記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

初めてのESIM パリ滞在記

2023年10月16日 08時48分48秒 | Paris

 

 

日本もやっとSIMフリーになったので、フランスに行く時にSIMカードさえ変えれば、今までと変わらずに携帯を使うことができる

 

2005年にフランス留学した時、スウェーデンの友人が、いろいろな国用のSIMカードを持っているのを見せてくれたことがあった

これを差し替えれば、その国で今まで通り携帯を使うことが出来ると

 

当時は、なぜ日本はそれが不可能なのか、全く理解出来なかった

結局、顧客離れを防ぐ目的で携帯電話事業者がSIMロックをしていたと言う事実を知らされ、なんてタチが悪いんだろうと、思ったものだ

海外渡航時にも、渡航先のSIMカードを差し替えて使うことも出来ないなんて、灰どいとしか言いようがない

 

2021年以後、晴れてSIMフリーとなったので、今回のパリ滞在では、ESIMに挑戦してみた

万が一パリでうまく使えなかったら、ソフトバンクの海外あんしん定額というサービスを使えばいい。

これは、1980円で、3GB使うことができる。8日滞在だから、7840円。

 

以前は、海外パケットし放題を利用していたので、こちらは12980円となり、8日だと、23,840円もかかっていた

 

 

でもESIMなら、8日間滞在の場合、15日間有効な、Travel Basic+ eSIM で大体のところ、まかなえる。(ブイグテレコムの場合)

普段使用するGBの量で判断してもらえればいい。

これなら、19,9€。今現在の日本円で3,240円ほど

 

慣れていないので、現地での設定に戸惑ったが、友人の助けもあって、無事に使うことができた。

 

とても便利だし、今までと同じように携帯が使える

実におすすめです。

 

物理的SIMカードと言うものもあるけれど、空港で買うのも面倒だし、無くしてしまいそうだし。

 

ESIM、おすすめです。

参考にさせていただいた「タビパリラックス」さんのサイトはこちら。とても助かりました

ブイグテレコムの「My European SIM/eSIM」でフランス旅行を快適に



 

 

 

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気まぐれなGoogle map パリ滞在記

2023年10月15日 19時28分51秒 | Paris

 

 

パリ万博が開催された1900年代には、166箇所あったエクトル・ギマール設計のアール・ヌーヴォー建築のメトロの入口。なんと第一次世界大戦時には、時代遅れと否定され、ほとんどが取り壊されてしまった

唯一パリに2駅だけ、オリジナルが残っている

そのひとつがポルトドーフィーヌ駅だ。これはひとめ見ておきたい

 

パリ滞在4日目の朝に行くことに決めた

 

モンパルナス駅からだと、6番線でシャルル・ド・ゴール・エトワールまで行き、2番線に乗り換えて終着駅が目的地。

 

地上に出ると、早速Googleマップを開いた。

 

ちょうど出口周辺が工事中だったので、マップ通りには行けず、そして駅のそばにあるパリ・ドフィーヌ大学に向かう生徒達の間に混じって渡る横断歩道

 

渡った先で学生達とは逆方向に歩き出した。なぜかGoogleマップが示しているところは、どうみても芝生のど真ん中

かといって歩道からこの広場に行くには車道を乗り越えないといけない。このままだと、円形状の広場の周りを一周してしまうではないか

そこで、朝の通勤で忙しい時間ではあるが、歩いている方に尋ねることにした

 

50代くらいのマダム、頭にスカーフを被っていたので、イスラム教徒の方だったのかもしれません。

 

用意しておいたポルト・ドーフィーヌ駅の写真を見せて、「ここに行きたいんです!」と訴えたら「通勤途中にあるからついてきて!」と、答えてくれた

 

一緒に歩いて行くと、Googleマップが示した円形広場からどんどん遠ざかっていく。なんだ、やっぱり全然違うじゃない

 

そして、ネットでしか見たことがなかった姿が前方に現れると、「ここよ」とマダムが指を指しながら言った。

 

思わず「Je suis tres contente!! とても嬉しいです!」と言うと、マダムが「Moi aussi!! 私もよ!」と笑顔で答えた。

そして、会社がこっちだからと言って、歩いて去っていった。

 

Googleマップは何を勘違いしたのかそれともあの芝生の中に実は隠し扉でもあるのだろうか?

 

いずれにしても、見たかった駅は実際に使用されているのだから、ここの出口から出てきたかった

 

改札の名前を見ておくべきだったけど、出口はひとつしかなかったような気がしたんだけどな

 

それにしても、Googleマップを100%信用していると、痛い目に遭うことが十分わかった

 

知っている界隈なら途中までの案内で充分だが、初めての場所の時は要注意です。
iPhoneに付いている地図と照らし合わせてみるといいかもしれない

 

 




羽か何かを広げたようなデザイン!
鉄とガラスでできているが、とても脆そうな雰囲気。ペキっと割れてしまいそうな感じがまた魅力

 

この曲線画、なんか惹かれます


なんだか、モゾモゾと動き出しそうな雰囲気!!
 
 
こちらは18区にあるアベス駅
これも唯一残されたオリジナルです


 

 

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ベルばら復活!!

2023年10月13日 06時39分09秒 | Paris

 

 

パリから戻ってあっという間に1月経ってしまった

 

パリ滞在ブログも、あと数話で終わる予定。まだ終わってないんですよ
もう少しだけ、お付き合いくださいませ。

 

大学の研修旅行でヴェルサイユ宮殿を訪れた時に購入した、ガイドブック、今になって大活躍しています。かれこれ、30年以上も前の代物。

 

今回、宮殿のお土産やさんに寄った時に同じような日本語のガイドブックがあるかを探したけれど、見つけられませんでした

 

宮殿の記憶を辿る目的で、再び池田理代子さんのベルサイユのばらが見たくなり、今3回目のベルばらブーム到来

 

Huluで視聴できます。

 

驚いたことに、前回は気にも留めなかった背景の一つ一つが、実際に見たものと一致することに気づき、新たな感動に包まれています

 

そして漫画とはいえ、実に忠実に再現されていることに感銘を受けました

 

池田理代子さん、素晴らしい!!

 

同時にいま読んでいる「マリー・アントワネット  フランス革命と対決した王妃」安達正勝著

が、シンクロするのでとてもわかりやすい

 

再び、ヴェルサイユ宮殿を訪れて復習したくなる。さながら現場検証といったところです!

 

そして、気づくと、ベルばらのテーマソングのサビが頭の中で流れてます!

 

「バラはバラは〜♫」

 

 


タイトル画面の王冠は!!
 










ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた礼拝の間


 
ヴェロネーゼ作 「シモン家の宴」
 



愛の神殿
 


 
 


 














 

 

 

 

 

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ぼったくりタクシーにご注意 vol.2

2023年10月08日 15時10分45秒 | Paris

 

タクシーの運転手さん曰く、

〜悪徳タクシーは、100ユーロとかもっと高額な値段を要求することもあるんだよ。でも乗った人はわからないから、支払う羽目になる

ひどい話だね。大体、そういうタクシーは、中東系か黒人の運転手が多いよ〜

 

なるほど。たしかに中東系だった電話の会話は、途中からフランス語とは言えなかったし。

 

いい勉強になりました

次回は乗る時に必ず確認しよう空港からなら定額そのままの料金で間違いないから

 

そんなぼったくりタクシーの話をきっかけにして、思いがけず会話が弾んだ

 

運転手さんはセネガル出身で、父親の仕事の関係で子供の頃にパリに来たと。だからパリには30年ほど住んでいる。れっきとしたパリジャンだけど、本当は物価も安くて住みやすいセネガルに帰りたいと。結婚して子供が5人いるから、子供たちが成長したときには、帰る予定なんだそう

パリは悪くないけど、教育や学校など、セネガルの方がいいのそうです。

 

そして、「こどもはいますか?」の質問に、「No. Je suis célibataire.と答えると、「ええっ?!」

「いちども?」と、驚きを隠せない様子

 

そして「いくつですか?」と聞かれたので、「cinquante quatre」と答えると、「No〜〜〜!!!」と、片手でハンドルを叩きながら驚いた

 

私が間違えたんじゃないかと「fifty-four?」と、続けて英語で聞き直した

海外では特に日本人は若く見られがち。毎回パリに行くとこんなシーンに遭遇するのがこそばゆい。

何より運転手さんの驚く姿が面白かった

 

そして、人生において結婚することの大切さを語ってくれた

 

「チャンスがあればしてみたいけど、今はやりたい事がたくさんありすぎて考えられない!」と答えた。

会話の途中、タクシー会社からの無線が2回ほど入った時は、無線に応対する前に、必ず「I'm sorry」と断ってくれた

最後にかかってきたのは、1番下の男の子!9歳だったかな?
学校から帰宅したけどママが出かけていないと言っていた。

おやつを食べていなさいと言っているようだった。

電話中、お父さんの顔になっているのが微笑ましかった

ひとしきり運転手さんとの爆弾トークが終わると、「音楽聞きますか?」と言って、アフリカンなメロディが流れた。

途中渋滞に巻き込まれたが、無事空港に到着し、重いスーツケース2つ を歩道に上げてもらうと、「Bon voyage」と笑顔で見送ってくれました

 

今までは無言で乗っていることが多かったし、それゆえ運転手さんの人柄が解らず、多少不安を抱きつつの長い時間だったでも、こうしてコミュニケーションをとることで、お互いが心地いい時間を過ごせるのだと気づいた

 

次回も勇気を出して喋ってみよう



これは、スマホに送ってくれた明細書。
すぐに届かなかったので、レシートも出してくれました。

※見出し画像が頂いたレシート

7€の項目欄、左端に1Ap. reserv.と書かれています。これが予約料金。

62€の項目欄、1forf. RG CDGは、左岸よりシャルルドゴールとあり、一目瞭然!

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ぼったくりタクシーにご注意!! vol.1

2023年10月08日 12時25分05秒 | Paris

 

パリ、シャルル・ド・ゴール空港から市内に向かうタクシーの運賃は、セーヌ川によって分断されている。セーヌ川を挟んで右岸と左岸で異なる。昔は決まっていなかったので、実際に遠回りをされていることもあったけど、定額だと安心!!

 

滞在ホテルはモンパルナス駅近くなので、左岸に相当。だから、空港からホテルまでは2023年現在は62ユーロのはず。ちなみに右岸は55ユーロ。

日本で両替した20ユーロ紙幣3枚と5ユーロ紙幣を直ぐ取り出せるように準備していた

 

ところが、到着すると請求された額は88ユーロ

 

目が点状態

 

乗ったタクシーは、ピカピカの黒のベンツ

後部座席の中央には、小さなテーブルがあって500mlのミネラルウォーターのペットボトルが置かれていた。

 

確かに今までに乗ったタクシーとは別格と言っていいほどの美しさ

それが何か運賃に影響するんだろうか

 

サービスはと言うと、至って普通。唯一電話の会話が気になった
途中、かかってきた携帯に、相手の声も運転手の声も、大きな声で話し続けるのだ。それも永遠と!

途中から喧嘩してるかのような口調になってきたので、「お願い!運転に集中して!」言いたかった

運転手はフランス人と言うよりは中東系のような出立ちだった。

 

日本なら、まず携帯に出ない。タクシー会社の無線は例外。

100歩譲って携帯に出たとしても、状況説明をして手短に切る。当然声も小さめで。

 

お国柄なんでしょうかね

 

とまあ一瞬のうちに、この定額じゃ無い理由をあてはめ、不確かながら支払いを済ませてホテルに入った。

 

帰りのタクシーは、ホテルで呼んでもらった。

行きの一件があったので、タクシーに乗り込むなり、直ぐに代金が62ユーロで間違いないかを尋ねた

 

実際、タクシーの後部座席の窓には、空港から左岸と右岸のタクシー代金のシールが貼ってあった。

 

30代半ばくらいの運転手さんが、わかりやすく答えてくれた

 

通常はここ左岸から空港までは62ユーロだけど、予約をすると+ユーロで合計69ユーロとのこと。

 

でも、空港から乗った場合は、62ユーロだよと教えてくれた

 

「でも、行きのタクシーは空港のタクシー乗り場から乗ったのに、88ユーロでした」と言うと、それは違法タクシーだと。

 

Taxi, Taxi!!」と、呼びかけてくるのは怪しいとも

別に執拗に呼びかけられたわけではない。正式なタクシー乗り場に並び、空港の係員が案内するタクシーに乗っても、違法な運転手がいるなんて酷すぎる。

空港側もきちんと取り締まってほしい。。

後編につづく!


※見出し画像は、最終日のパリ
バスからのアンヴァリッド。ルイ14世が負傷廃兵の収容施設として建てたもの。
現在はナポレオン1世の墓所があります。

雨にがっくり来ていたら、パリの友人が、
『Masumiさんがパリを離れてしまうから!!!』と慰めてくれました

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灼熱のヴェルサイユ宮殿 vol.2

2023年10月04日 18時01分15秒 | Paris

グランドトリアノンは、徒歩ではかなりの距離だと判明。

途中、プチトラン乗り場を見つけた。ただ、予めチケットを購入しておかないといけなかった。

「一体どこで買うの?」

チケットがない私は、チケット購入者全員が乗った後、空席があれば運転手からチケットをその場で購入し、乗車することが出来るとプチトラン案内のお兄さんが教えてくれた。

 

2回ほど乗れずじまいとなる

チケットを持たない私の後ろに並んだ、シカゴから来たMさんが、話しかけてきた。

「すごい!ひとりで来たの?怖くないの?」と。

20代くらいの女性で、お母さんと一緒に旅行に来たと言い、お母さんを紹介してくれた。おばあちゃんが日本人だから、私はクォーターなの!と。iPhoneからおばあちゃんの写真まで見せてくれた

次のプチトランが来るまで、たわいのないおしゃべりをしながら、お互いのインスタを交換し、「シカゴに来たら、必ず連絡してね!案内するから!私が日本に行った時は案内してね!」と言って、列から外れてお母さんとカフェに入って行った。

シカゴと言うと、大好きな海外ドラマ、「シカゴメッド、シカゴPD、シカゴファイア、シカゴジャスティス」の世界だ

Mさんの案内で、本物が見られるかも

 

プチトラン案内係のお兄さんが、さっきまでフランス語か英語を話していたけど、私に向かって「お待たせしてすみません」と日本語を喋った。

 

「えっ?!

 

と驚くと、インターンシップで日本に3年ほど住んでいたとのこと。

経済、マーケティングなどの勉強をしたそう。

そして「次のプチトランが来たら、乗せてあげます!1人だったら多分大丈夫だから!」と、笑顔で言ってくれた。

 

プチトランが到着し、チケット購入者が続々と乗り込む。座る席はどこにも空いてないからまたダメかなと思ったら、お兄さんが手招きをして案内してくれた。どう見ても座れるとは思えなかった
実はここに座っていた男性がとてもふくよかで、
4人席を3人で座っていたのだ。無理やり隙間を開けてもらって座れた!!

 

タイヤが硬いのか、物凄い轟音を響き渡らせながら走るプチトラン。風を切って走るのが気持ちよかった

 

無事に念願のグランドトリアノン到着。期待以上に薔薇色の大理石の列柱が素晴らしかった。やはりここも人物は入れずに撮影したい。

 

プチトリアノンまで再びプチトランに乗り、可愛らしいこじんまりとした城館を訪れたここでマリー・アントワネットは平和な日々を過ごせたのだろうか。

 

プチトラン乗り場には長蛇の列。

そばでミネラルウォーターを販売していた。正に喉から手が出る勢いで購入干からびかけた体に、冷たい水が染み渡っていった

しばらくして宮殿に向かうプチトランが来たが、それには乗れず。ただ、長蛇の列を見た運転手さんが、迎えのプチトランを要請してくれたので、さほど待つことなしに乗ることが出来た

 

次回は庭園だけで見に来たい

そして、プチトランのチケットは予め手に入れておくことを忘れずに

何より、気候がいい時を選ぶことが全てを制します

 

 


グランドトリアノン







王妃の寝室。これはベッドなのか?それにしては小さすぎます

アントワネットとフェルセンの密会の場所だった、愛の神殿

宮殿→グランドトリアノン→プチトリアノン→宮殿を巡回するプチトラン


 

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灼熱のヴェルサイユ宮殿 vol.1

2023年10月03日 17時36分35秒 | Paris

 

 

今回のヴェルサイユ宮殿訪問は、グランドトリアノンと、プチトリアノンの撮影がメイン

とは言え、宮殿も約30年ぶりの見学。改めて絵画や調度品、何より鏡の間の煌びやかさにうっとりできることなら、オリジナルのドレスを着てここを歩いてみたいものです。

そしていつか、誰もいない鏡の間を写してみたい
夜の見学もまた素敵だろうな。。。

 

庭園に出る前に、アンジェリーナでランチをとった。ただ、席に案内されたのは1時間後。冷房が効いていたとは思えない店内で、立ったまま待ち続けるのはまさに艱難辛苦
朦朧としてきて、眠ってしまいそうだった。

メニューはテーブルにある
QRコードを読み取る方式だったので、ネットで注文?かと思ったら、注文は直接お願いする
ケータイがない人にはメニューが渡されるのかしら

お料理は思いのほか早く来た。肉厚のサーモンだけど、フワッとしていて美味しかったです。
恐ろしく暑いと、お肉派の私でも、お魚を欲するのだと実感
そして、飲み物は毎回レモネードを注文。酸味も欲していました


宮殿は、外壁工事中で足場が組まれているところもあり、写真に映り込まないように撮るのが一苦労

でもこれ、9/20にフランスを公式訪問したイギリスのチャールズ3世とカミラ王妃が、ヴェルサイユ宮殿で開催される晩餐会に出席するために、お化粧直しをしていたのだと理解した
そのときの報道写真には足場は綺麗さっぱりなくなっていたから

まぁ、足場が全く組まれていないヴェルサイユ宮殿を見たのはいつの頃だったか。
美しく保ちつづけるために、常にお化粧直しは必要なものなのだろう。人と一緒です
ご苦労様です

なお、公式訪問の詳細は、本文最下部にリンクを貼ってありますので、ご興味ありましたらご覧ください

 

庭園からグランドトリアノンまで歩く予定だったが、外は34度。日陰が全くない庭園を歩き続けることは、かなり厳しい状況。

持参した500mlペットボトルもあっという間にのこり僅か。どこかで新たに手に入れないと、干からびてしまいそう

この時ほど、日傘を持ってくればよかったと後悔したことはない

 

実は、宮殿の入口にいる黒人の方たちが、日傘やエッフェル塔のキーホルダー、トートバッグなどを売りに来る。これ、パリの主要な観光地でのお決まりの光景
数十年前は、レインボーカラーのちいさな傘を被った黒人の方が、その傘を売っていたっけ

それに比べると、だいぶ進化していた。エッフェル塔や凱旋門、モンマルトルなどのモノクロのイラスト入りの傘パッと見は悪くない。

宮殿に入る前に早速傘を買うアメリカ人男性が同じツアー客にいたけれど、私も買えば良かった

 

パリで日傘を差している人は見かけないが、ここヴェルサイユではいました。ただ、日傘ではなく雨傘を代用してだけど。おそらくパリジャンではなく、外国の観光客と思われます

 

つづく

 

 


今回、GET YOUR GUIDE
「パリ発 ヴェルサイユ宮殿と庭園&送迎サービス」の1日ツアーを
申し込みました。入場チケットとオーディオガイド、パリからの送迎バスが含まれます。
一日コースで18時ごろ宮殿を出発してパリに戻ります。


ヴェロネーゼ「シモン家の宴」

鏡の間

王妃の寝室

マリー・アントワネット様

QRコードで読み取ったメニューがこちら
 
 
読み取るとまずこの画面になります。


デザートメニュー、こんな可愛いのがありました
大好きなフランボワーズ食べてみたいです



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モンパルナスのホテル vol.6 最終話

2023年09月30日 16時07分47秒 | Paris

 

とうとう、パリ最終日が来てしまった

前日に、頑張ってスーツケースの整理を半分以上済ませておいたので、部屋はだいぶスッキリ

でも、その整然とした部屋が、より一層切なさを倍増させる

歯を磨きながら、カーテンを開けると、曇り空

窓を開けるといつもと違ってひんやり。暑くないので、足も軽やかになりそうな予感

 

マレ地区にあるジャム屋さんと10:00にアポイントがあるが、それまでゆっくりすることにした

 

出かける前に、ホテルから空港までの帰りのタクシーを予約しておかないといけない。

8:00にフロントに行くと、いつものおじさまがいた

 

初めに、先日の朝ごはんのお礼に、地元のお菓子を渡した

 

c'est gentil

 

と言って、お菓子を胸の辺りに持っていく仕草をし、喜んでくれた

 

続けて17:30に、タクシーの予約をお願いして、チェックアウトの時間をたずねた。CDG出発時刻は22時
チェックアウトは12:00までだったので、それまでには帰ってきますと伝えると、「全然大丈夫だよ!」と言い、「ところで朝ごはんはどうした?」と、おじさま。

まだ食べていない事を伝えると、再び下のダイニングに案内してくれた。そして「僕からのプレゼントだよ」と言って

正直、最後の日に、しあわせな朝ごはんが戴けることに感謝感激

前回はバスの集合時間があったので、ろくに食べずにホテルを出てきてしまったから

せっかくなので、3種類のパンもいただきました。コーヒーはおかわりまでさせてもらって、のんびり優雅な朝食となりました

12時にはホテルに戻ってこなければならなかったが、メトロ降りて地上に出たら、土砂降り。折りたたみ傘は持ってきていたけれど、スーツケースの中
突然の雨に、パリジャンたちも雨宿りをしている。

私も一旦は軒下で雨宿りをしたけれど、12時をすでに回っていたので、意を決して雨の中を小走りでホテルを目指した

フロントのおじさまからルームキーを受け取ると、部屋に直行し、スーツケースに鍵をかけ、フロントに舞い戻った。

帰りのタクシーが来るまで、スーツケースを預かってもらう。
予定では、ミラマのエビワンタンをランチにいただきたかったが、この雨

そこで、この界隈、なぜかクレープ屋さんがたくさんあったっけ。せっかくなので入ってみることに。フロントのおじさまにおすすめのお店を尋ねると、「どこも同じだよ!でも、元のホテルの横のお店がいいよ!」と教えてくれた。

そちらを訪ねると、右隣にパリジャン夫婦。私の横にご主人が座っていた。
夫婦はちょうどランチを食べ終え、デザートのガレットを注文中。

私が注文したガレットが届くと、『いただきま〜す!』と右隣から小さい声

びっくりして、目をまん丸にして真横を見ると、ご主人が笑っていた

「日本語話せるんですか?」と尋ねると、『ほんの少しだけ!』

日本にいたことがあるらしい。

デザートをお二人で平らげ、帰り際には『さようなら〜』と手を振って店を出て行った。

実は、このガレット屋さんのコーヒーカップに一目惚れ!
お会計の時に、ギャルソンに、「とっても可愛いカップなので、ひとつ買うことはできますか?」と尋ねた。

予想外の質問に、ギャルソンは「俺にはわかんないよ!」とうジェスチャーをしたが、「奥で聞いてくるから待ってて!」
と言って厨房に戻っていった。

戻ってくると、『3!』
と指で示すので、「Oui!」と言って交渉成立

キッチンペーパーに包まれたカップを受け取りました。

自分に、これといったお土産を買うことができなかったので、素敵な思い出が詰まったカップを3€で手に入れることができました

このカップを見れば、お店を薦めてくれたフロントのおじさま、日本語を少し話せるご主人、お店のギャルソンと、一度に思い出すことができる。そして雨のパリも

ちょっとしたタイムマシンだ


タクシーが迎えにくる40分ほど前にホテルに戻ると、荷物の最終チェック。
いつも誰かしら座っていたロビーのふかふかソファーは、誰もいなかったので独り占め

その時、携帯の充電が切れそうなことに気づいた
携帯につなげた充電コードを、フロントのおじさまに見せると、「貸してごらん」と言って、フロントの下にあるコンセントに繋いでくれた

タクシーが来るまでの間、おじさまとたわいのないおしゃべり。
仕事の話や、以前の仕事などなど。

おじさまはホテルの仕事以外に、音楽を友人と一緒にやっているとのこと。趣味ではなく本格的に!

ただ、聞いたことのない楽器の名前、ウードだった。
後日、facebookから、その音色を聞くことができたが、異国情緒あふれるメロディーでした。

タクシーが到着し、重いスーツケースを運び出すと、おじさまが笑顔で「Bon Voyage!」と言って見送ってくれた

名残惜しいけれど、それはまた次回のお楽しみに取っておかないと

 

 


米屋は羊羹が有名ですが、イチオシはこれ!
 

家ではオレンジジュースまで出てこないけれど、旅先では必ず飲みたくなります
おかげさまでお腹いっぱいになりました
 
 

左上のカップです。このシンプルさがパリらしい
この写真を見ると、「いただきま〜す」が聞こえてきます
蕎麦粉のガレット。ほうれん草、チーズ、サーモン入り

スーツケース2つが待機中

ロビーからのこの階段を降りると朝食ダイニングです


 


 

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モンパルナスのホテル vol.5

2023年09月28日 17時22分45秒 | Paris

 

なかなかの紆余曲折がありましたが、パリ4日目頃には、だいぶ居心地が良くなってきた

 

5日目は、予めGET YOUR GUIDEで予約しておいた、ヴェルサイユ宮殿の一日ツアーの日

 

実は、パリ3日目から体調を崩していた。理由は、未だかつて体験したことのないパリの酷暑

 

日本と違って、冷房が完備されているメトロはごく僅か。駅構内も暑くて、体が限界だった

 

冷房の効いたホテルに戻って、生き返る状態の繰り返し。

そして、冷房をガンガンに効かせたまま、2日連続で寝落ちしたのがいけなかった

 

咽が痛くて、鼻もぐずぐず、或いは詰まってくるしい

咽頭炎と副鼻腔炎を起こしてしまったのだ

 

熱はないけれど、副鼻腔が炎症を起こして膿が溜まるため、熱が出ているかのような状態。

ボーッとしてフラフラするし、集中力も持たず、食欲無し

 

でも、ヴェルサイユ宮殿を歩くため、真面目に朝ごはんを食べることにした

ホテルから歩いて5分弱のパン屋さんでクロワッサンとブリオッシュを買ってホテルに戻った。

 

すると、フロントのおじさまが、笑顔で「朝ごはんはたべたかい?」

と聞くので、「今買ってきたところ!」と、言ってパンの入った袋を見せると、「なんで買いに行っちゃったの!!」とでも言うような顔をして、「下で食べてきなさい!ぼくのおごりだからね!」と下のダイニングに案内してくれた

 

朝食担当の女性に、一人分用意するように伝えると、「コーヒーは?ミルクはいれる?」と至れり尽くせり

 

おじさまのご友人が座っている席に相席をさせてもらった。

 

おじさまは、「Bon appétit!!」と言ってフロントに戻って行った。

 

久しぶりの朝のカフェ・オ・レに感激

3種類のパンが入ったバスケットもとっても魅力的だけど、ツアーのバスに乗り遅れたら大変

 

しあわせな朝ご飯に後ろ髪をひかれつつ、おじさまのご友人の方にヴェルサイユ宮殿のツアーの集合時間があるからと断って、慌てて部屋に戻った。

 

ヴェルサイユ宮殿の様子は、後ほど書きます。

 

まだまだ!!つづきます。

 

 


ホテルの近くのパン屋さん
朝の7時半に行きました!


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モンパルナスのホテル vol.4

2023年09月27日 22時22分40秒 | Paris

 

結局、パリ2日目はバスタブの栓が無いので、シャワーのみ浴びて出た

 

シャワーのみでも、広いバスタブの中で浴びるほうが、腕をぶつける心配がない。実に平和である

 

翌日も早々に出かけるため、部屋の内扉に、
「バスタブの栓が無いので、お願いします!」
と書いた付箋を貼っておいた。これは、お掃除する方にも伝えたかったから

 

カードキーをフロントで渡す時も、念を押しておいた。

もう一つ、部屋の冷蔵庫が全く冷えないので、それも伝えた。

 

夕方、疲れ切ってホテルに戻ると、最初にこちらに来た時に、ホテルの前で数人のおじさまたちとお喋りしていた陽気なおじさまがいた。このおじさまは、私が荷物を預けて出かけるとき、

Everything is O.K?

「こんにちは〜!」「ありがとうございます!」と声をかけてくれた方。

 

てっきり、近くに住んでいるおじさまかと思ったら、このホテルの関係者だった。

 

そして、得意気に、

「お風呂の栓、見つけたよ。それが私の仕事だから!

あと、冷蔵庫は、ルームキーを外すとスイッチが切れる仕組みになっているんだ。だから、もう一枚、部屋に差しておいたよ」と。

 

そういうことだったのなら、初めにキーを2つくれればよかったのに

私はあと6日間滞在するんだから、出かけるたびに冷蔵庫が切れてしまったら、ヨーグルトが腐っちゃうじゃない

 

と、呆れてしまった

 

でも、なぜか、憎めないんですよ

 

このホテルのおじさま達

 

これは、お国柄なのかな?

 

いちにち、日が経つごとに、不便なことが改善されていく

その度に、確かな達成感を得られるのは、まんざら悪くない

 

そして、パリ2日目にして、2つのホテルで私は有名人になっていたに違いない

 

顔を合わすたびに、みんなが、「Cava?」、「Tu va bien?

と、声をかけてくれるようになっていた。

まだまだ?つづく!!


※見出し画像は、オリンピックの5輪マークを写したもの。
パリ市内は至る所で工事をしていました。

 






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