル・ド・ジュイの生地によるIラインを強調させた

 

そしてなんといっても、このチュニックのこだわりは、後ろ見頃のリボン

 

これは、何から得た発想だと思いますか

 

2018年に訪れたフランスの帰り

シャルル・ド・ゴール空港の免税店のショーウィンドウに飾られていたVIKTOR&ROLF ヴィクター&ロルフ 「フラワー ボム オードパルファム」の香水から

 

心を込めて結ばれたリボンのデザインが可愛くて、以前にも目に留めていたはずが、すっかり忘れていたら、ここで出逢ってしまった

 

香水のパッケージは、ブランドロゴがシーリングスタンプとなっているが、自分で結ぶリボンのデザインにアレンジ

 

ありがちなポーチや小物のデザインではなく、服に落とし込みたいと思ったのがはじまり

 

 

いつもお世話になっている縫製職人のアトリエharurunさんにお願いして、私のアバウトな型紙と2作目の実物から、プロ仕様のパターンに修正して頂き、完成しました

 

自分用にも絶対に欲しいので、そのパターンを元に、残った端切れで自分で作る予定です

 

 

5月13.14の週末に、恵比寿で開催するイベントで、わたしも着てお客さまをお出迎えできるといいな

イベントについては来月に改めて告知いたします。

 

 


シャルル・ド・ゴール空港ので再会したFLOWERBOMB

最初のデザイン
生地は日暮里で購入
実はこのハートの生地は、大のお気に入りだった黒のトレンチコートの裏地に使用されていたものと同じで、見つけた途端、即買いでした

袖の形を確認するために、無惨にも剥ぎ取りました
 
 

2013年夏にギンザギャラリーハウスでの初個展
「L`exposition de YOSHIE et MASUMI」で着ていました
この個展は、〜記憶の彼方へ〜と題し、パリをメインにした写真展でした
個展の様子は下記リンクをご覧ください
http://masumin.info/archive06.html



こちらが一昨年作った2作目
生地が違うとイメージが全く違う!!
これはこれで好きです


後ろの丈が短いのを完成品では修正しています
袖のスカラップは、スカラップ状にカットした布端に
ロックミシンをかけていますが、綺麗なカーブを縫うのが至難の技です

 

 

ご興味ありましたらインスタを覗いてください

 

 

 

 

 

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ファッションを楽しむ映画

2023年03月19日 08時54分52秒 | Weblog

 

 

先日の朝、旅するためのイタリア語で紹介していた映画「太陽の下の18才」が気になったのでAmazonプライムビデオで早速検索

 

プライム会員特典として、1週間無料で視聴できるスターチャンネルEX-DRAMA&CLASSICSでみつけました

 

私が生まれる前に出来た映画だけど、当時のファッションが今も十分通用すること、何より主役のフランス人女優のカトリーヌ・スパークがとっても可愛いかった

 

 

ストーリー展開が十分予想できてしまうレトロな雰囲気満載だけど、そこが今にはない良さだ。

 

ホテルのカーテンやクローゼットなどの小物も、インテリアの参考になる

 

 

そういった視点で映画を楽しむのも悪くない

 

これ以外に出演されている彼女の映画を探してみたくなりました。

 

 


好みのデザインです!!

ベリーショートのナイトウエア 

このクローゼット、素敵でした。


足が喜びそうな、柔らかい靴


海のブルーと、ニコラのイエローのニット、ニコルのモノクロの幾何学模様!!
色のバランス最高

観光船の船長さんが、俳優の小林薫さんにどことなく似ていて面白かった!!


Go-Kart Twist / Gianni Marandi サンライト・ツイスト / ジャンニ・モランディ

 

 

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タイトすぎる接続

2023年03月05日 11時05分46秒 | Weblog

 

 

昨日は急遽訳あって成田エクスプレスに母と乗りました。

 

エクスプレスが出来た当初、成田の住人が成田エクスプレスに乗るなんてことは一生無いと思っていたけど、乗れました。

朝と夕方のみ、成田駅に停車することがわかったから。

 

とは言っても、行き先は成田空港ではなく新宿。

新宿まで一本で行けるなんて、今の今まで知らなかった。大体1時間半。

 

ただ、着いてから私鉄への接続時間の少ないこと。

いつもYahooの乗り換え案内を利用しているが、80代後半の母と一緒の場合は、プラス10分程度は確保して考えないといけない事が判明

 

普段車ばかりで電車に乗り慣れていない母のこと、行きも帰りも、恐ろしくタイトな電車の接続に参った。

どれもギリギリセーフで、乗り込んだ後は息も絶え絶え

 

いま、Yahooの乗り換え案内を再度見てみた

なんと、時間に幅をとった検索条件設定も可能なことがわかった

もともとの設定は、「少しゆっくり」になっていたが、これを「ゆっくり」に変えてみると、一本遅い電車と接続された。

 

歩幅や、歩くスピードが異なる家族などと一緒の場合には、この設定を利用すればいいんですね

 

実は、自宅から駅までの、バスから成田エクスプレスに乗るときも、3分しか余裕がなかった。

慣れていない切符を買う時間的余裕がないため、直接窓口で駅員さんに伝えたところ、生まれて初めて乗車駅証明書なるものをいただいた。

 

すでにホームで停車していたエクスプレスに乗り込み、座りながらゆっくり切符を購入する事ができました。

 

いつもそばにいすぎて、変化に疎くなっているが、あらためて親の身体の衰えに気付かされた一日でした

 

 

 

 

 

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