3/15 (日)からスタートしたNHK総合ドラマ、レ・ミゼラブル、見てる
https://www4.nhk.or.jp/les-miserables/
ここだけの話、これほど有名な物語にも関わらず、原本を読んだことがない私
実は、子供の頃、本を読むのが苦手だったの。
宮城まりこさんの個性的な声で放送されていた、「まんが世界昔話」で見たはず。でも断片的にしか思い出せない。今から分厚い本を読むのも何なので、欠かさず観ている。暗い内容だけど、思いの外、日曜日を心待ちにしている
そこで、ひっじょ〜に気になるシーンがあった。第3話である
ファンテーヌが自分の歯を売ることだ。
ドラマでは、麻酔をすること無しに、今とは比べものにならない大きさのペンチで、むんずと前歯を掴んで抜かれた。
抜かれた歯を心待ちにしている歯抜けのおばあさんが横でニッコリ微笑んでいたのが怖かった
この人、歯を抜いた人のお母さんらしい。
ただ、抜いた前歯をどうやって利用したのか?
そこが気になって仕方がない
今なら抜いた歯を再植する可能性もなくはないけど、この時代に出来たのか?
技術的にも衛生面を考えても、ハードルが高すぎる。
早速検索してみた。興味深い内容が出てくるでてくる!!それによると、抜いた歯を入れ歯として使用していたようだ。
参考サイト 歯の博物館
こちらの方が読み甲斐があります 歯の博物館
遥か彼方、、、大学で習った記憶を辿ると、アメリカ大統領ジョージ・ワシントンのスプリング状の入れ歯を思い出す。上下の入れ歯をスプリングで繋いだもの。
実用的とは言えない代物だ。うっかりすると、入れ歯が飛び出てしまうらしい。(一度見てみたい気もするが!!)
調べてみると、歯は鹿の歯やヒトの歯を埋め込んで作られている。
確かにヒトの歯を再利用していたのだ
昔は綺麗な歯は、確かにお金に変えられたのだ
日本最古の入れ歯は、ツゲの木を用いた木床義歯だが、歯の部分は埋め込むことはせず、ツゲの木を一塊として用い、歯は彫り込んで作られている。
その後は日本も海外と同じように、動物の骨や象牙、ヒトの抜けた歯を使って土台となるツゲの部分に嵌め込んだと言うわけだ。
大学の授業も、レ・ミゼラブルのこのシーンと絡めて解説してくれたら、より一層理解が深まっただろうにと、今更ながら思う今日この頃である
注)見出しの写真は、乳歯用の抜歯鉗子です。