昨日の夕方。
病院からの帰り道、ばったりワタナベサンに会った。自慢げに箱を開けると掬ったサヨリが満杯。そうだわ、このまま寄り道して帰ろうと防波堤の方へ。
写真を撮っていたら、ちょい向こうで談笑していた漁師さんが二人、
「おかあさん、俺の写真も撮ってくれ」って。
「いいよいいよ、全国ネットだよ」と近づいて行くと、なんとまあ、照れちゃってヤンマーディーゼル帽を横っちょにして顔を隠すのよ。笑っちゃう。ま、そこは強引に。
ヤンマーディーゼル帽子の半袖漁師さんは赤泊に自宅が。
黒ジャージー漁師さんは高千(ダコタ舞台集落ね)に自宅が。
話して行かせんか、とは珍しいお誘い。
コーヒー飲むかと缶コーヒー1本のプレゼント。
ここへ座ればいいねか、とピンクの(何だっけロープ繋ぐやつ)を空けてくれたけど、このお尻じゃ無理だからと丁重にお断り。
「さっきイカ釣りに行った船がいたけど、出えせんのん」と聞いたら、
頭がいいもんは出るけど、金があるもんとバカのもんは出えせん、台風が来てるからさ(わあははははは)と高笑い。
今このくらいの船作るとたった1億2千万くらいしかかからせんや、なんてびっくりすること言う。
油が1リットル107円もするし。
この電球は1つ2万から3万だが、って50個くらいつけとるからのざっと、うーーん!だ。
今は5、6時間もかけて山形県沖近くまでイカ釣りに行っというからそりゃあ経費がかかる。昔より漁はあるけど経費に喰われてらちかんって、それはそうだ。ひゃあ、だわ。
いったい1回漁に出るといくらかかるのかしら。
赤泊にカニ買いに来いっちゃ。
と言われてもなあ、車ないのよ。
タクシーで来ればいいねかさ、代行つこうて(わあははは)って。
3人の高笑いが鳴り響いている中、3人目の漁師さんが来た。
「昨日また熱が出て困ったわ」ってそれでも船を見に来る。
この方が漁師をしていた父を知っていたから縁は異なもの味なもの。
話はいちだんと弾んで・・・きりがない。
さよならして来ると。
こちらにも可愛い漁師さん。
で、実家前から対岸。
お三方の船。空には月も出えている。