記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

モノクロなのにカラー?

2013年08月29日 23時04分46秒 | Weblog
「えっ いま、この写真カラーに見えた!!」

7月にギンザギャラリーハウスで行ったモノクロのみの写真展に、見にきて下さった方の感想で特に印象的だったコトバ…

そうなんです
モノクロは客観的には白と黒のグラデーションから成るけれど、同じモノクロ作品であっても、見る人それぞれ様々な色を頭の中で色づけしているのだ。

全く知らない風景、人、物であっても、モノクロなら自分の過去の経験を無意識に重ねて着色する。
勝手な仮説だが、恐らく年を重ねるに連れ、色は豊かになっていくと思う。生まれて間もない子どもには、単なる白と黒の絵にしか見えないのではないだろうか。

だから、モノクロは面白い。
そういう、自由なところがあるからだ。
作家が撮影した写真だが、見る人が最終的に作品を完成させていると言える。

カラー写真は既に色がついているから、あえて違う色を想像することはしない。そういうものとして受け取る。
もしもカラー写真を見て、写っている色とは違った色を想像出来る人がいたら是非会ってみたい。私には無い能力だ。

私が思うモノクロとカラーの違いはそこなのだ。

モノクロは一生やめられない。
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思考の現実化

2013年08月29日 22時14分58秒 | Weblog
またひとつ、オリジナルが出来た

パリに留学していた時、写真学校の先生がプリントした写真に自分のサインとして使っていたのを見て、いつか自分のエンボススタンプを作りたいと思った

たまたまパリで作るチャンスがなかったから、今回ネットで探してみた。都内にお店はあると勝手に思い込んでいたら、なんと福岡にあったエンボススタンプって日本では意外とマイナーなんだね。

エンボススタンプの手触りは、テーブルクロスやハンカチなどに施された刺繍にも似ている。
ついついさわりたくなる、あの凹凸感が好き

ひとつ作るとまた違うデザインでも欲しくなるから困り者!
ものづくりの醍醐味は、アタマの中で考えた事柄が限りなく近い状態でカタチになること。
これは、実際に自分でデザインをして、完成品を手にしないとわからない。

こんどは手作りスタンプキットを見つけたので、それが届くのが楽しみ!



デザイン考え中!!頼りになる友人の意見も参考にしました!

イラストレーターでデザイン完成!!サインした日付を記入できるんだよ!

フォントのMにこだわり、何度か担当者の方とやり取りの末、注文から一ヶ月ほどで出来上がり!!

見て見て!!こんな感じ
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思い出のソーセージ

2013年08月25日 18時46分38秒 | Weblog
なぜか無性にあるものが食べたくなる時ってない?

一週間ほど前から、食べたくなっていたのはパキパキのソーセージとザワークラウト

中学位だったかな?千葉の三越の地下にローマイヤのお店があった。ショーケースにはいろんな種類のソーセージとレバーペーストなどがあり、ウィニーやお弁当でタコになる赤いソーセージしか知らなかった私は、全て味見してみたかった。
そして初めて食べたレバーペーストは意外にもはまってしまった

お店の横にはカウンター席があり、7つ位の椅子があって、そこでソーセージを食べることが出来た。そこのミックスグリルソーセージが一番好きだった。いまは同じメニューじゃないらしいけど、当時はふつうのソーセージ2本と、白くて太いポークグリラーとフランクフルターなどがあった。銀色の深鍋で茹でたあと、鉄板でバターでソテーしただけのシンプルなソーセージ。それとザワークラウト。このザワークラウト、初めはむせるような酸っぱさにおののき、ニガテで残していたでも次第に慣れていき、ソーセージと交互に食べる楽しみを知った

このローマイヤ、実はもう一つお気に入りの理由があった
当時矢沢永吉さんの熱烈なファンだった私。なんとシェフは矢沢永吉さんに似ていたのだ
ここだけの話、永ちゃんよりもカッコ良かった声は全く違っていたけど。
だから、家族揃って三越にお買い物に行く時は、ランチは出来るだけこのローマイヤに行きたがった

でもいつだったか、久しぶりに永ちゃんに会いに行ったらカウンタ-席が無くなっていた
当然のごとく、永ちゃんの姿はなかった。

それ以来、ソーセージを買って家で同じように作ったけど、ソテーの加減の違いなのか、パキっと感がでない。やっぱり永ちゃんが作ったのが食べたい


そんなことを思い出しながら作った。(あ、ゆでただけです
ローマイヤの永ちゃん、元気にしてるかな?



これがザワークラウト。
蓋に太いゴムが巻いてあるのは、開けるため。実は蓋がなかなか開かない時は、こうしてゴムを巻いて捻ると簡単に開くんだけど
今回は開かなかった
右手でチカラいっぱい蓋をまわすけどビクともしない。ソーセージはすでにお皿に盛りつけてあって、ザワークラウトを添えるだけなのに、まさか食べられない???一瞬途方に暮れた
右手が痛くなりそうだから、ダメもとで左手でひねってみたら、一発で開いた
握力12位しかない私、でも左の方がわずかにあったのを思い出した
無事にソーセージと一緒に食べる事ができました
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恐怖!傷口から貝が…

2013年08月23日 23時46分41秒 | Weblog
今朝のとくダネ!で、「ポールくんの膝から黒い物体」のような見出しに釘付け。

原因は貝が沢山ある岩場で遊んでいた時に、ポール君が転倒して膝を負傷。なかなかキズが治らず、母親が傷口の腫れから黒いものを見つけ、膿だと思って出したら生きた巻貝が出て来た!!
取り出した時は生きていたようだが、すぐに死んでしまったらしい。

いわゆるヒトに寄生する生き物ではなかったようだ。そりゃそうだよね

実は一昨日yoshieちゃんと飲んでいる時の話題の一つに寄生虫があった。
テラスで飲んでいたんだけど、そこへ蝉が歩いて来た。蝉を見て思い出した
いつだったか、夏の終わりにベランダにひっくり返った蝉を見つけた。確かに蝉は死んでいる。
ところが、お腹あたりで何かがうごめいている。白いふわふわした繭みたいな中で黒っぽい物が動いてる。。。
早速原因究明する為にネットで調べると、いた!
なんと、蝉に寄生する生き物だった。名前はセミヤドリガ
いつお腹からでてきて蛾に変身したら怖すぎるのでベランダから下に投げ捨てた。

そんな話をしたら、yoshieちゃんが5才位の時の恐怖体験を語った。友達がカマキリを捕まえてきたけど、なんだか弱りきった様子。
するとお腹がぷく~っとふくらんで来て、突然パックリ開くとイモムシみたいなのが飛び出してきたんだって。するとさっきまでグッタリしていたカマキリは急に元気になって動きだしたと。

しかし5才でこの映像は強烈すぎる。絶対に忘れることはないだろう。
まさにエイリアンの世界だ
エイリアンの発想はこんな寄生虫だったのかもしれない。

寄生虫って怖いよね
目黒にある世界で唯一の研究博物館、『公益財団法人 目黒寄生虫館』に大学の細菌学の先生が一度行って見て来なさいと言ってたけど、未だに行ってない。
なんとyoshieちゃん、学生の頃に行ってました!!こういうところのマニアック度は私に近い
行ってみようかな。。。でも一人じゃ怖いよぅ!!!
コメント (2)
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闘牛

2013年08月18日 22時46分24秒 | Weblog
お盆休みで、実家に帰った時につらつら見たスペイン旅行の写真
大学を卒業した年のことだから、早15年以上経ってしまった

確か10日間ほどで、スペインの主要都市をまわるツアーだった。
マドリード、トレド、セビリア、グラナダ、ミハス、バルセロナそんな感じだったと思う。フリータイムではセゴビアとラ・マンチャ(カンポ・デ・クリプターナ)にも尋ねた。

フラメンコに思いの外夢中になり、行く都市行く都市で違ったフラメンコを見て感動したのを思い出す。中でも1番情熱的で技術的にも素晴らしかったのは、真夜中から始まるフラメンコだった。マドリードだったかな?

そう、闘牛は予定外だった。プランには入っていなかったし、見たいとはこれっぽっちも思っていなかった。
ところが、10日間の旅行が終わり、スペインを発つ朝空港で添乗員さんから聴いた一言は、「機内故障の為、明日の同じ時間に飛行機がでます」だった

一日旅行が延びたからと言って、幸い私も友人も仕事があるわけではなかったが、そうでないツアー客は、日本時間の早朝5時にも関わらず、公衆電話を片っ端から掛ける羽目となった

旅行会社が急遽、空港に近いホテルを用意し、閉じたばかりのスーツケースをベッドの上で広げた
降って湧いた一日をどう過ごすか。添乗員さんからの提案は闘牛を見に行くか、自由行動の何れかだった。友人はせっかくだから闘牛見に行こうと乗り気断る理由もなかったから行くことにした。
ツアー客の2/3が参加し地元の人の熱気の間に日本人観光客15人ほどが横二列にはまり込んだ。

初めは穏やかな牛も、剣を刺されるにつれて怒りを露わにする。鋭い角がマタドールをひと突きするんじゃないかとドキドキしながら、まわりからは「オーレ」の歓声の嵐。
そしてさっきまで果敢に立ち向かっていた牛がパタリと崩れ落ちた。
場内一面歓声の渦に巻き込まれたと同時に、大粒の涙がこぼれた。
隣りで歓声をあげた友人は、私を見ておののいていたのを思い出す同じツアー客で友達になったみんなも一体どうしたの?って尋ねてきた。「どうした?どうした?」と言われれば言われる程、涙は止まらない異様な空気を察した地元スペイン人達も、「なんで泣いてるんだ 」と言わんばかりの形相

私はマタドールの立場ではなく、牛の立場になっていたのだ。

あれ以来闘牛は見たくない

今日、たまたまBSジャパンでポルトガル紀行をやっていた。
ポルトガルにも闘牛文化があることを知った。ただスペインとは違って殺さない。
なんだかアットホームな雰囲気に包まれる闘牛だった。

ポルトガルはいつか行きたい国のひとつ
闘牛は見に行く予定はないけれど、安心して旅ができそうな予感がする。

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おまじない

2013年08月17日 23時48分43秒 | Weblog
今日の「ほんとにあった怖い話夏の特別編2013」は見た?

夏はこういった精神的な意味でゾクッとさせる効果を狙った番組が企画される。実際、体感温度が下がるかどうかは不明だが…

実は、子供の時、怖い番組やウワサ話にビビって眠れない時がよくあった。例えば「口裂け女」や、「オーメン」や「エクソシスト」、「13日の金曜日」や、「エルム街の悪夢」、「サスペリア」などのホラー映画を見た時。そんな時、決まったおまじないがあった
(怖い映画は眠れなくなると解っているのに、途中で引き上げられないのは、怖いもの見たさと、恐怖のあまりカラダが硬直して動けないからだ)

小学校の時、幽霊やお化け、霊の類は、酸っぱいものがキライと言う言い伝えみたいなものが学校で広まった。根拠は全くもって不明
でもそれにすがるが如く、私は寝る時に「酢っ、酢っ、酢っ、酢っ!!」と呪文のように唱えながら自宅の階段を上りきった。
自分の部屋までの短い距離でさえも1人で辿り着くのが恐怖だったのだ
アタマの中では、私が酸っぱい物を発するたびに、霊が私から遠ざかる姿を想像していた!!

無事に自分の部屋に辿り着いた後でも、安心は出来ない。部屋の電気はいまでは真っ暗にして寝られるが、当時はナツメ球のオレンジ色の灯りのでしか眠れなかった。夏は暑くても布団を被り、息が出来るだけの隙間は確保して汗びっしょりかいて寝た
万が一怖い物が現れて、自分の部屋にいても目を合わせたくなかったのだ

今考えると実にくだらないが、信じる者は救われたのだ

邪気を祓う目的として、みんなはどんなおまじないがあった?

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