丸ノ内線の先頭に乗ると、運転席を透してレールが見える。
明るい車内からだからか、ヘッドライトが暗く感じた。
目がいいほうではないので、コンタクトで矯正していても視界は明瞭でないと不安だ。レールが遠くまで見えない
地面と違ってレールの上を運転するのはどんな気分なのだろうか。
私は決められたレールの上を運転するのが大の苦手だと思っている。車でも、長過ぎる一車線のトンネルは発狂しそうになるこんな私に運転させたらすぐに脱線するだろう。
人生でも同じである。親が敷いたレールを見事に踏み外し、ない道を歩いた事もある。まだ若い時はそれでもレールにしがみついていた。しかしそこからは何も生まれないのだと気付いた。生まれないどころか自分や親を責める感情が芽生えた。こんな悪い芽は大きくなる前に摘み取らなければならない
誰かのために自分の人生を犠牲にする気は毛頭ない。
いつしかそのレールも私には見えなくなった。
レールがなくてもちゃんと自分の足で歩いている。そして常に自己責任という重い荷物を背負っているのだ。
fine ART photographer Masumi
明るい車内からだからか、ヘッドライトが暗く感じた。
目がいいほうではないので、コンタクトで矯正していても視界は明瞭でないと不安だ。レールが遠くまで見えない
地面と違ってレールの上を運転するのはどんな気分なのだろうか。
私は決められたレールの上を運転するのが大の苦手だと思っている。車でも、長過ぎる一車線のトンネルは発狂しそうになるこんな私に運転させたらすぐに脱線するだろう。
人生でも同じである。親が敷いたレールを見事に踏み外し、ない道を歩いた事もある。まだ若い時はそれでもレールにしがみついていた。しかしそこからは何も生まれないのだと気付いた。生まれないどころか自分や親を責める感情が芽生えた。こんな悪い芽は大きくなる前に摘み取らなければならない
誰かのために自分の人生を犠牲にする気は毛頭ない。
いつしかそのレールも私には見えなくなった。
レールがなくてもちゃんと自分の足で歩いている。そして常に自己責任という重い荷物を背負っているのだ。
fine ART photographer Masumi