記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

さくら

2009年03月29日 16時06分55秒 | Weblog
今年初のお花見は毎年恒例の六義園。
昼過ぎに着いたので人出が多く長蛇の列に並んだ。まさに満開御礼
さくらは早朝が1番だと思う。昼間の強い日差しで限りなく白に近いピンクのサクラは、ポスターのピンク色を期待して訪れる人をちょっぴりがっかりさせるかもしれない。秋田角館のポスターもしかり。鮮やかな桃色ではないのだ。
ただし、平安神宮の紅枝垂れはありのままだと思うのは私だけだろうか。

毎年園内外のソメイヨシノも同時に満開となるのだが、今年は枝垂れの一人勝ちだった。お庭の中央にある吹上げ茶屋でお抹茶と練り菓子を頂きほっと一息。悲しいことに抹茶がぬるかったさらにもっと苦くていいのに、わざとなのかあっさり味だ。京都の鹿ヶ谷でお抹茶体験をした時に戴いた抹茶は物凄く苦くて、濃ーーーいコーヒーかと思った。でもそれくらいでないとね。


お見事!

この写真だけ見ると田舎に咲いているサクラみたい。

お抹茶の番号札。素朴さがたまらない。待つ時間も楽しくなる

いっただきま~す

fine ART photographer Masumi
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困ったおばさん

2009年03月29日 15時30分57秒 | Weblog
ツアーでつくづく嫌になること。
それは完全マナー無視のわがままなおばさんたち
昨日のランチバイキングでのひとコマ。
我々47名の団体が一度に並ぶのは無茶というもの。とりあえず列に向かってみると、後ろにいるお友達とはしゃぎながら私の背中をぐいぐい手で押すおばさんがいた。早く列に並びたくて仕方ないのだ。とは言っても前が詰まっているのだから気付いて欲しい。一向にやめる気配がないので、勘忍袋の緒が切れた
後ろを振り返り、「さわらないで下さい。」と押さないでというより、インパクトがあるからだ。

電車の中でもよく見かける。
たいていおばさんだ。たった今もそう。電車を降りる時に何をそんなに急ぐのか、先に降りようとする女性の背中を手の甲で押した。まるで土俵から追い出すみたいだ。当然のごとく女性は振り返り、いやな顔をしてそのおばさんを見つめた。
自己中心的なおばさんには辟易してしまう。
おじさんの場合は単なるセクハラである場合が多い
混んでもいないのに意味もなく体ごとぶつかってくる。なんなんですかあかといっておばさんたちと違って何か言ったら逆切れされ殺される可能性もあるから泣き寝入りするしかない。だからいかに起こりうる危険を予め察知するかが大切なのだ。
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大人の社会科見学Vol.3

2009年03月29日 14時34分45秒 | Weblog
残すはNHKスタジオパークと東京湾クルーズ。
旧白洲邸のある町田、鶴川からスタジオパークの渋谷まで一時間ほど。ちょうどいいお昼寝タイムになった。
スタジオパークは大河ドラマの天・地・人に出演している俳優の衣装などが展示されていたが見ていないので皆目わからず。ただ過去の大河ドラマが第一回から前回の篤姫まで写真と共に出演者の名前が列記されていたのは嬉しかった。1番古くて記憶にある「風と雲と虹と」。母親が当時加藤剛さんのファンで、日曜日の夜は夕飯が終わると必ず家族揃ってテレビのある部屋に移動した。食事中はテレビをつける習慣はなかったのだ。というのも私が左手にご飯茶碗を持ったまま、口をポカンと開けてテレビに夢中になる姿に見兼ね、テレビ禁止令が出た。
内容は覚えていないが、平将門役の男らしい加藤剛さんに憧れた。
いよいよバスは最後の目的地、日の出桟橋に向かった。ここでバスの車内の様子を伝えたい。始めに書いたが参加者の平均年齢は60才以上。たいてい夫婦参加だ。前方左に座った夫婦。お昼のランチバイキングが終わって間もないのに旦那さんは奥さんに一言うながすと、カルビーポテトチップスがでてきた。開けようとするが、開けられない。すかさず奥さんに取り上げられ、開けてもらうと嬉しそうに抱えパリパリ音をたてて食べ始めた。日の出桟橋に着くまでの車内で甘いかおりがしてきたと思ったらチョコボールを食べていた。小学校の社会科見学の時は確かお菓子代は500円。500円きっかり買ったようだ
隣のOさんとは起きている間ずっと喋っていた。時折香る香水が私好みだったので思い切って聞いてみるとシャネルのNo.19だった。アリュールほど甘すぎず、ちょっぴりスバイシーだ。Oさんは髪につけていた。だから時々フワッとかおりが飛んできたのだ。脱色しないのかな
ちなみにココシャネルの誕生日である8/19の「19」を意味しているのだそうです。

クルーズは確か夕景を楽しむはずだったがナイトクルーズに変わっていた船が動きだすとレインボーブリッジに背を向けて走り出した。やった。勝鬨橋に向かっている。清洲橋、永代橋のライトアップが見たかったのだ。ところが勝鬨橋に近づいたところで、ゆっくりと旋回し始め方向転換した。
一路お台場に向かうと三色にライトアップされた東京タワーがビルの合間から顔を覗かせた。エッフェル塔に比べて華奢な感じがする。レインボーブリッジをくぐり、お台場デックスビーチの向かいに船が停まった。今度は日中に隅田川クルーズに乗ってみたい





勝鬨橋 7,03,2009 モノクロフィルムが出来あがってきました。
fine ART photographer Masumi
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大人の社会科見学 Vol.2

2009年03月29日 00時07分10秒 | Weblog
今回のツアーの最大の目的である旧白洲邸、武相荘
ドラマを見て想像した建物に比べてかなり小さいと感じたが、中は素晴らしかった。
しつらえものが私の好みだからである。初めて訪れたのに、部屋の中にいると言われようのない安堵感に包まれた。
居心地がいいのだ。目に映るもの全てが私が求めていたデザインであり、色彩である。次朗さんが作ったランプもカッコイイ。こちらもまた家の中は撮影禁止なので下記にある写真で紹介するとんぼの本「白洲正子″ほんもの″の生活」を見ていただきたい。
家の横にある喫茶でお茶でも飲みながら、竹林の庭をめでたかったのだが、時間がたりなくてのんびり出来なかった。
正子さんの書斎は掘ごたつになっているので、正座の必要がなく足も疲れなさそうだ。私もいつか、そんな書斎が欲しい。椅子に座るのではなく、和室で、文机がいい。ふかふか座布団で、集中力がプツンと切れたらそのままバタンと横になれるのが魅力だ。そのまま寝てしまってもいい。
一つ気になったこと。本人が原稿用紙に自筆で綴った文が展示されていたが、なぜかマス目を完全に無視していた。きっとA型ではないのだろう。




家の入り口にちょこんとあります。

くつ入れ(同じく家の入り口にあります)



かやぶきのてっぺんに!


ひだまり

fine ART photographer Masumi


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大人の社会科見学 vol.1

2009年03月28日 22時11分44秒 | Weblog
旧白洲邸「武相荘」と国会議事堂クラブツーリズム完全貸切お台場夕景クルーズ。
今私の中で白洲次朗ブームなのだ。
いつもの土曜なら昼近くまで布団の中で死んだように寝ているが、今日は目覚ましが鳴る30分も前に跳び起きた。腹時計ならぬ体内時計が正確に作動したのだ

ツアーひとり参加は実は初めて。今日は47名の満席で同じように一人で参加する女性の隣りが私の席。窓際なのが嬉しい!予想通り参加者の平均年齢は60代以上だ。私が1番若いかしら。

初めての国会議事堂。都内の小学校の社会科見学には必須のようだが、埼玉・千葉は違っていた。昭和11年に出来た建物ゆえ、歴史を感じる内装だ。赤の絨毯は階段の一部で剥がされ新しく張り替えをする準備をしていた。深紅を想像していたがオレンジあるいは茶系である。
衆議院議場の本会議場は最高部席から見たせいか思いの外狭く感じたが、実際は45畳はある

建材等はほとんど純国産品使用だが、唯一国会内のポスト、ドアの鍵のマスターキー、ステンドグラスの3点は海外からのもの。興味深かったのはポスト。各階に設置されたポストに投函すると一階へ集積され、集配に来てくれる。知っていたら手紙を投函したかったのに。また階段の隅っこにはセントラルクリーナーの差し込み口がある。内装はアールヌーボー調のデザイン。階段の天井にある排気孔にもさりげなくデザインされた蓋が施され粋なはからいだ。館内撮影禁止なので興味がある方は是非訪れてみて。
思いの外ハイテクな設備に驚きです




fine ART photographer Masumi
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天国にひとつだけ持っていくとしたら・・・

2009年03月22日 13時37分26秒 | Weblog
3月25日夜9時放送予定の「春さらば」の番宣でキャストが受けた質問。

小泉孝太郎さんは愛犬、市原悦子さんは住所録、原田芳雄さんと山本學さんは「なにもいらない」という答えだった。
原田芳雄さんと山本學さんはおそらく人生に悔いがないのだろう。
私もそんな答を即答してみたい。
だが、ふと考えてみて、私は辞書を選んだ。
各国の言語が調べられる辞書だ。
海外に訪れ、観光できる最低限の言語力しか持たないことは、一歩踏み込んだ会話、絆もできないからだ。

来月、パリの写真学校で知り合った友人が日本に来る。一年弱共にした仲間だから表情やしぐさでだいたいは理解出来るが、言葉で伝えたいことも沢山ある。
最近入社したスタッフはTOEIC高得点保持者ばかり。高校卒業時は英検2級あったはずが、3年前受けたTOEICでは400点にも満たなかったすぐに感化された私は去年買ったテキストを早速本棚から引きずり出しiPodに入れ通勤電車の中で聞き始めた。が、単語力が足りなさすぎて直ぐにBGMと化していた昨日単語のテキストを新たに購入。
まずは単語だ。赤ちゃんだっていきなり文章を話すことは出来ない。

来月来る友人はスエーデン出身のイダと台湾出身のアデレイ。短い期間だけれど、日本が誇る桜を満喫してほしい。

ところで、あなたなら何を天国に持っていきますか?


fine ART photographer Masumi

頭の体操にどうぞ!朝のウォ-ミングアップにはじめましたちなみに漢字検定問題もあります。下の段をみてください。
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オーダーメイドシューズ

2009年03月15日 21時56分22秒 | Weblog
ついに、オーダーメイド。
naocoさんと谷中の「そのみつ」というオーダーメイドの靴屋さんに行ってきた。まずはお店の中にあるデザインカタログを拝見。そして気に入ったデザインの靴を履いてみる。展示されている靴を持ち上げると思いの外ずしりと重い。重い靴は苦手だ。しかし片足ずつ滑らせ試しに店内を歩くと重たさを感じなかった。二人とも何足か試し、お気に入りの一足をみつけた。
ずっと接客をしていた店長さんはやっと手がすき、話し掛けてくれた。軽く足の長さを計ってもらった。両手で足をなぞるようにして形態を確かめると『こうやって足の形を見る事で、いろんな事がわかるんですよ。性格迄わかるんです。』と言った。私もnaocoさんも「え~っ、そうなんですか?」と驚いていたら、「そんな訳ないでしょう!性格わかったら、違う仕事してます!」だって。いやあ、だって足の形で歩きかたの癖がわかるのなら、せっかちとか何かわかるんじゃないかと想像したからだ。一気に場が和んだ。
店長さんは気をとり直して専用の物差しで足の長さを測った。長さは21.5センチ。しかし履いている靴は22.5。大きすぎる。余り気にならなかったが、靴の中で足が踊っていたのだ。そして異常なまでの幅の広さ。初めて知ったことは踵が小さすぎること。Naocoさんも踵が小さすぎた。だから既製の靴は歩くと踵が抜けてしまうのだという。二人ともオリジナルの木型が必要だった。しばらくすると近くにある工房から製作スタッフが足の精密な計測をする為にやって来た。まず足の輪郭をスケッチブックに写し取り、長さ、幅は3ケ所にわけて計測、そして立った時と座った時など微妙な違いを記録していく。足のカルテだ。
自分の靴は自分の手でつくるしかないのだろうかと、思ったこともあったので、靴職人には憧れてしまう。

二人の計測が終わり、次回は仮縫い状態、つまり仮履きが7月中旬。完成は8月終わりの予定。はるか先の話だが、楽しみだ。
結局そのみつさんの滞在時間は2時間半ほど。外はすっかり真っ暗。初めての谷中界隈の写真は一枚も撮れなかった。だからまた来ます。帰り際、店長さん大絶賛の坦々麺の店、毛家麺店に寄った。確かに胡麻たっぷりのトローリスープが堪らない。麺が細いからスープがよく絡み濃厚な味を湛えている。いつもはスープは飲めず、ごちそう様だが、今日はれんげで掬ってすべていただいちゃいましたいやあ参りました。また谷中にきた時は是非とも食したい坦々麺である



naocoさんご推薦の広尾のスフレ:ル・スフレ 

fine ART photographer Masumi
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やっぱり手元に置きたい

2009年03月15日 12時24分43秒 | Weblog
引越しのたびに本やCDをブックオフに売りにいっていた。
だが、MDプレーヤーがない今、専らパソコンで聞くことが多くなった。したがってレンタルにないものは新たに買う羽目になっている。
昨日、Amazonで注文したものを紹介しよう。
ひとつは聞いたことがあるはず。バッハの曲、G線上のアリアのカバー。歌詞の通り、やる気になれる。ふたつ目は、しっとりとしたJewelの声。女性のハスキーな声、好きなんです。ココロにひびが入った時、彼女の声が静かに、しかし確実に、キズをつなぎあわせてくれる。聞いてみてください。

Everything's Gonna Be Alright - Reborn (feat. Toby)


Jewel "Hands" (1998)



昨日、春色を買ってきました。

fine ART photographer Masumi
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三途の川

2009年03月14日 00時06分45秒 | Weblog
確か5年前の冬。珍しく高熱が長引き、仕事を休めなかった私は近くの内科で処方された解熱剤を一日三回飲む生活を送っていた。日中は薬が効いていたが、夜になると体がやかんみたいに熱くなった。パジャマも汗でグッショリ。汗をかいたまま寝るのも気持ちが悪いのでお風呂に入るともうへとへと。体力消耗でぐったり。
そんなある夜、夢を見た。
中学校の体育館に私はいた。なつかしいと感じていた。不思議なことにこれは夢であること理解していた。
体育館の中から校庭を見渡すと、あの時好きだったNの姿が見えた。嬉しくなって思わずNの名前を呼んだ。そして体育館シューズを脱ぎ捨て、外履きに履き変えようとするのだが、うまくはけない。早くNのそばに行きたいのに足が絡まって動かない。焦ってNを見ると、声は聞こえないが、手を広げ、寂しそうに制するジェスチャーをしている。聞こえないから「聞こえないよ!」と叫び、Nの口元をみると「こっちに来ちゃダメだ」と言っている。なんで来るなと言うのかが理解出来なかった。すごく哀しくなって泣きそうになっていたら、ガラリと場面が変わった。
今度は高校の自転車置き場にいる。友人とE先生の姿が見えた。駆け寄って話しかけたと同時位に目が覚めた。
汗びっしょりだった。シーツも広範囲に濡れている。
熱は下がっていた。いつもとは違う感覚だった。自分でも明日は復活出来る自信があった。

卒業後、Nとは別々の高校になってしまった。たまに駅で会うとそこで立ち止まり長話をするだけで楽しかった。しかしお互いの居場所をみつけると、それぞれの道を歩き始めた。

高校卒業後、浪人二年目の春、鼻の手術の為、地元赤十字病院に入院していた。
入院当日、自宅に電話が入りNが交通事故で亡くなった事を見舞いに来た母親から知らされた。

しばらく私の記憶から消えていたN。その夜は眠る事が出来なかった。

あれは多分三途の川だったのだ。

亡くなってからは一切夢に出てこなかったNが、熱でうなされていた私の前に現れたのだ。


fine ART photographer Masumi
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学生鞄

2009年03月09日 20時46分40秒 | Weblog
久しぶりに学生鞄を見た。色はナゼカ焦げ茶色。珍しくはないのな?私立の高校らしき制服の男の子が持っていた。
しかし、あそこまで年期のいった鞄もなかなか見ない。角の塗りがはげ落ち、ささくれ立っている。鞄の厚さは私好みの薄めだ
私の学生鞄は定番の黒だった。当時出始めたクラリーノの合革鞄を持つ生徒が多かったが私は断然革派だった。だってクラリーノは異常な厚みを呈していたからだ。まるでアコーディオンだ
ガリ勉タイプの生徒が愛用していた。「まち」があるものだから、いくらでも入る。英和、和英辞典まですっぽり入る。私はというと全くの逆。ただでさえ薄いのに薄さを追求してベッドの脚に敷いてさらにぺちゃんこにしていた。
当然、教科書はいくつも入らない。机の中に起きっぱなしなのだ。
当時は教科書を何册も持ち帰ることがダサかったのだ。
しかしクラリーノもあまり見ない。見るのはビニール製のスポーツバッグだ。部活で使うのはわかるが教科書を入れるのはなんか違うと思う。
やはり定番の黒の革鞄が制服には合うのだ。


画像は隅田川で見つけた階段。
水のなかへ・・・
fine ART photographer Masumi
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