まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

立ち寄り先は 円覚寺

2022-01-31 08:47:21 | お寺

今朝は抜けるような青空。ちょっと柔らかみを帯びている青。
久しぶりな気がして気持ちがいい。どんよりした日々が続いたものね。
昨日なんて一歩も外に出なかったわ、そんな日もある。

1月の横浜友定例会は延期、2月の元同僚定例会も延期。
致し方ないとは言えどつまらんなあ。
ま、マスク会食は薄い膜を張ったようなもどかしさを感じるから、延期して
思いきり笑ってしゃべっての日が来るまで待ってもいいか。待つわ。

28日の金曜日、教室パソコンお絵描きの前に例によってちょっとそこらへ寄り道。
北鎌倉駅から一番近い円覚寺。
自宅最寄駅からのバスが遅れると電車も1本逃す、いいけれど滞在時間が短くなるのが
ちと惜しい。だからこの日は、仏殿も大方丈もパス。手を合わせるだけ。
途中、龍隠庵の方に曲がって戻り黄梅院まで行って帰る。それだけ。
たったそれだけだけれど、人のざわめきのない静寂な空気に清々しい気持ちになったわ。

山門

仏殿横の梅はまだまだ

龍隠庵への道に *福寿草

大方丈裏

妙香池

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『ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?』長谷川嘉哉 著

2022-01-30 09:00:55 | 

いやあ、それにしても大胆なタイトルで。ドキッとしました。
あまりに大胆なのでぎょっとしてどれどれと手に取ったわ。
矢部太郎さんのイラストが力が抜けているのも上から目線で「読んでやるか」。

書いた人は岐阜県土岐市で土岐内科クリニックの医師長谷川嘉哉さん。
多くの認知症患者さんを診ている。そんな患者さん家族と接していてのエッセイ。
あくまでもエッセイ。

認知症がどう進行するか知っていると、患者さんにギョッとするような症状が出てきても、
患者さんに余裕をもって対処ができ、ときどき、笑えます、すさみがちになる心を守れます。
と知ることの大切さを教えてくれる。

まずは、患者さんよりも、介護者さんの心身を守ること。
ご家族に認知症の方が出てきたとき、これが一番大切なことだと私は思っています。

このスタンス。うんそう、この本の最初から最後までこの視点と姿勢が貫かれていて、
仮にわが家の夫が認知症になっても(いやもうすでに認知症春の段階だわ)
なんとかやって行かれるんじゃないかしら、と楽観的になれる気がするの。
あくまでも気がする、だけれど。

認知症の進行段階を、「春」「夏」「秋」「冬」の4つの章に区切って。
私目線でざっくり紹介しますね。(ま、私のことだからだらだらになると思うけれど)

ちょっと変な春「認知症予備軍」
春の草木が音もなく芽吹くように、認知症の気配も、そっと芽を出します。

早期認知症害(認知症の一歩手前のこと)の患者さんの特徴は、「ちょっと変」
「すごく変」ではないところがポイント。家族は「あれ?」ちょっと変と。
冷蔵庫や電子レンジに意外なものを放り込んで忘れる、のもこの時期だそう。
そうだ、佐野洋子さんが冷蔵庫にコーヒーカップを入れていてボケたんじゃないかと
えらい心配していたのも、ほんとにそうだったのかもしれないわ。
モンスタークレーマーや「知らん」「聞いとらん」のやりとり、車は傷だらけもこの時期。

「しっかりしてよ」「どうして分からないの」
と今まで通りを求めないことですって。
そうか、私は絶対やりそうだ、気をつけよう。
「認知症になったんだから、これまでどおりできなくて当たり前」そう思うことだそう。
適切な治療やリハビリを始めることで、認知症への移行を緩やかにすることができる、
と心強いお言葉も。

かなり不安な夏「初期・軽度」

今までできていたことができなくなり、モクモクと積もりゆく夏の雲のように
家の中に混乱の気配が積み重なっていきます。

クリニック受診は「中核症状」が出始めたころ。「中核症状」とは、
記憶力、言語能力、管理能力などが低下して、日常生活が困難になった状態。
何度も同じ話を繰り返す、貯金通帳を何回も亡くす、真夏にセーターを着てしまう・・・

老化による認知症はある意味自然、ゆっくり進行していって7~10年は軽度から中等度の
状態が続くのが一般的だそう。ゆっくりだから心配しすぎなくて大丈夫と。

ここでも「わからないことを、試さないで」と医師は念を押す。
「今日は何月何日か分かる?」「何曜日だったっけ?」「私が誰だか分かる?」
と介護者は患者さんに聞く。ああ、私やるな、自分の不安を取り除こうとして。
医師は患者を試しても、一つもいいことはないと言う。
「こんなこともわからなくなるなんて、ああ」と、なぜ自分も患者もつらくなるような
ことを聞くのか。それよりも安心を与えること、安心とは情報だそう。

「今日は何月何日?」と聞くのではなくカレンダーを見ながら「今日は3月3日ひな祭りだね」
と伝える。「ごはんだよ」じゃなく「晩御飯だよ」という具合に。そうか、目からうろこ。
ディサービスやショートサービスを利用して、介護する側ができるだけラクをすること。
行きたくないという患者のちょっとしたわがままのために、介護者が人生の大事を
棒に振るなんてことは絶対やめてって。

困惑の秋「中期・中程度」

暴言・妄想・徘徊・幻覚・・・・
認知症の困った症状がどんどん出てきて、家の中に、混乱の嵐が吹き荒れます。

支える家族にとって、もっともつらい時期です。
中核症状が進行すると周辺症状が出てくる。
中核症状がすべての患者さんに共通して現れる症状なのに対して、周辺症状は
患者が置かれた環境に寄って出てくるので、人によって違う。
家族が本当に困るのはこの周辺症状。幻覚・徘徊・暴言暴力・便を壁に擦り付ける・・・
終わりが見えないと思われがちだが、
「周辺症状は、放っておいても必ず1~2年で落ち着く」
「患者の気持ちを穏やかにする薬がある」
このことを介護家族が知っておくとずいぶん気持ちが楽になる、と。
そうはいっても、2年は介護家族にとっては長いだろうな、絶望的になることもある
だろうなと容易に想像できる。それでも2年という区切りがあることを知れば頑張れる
かもしれない。
周辺症状が出ている患者の幸せを考えた場合、グループホームという選択するのもいい。
認知症介護は一人や二人では絶対に無理、ヘルパーケアマネジャーの力を借りること。
もうこのことはいろいろな見分から合点承知だ。

決断の冬「末期・重度」

失禁・弄弁などが見られるようになり、やがて患者さんは、1日中、ぼんやりするように。
人生の週末を迎える、静かな気配が近づいてきます。

「どんなに攻撃的でアクティブな患者さんも、やがては落ち着いて、一日中ぼんやりする
ようになります。そのあとは、次第にものが食べられなくなって、静かにお亡くなりに
なります」
認知症ではなかったが、父が亡くなっていく時の経過とまったく同じだ。
ということは、誰でもの死へ辿る道筋ということか。
身体的な介護が必要になり、家庭の介護力が問われ、トイレの失禁が緊張の糸を切る。
「もう家では看られない」のタイミングになる。
そして入所の決断は誰?がするのか。医師は主介護者がという。それはそうよね。
ところがそれがなかなかに難しい。介護者のかたの味方の医師が唯一辛辣になる部分。

たまにぽっと出て来て口だけ出す「ぽっと出症候群」にはならないで。
特徴は、ふだんは介護をしてないせいで、患者さんのこれまでの様子や受けてきた
治療についてほとんど知らないこと。
介護に手を出していない人間は、口を出してはいけない。出していいのは、お金。
そうだそうだ、ほんとにそうよ。でも多いよね「ぽっと出症候群」の息子。

ほどほどで、十分です。
十分すぎるぐらいです。

私も近々患者か介護者になることはまちがいない。
知っておくこと、それで対処がずいぶん違ってくるって。そうね。
寝転んで読むような(失礼)軽い語り口だが、なかなかに重い内容だ。
そしてとても参考になる。

ボケ日和

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寒さで色が変わる

2022-01-29 08:41:42 | 植物

何にも話題がないなあ、って。
歳時記カレンダー見てもめぼしいものはないなあ、って。他人を当てにしてはいけないな。
昨日と変わりなく目が覚めるっ、てほんとはいいことよね。
ベッドから起きようとしたら突然腰に痛みが走って、整体に駆け込む人もいるもんなあ。
そういえば元同僚の人で、目覚めたら、
指が動く、足も動く、頭も働く、目も見える、耳も聞こえると確認してやれありがたや、
と起きるって話していた人がいたなあ。

変わりない冴えない朝飯食べてコーヒー飲んでひと休みして。
いつものようにブログ書いたり読んだりできるって、なかなかだ。
と無理やりの感もありだけれど。1日が始まるわ。

あんまり行きたくないところ散歩。春を探しにだけれど収穫なし。そのうちね。

寒さで植物は茶色に赤に変色。私も灰色に変色。

極めつけは

赤に変色は美しい

自分を見ているような気がしてきたから みずみずしいものを

 *カラスノエンドウ

 

さてと。

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1月の庭 ガーデンシクラメンは

2022-01-28 09:05:03 | 

毎日毎日コロナ関係のニュースばかりでうんざり。
飽きた飽きたと吠えてみてもやっぱり気になって、感染人数に着目する。
ヨーコチャン住まいの県と比べて「勝った負けた」と不謹慎な発言で憂さ晴らししている。
ま、しばらくは仕方ないか。出口を待つしかないか。

気晴らしに、いつもの数独じゃなくてカタログ雑誌のクロスワードに挑戦した。
はあ、縦横ヒントの言葉から思い浮かべようとしても出てこない。なんも浮かんでこない。
「雪にかわりはないじゃなし」の歌は?
とあっても、マヒナスターズの歌は頭の中で歌っているのに曲名がさっぱり出てこない。
もう止めたってほっぽり投げたわ。

庭もほっぽり投げてある。可哀そうに。
もう少し気温が上がったら何とかしてあげるわね、と誰にともなく言い聞かせているの。
変化はあるかと家の周り1周してもみんな縮こまって、
「私たちも寒さこらえています、暖かくなったらなんとか活動します」と言ってるから、
ここはお互いに待ちましょう、ね。我慢我慢、はい。

しばらく顔を見せなかったガーデンシクラメン。
1鉢目 成長記録

 1月17日
蕾はまだ固い

 1月22日
ちょっと開いてきたか

 1月27日
手前の花も開いてきた

2鉢目

 1月22日

 1月24日
22日はまだ蕾だったけれど 花が開いてきたわ

待機中

 木瓜

 クリスマスロース


いつ地植えにしようかと それともこのままでいいかなと判断保留

いつもの

 カレンデュラ

 水仙

 ローズマリー

♪は~るよ こい は~やくこい

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本郷ふじやま公園 古民家の障子

2022-01-27 08:55:31 | 建築物

 昨夕

チュッパの誕生日が近い。
なにしろ母が亡くなった翌日に誕生というのだからなんと言っていいやら。
実家のお隣さんが「俺、それを聞いたときは震えたっちゃ」と。
私は、娘と一緒に孫誕生の準備をしたかったのにそれどころじゃななかった日々だったわ。

そのチュッパも8歳になる。
誕生日プレゼントは何がいいとラインしたら「なんえんくらいならいい?」だって。
笑っちゃうね。そんなこと聞くようになったんだ、そっか。
「私がほしいのは3000円」ふーん。その後なかなか返事が来ない。催促したら、
「ほしいのが3つあってなかなか決められない」ですって。続けて「すみません」のスタンプ。
欲しいレゴが3つ、迷ってるチュッパ。かわいいもんだ。

本郷ふじやま公園の続き。
旧鍛冶ヶ谷村にあった小岩井家を移築。市の有形文化財に指定されている。
建築年代は1847年、175年前か。すごいね、昔の建物は、こうやってお手入れしながら
残って行くんだ。障子戸が美しくて見惚れる。


りっぱな長屋門


母屋


式台 身分の高い人の公式出入口 で一般の農家にはないとのこと

横の門から日本庭園へ



この日は外見だけ見て引き返した

土間への入り口 大戸の横に

ミツマタ

いいねえ、風情があるねえと思って拝見しているけれど、
その当時住んでた人は寒かったろうな、と現実的なことを考える。
子どもの頃、冬、田舎にある父の実家に泊まりに行くと震える寒さだったものね。

 

 

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富士山を見る 本郷ふじやま公園

2022-01-26 09:07:25 | 自然・風景

目が覚めてびっくり、6時5分だ。あれっそれっととびおきたわ。
5時にトイレに立って、いつもの時間まで潜っていようとふとんに入ったのよ。
寝たのね、二度寝ってこんな感じなのかしらね。鼻歌歌う気分ではない、ボーっとする。
曇り空、洗濯物干したから朝の業務はこれにて終わり。

今日、マサチャンママが受験生お孫さんのお世話にこちらに来ると言ってた。
人口21万の私の居住区でコロナ感染者は一昨日165人、昨日39人、やはり多い。
デルタ株の時は東京隣接区の感染者数が多かったけれど、オミクロン株はそうとも限らない。
周辺区も感染者数は多い。商業施設の感染者が公表されていると、買い物も考える。
マサチャンママ、どうか不要なお土産は持ち帰らないようにと念を送る。
午後からは晴れる予報だから、青空はプレゼントできるわね。

22日、富士山を眺めて来ようなんてバスに乗った。
乗客10人にも満たない、すっ飛ばし停留所数か所。おかげでちゃっちゃと到着よ。

まだ寒かった朝。

まずは旧小岩井家住宅を拝見してから梅林へと散策。


木瓜の花

満開にはまだまだだけれど このくらいの開き加減が好きかな

ちょっと上ると見えた富士山 青空にくっきりとはいかないけれど これもまたよし

手前は古民家

いかにも冬な風景

炭焼き小屋にひとが集まっていた イベントがあるのかな

ここからも富士山

最短ルートぐるりと回って、気晴らしは終わり。まあまあ。

 

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去年の1月は

2022-01-25 09:06:34 | くらし

今朝の空はちょっともわもわしている気がする。きりっとした青空じゃない。
春の足音がちょこっと聞こえてくるような、そんな感じ。

お正月晴れ着訪問の初任同僚写真をしみじみと見返していて。
(50年前住んでた横浜、今もこの地に住んでいるわ)
どうして6畳一間の間借り先に晴れ着3人が来ることになったのかしら、
彼氏宅訪問ならまあまあ分かるけれど、ね。しかもバス停から15分以上も歩くのよ。
狭い部屋で4人して何をしていたのかしら。お正月料理なんてあるはずもないし。
ああ、疑問だらけ。今度会ったら訊いてみよう。(写真、貼り付けたくなりました)

 20代前半の美女3人 若いって 羨ましい

そういえば、去年の1月はいいことがなかったなと。
5行書けばいっぱいになるような3年日記の去年のメモ書きを読み返す。
夫のバイク事故、幸い軽い打ち身程度で済んだからまあまあと胸をなでおろした。



同じ初任時代同僚の病名、余命までが分かって。一番親しくしていた年上の人。
「今日泊めて」とか言って急に来るの。それで二人して何するでもなくグダグダして。
しょっちゅう旅行して、そのたびにどこが気に入らないのかよく怒られたものだわ。
それで懲りずにまた出かける。
独身時代、暮れから正月にかけて京都・飛鳥の旅をしたことがある。
京都の宿「玉半」に泊まりたいとの彼女のリクエストで31日停まった。
そのころの私は移動するだけで満足していたから、玉半の部屋で紅白歌合戦なんか観て。
布施明が白い衣装で腕をあげると袖からひらひらが ♪ごらん 不死鳥
と歌い上げるのを感激して観ていたの、なにしろ間借り部屋にはテレビがなかったから。
テレビばかり観てるって、もっと旅を楽しめって怒られたわ。ほんとだね。
乗り物酔いでぐったりしていれば怒られ、トイレが近いからその心配を話すと怒られ、
なんで一緒に行くんだろう怒られに行くようなもんだと思ったけれど。
付き合いは家族ぐるみになり、彼女は余命通りの日々を生きて旅立った。
つらかった1月から3月、時々思い出す、スマホに残っている写真は見ることができない。

その間借りしていた家のおばちゃんに異変が起きたのも1月。
正月飾りがいつまでも玄関先にあるのを不審に思ってからのこと。
去年の暮れに施設に会いに行ったきりだ。オミクロン株が落ち着いたらまた会って来よう。

今のところ今年は何事もなく過ぎていきそうでよかったわ、ほんと。

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囲います

2022-01-24 08:08:04 | くらし

昨日は日差しがなかったから寒かった。気温以上に感じる寒さ。
庭の植物たちも縮こまっている。それぞれの格好で寒さをしのいでいる。
チドリソウは1本ダメになったな。もう1本はこの時季なのに蕾なんか付けたりして。
ミモザは哀れを通り越した姿で、写真を撮ったらかわいそうな様子。
ときどき庭の様子を見て水をあげているけれど、あとはごめんねとほったらかし。
お互い寒さこらえて、もう少しがんばろうね、とは怠け者の言い訳でして。

お庭手入れする人はほんとまめな人が多い。
丁寧な仕事ぶりに「すごいなあ、すごいなあ」と感心するばかりで、大雑把な私には
とてもとても真似できない。だいたい種から育てられないという体たらくなのだから。
ん?植え替えとかが面倒だからなの、仕事が雑だから枯らしてしまうの。

ここの家のご主人もすごい。前を通るといつも足を止めて眺める。
どうよ、素晴らしいお仕事。「倒れそうな花は囲います」の見本。

塀のへこんだ部分ぴったりのお仕事

敷地部分ぎりぎりに

玄関階段横に並んだ並んだ

私なんか1本棒を立てて、茎を縛り付けるだけだものね。

真似せよって声が頭の片隅で聞こえるけれど、おのれの性分をよく知っているから無視。

 

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宅地ができる前は

2022-01-23 09:03:52 | 街・風景

いしだあゆみが歌う♪ブルーライトヨコハマに憧れて、この地に就職したはいいけれど。
私が間借りしたところは横浜のはずれ。えっ?!と思うような景観が広がってたのよ。
家の前は運動場2つくらいの空き地があり、林が広がりその中の農家さんからは牛の鳴き声。
もうびっくり仰天。佐渡だって聞いたことなかったんだから。

この間写真を整理していたら、同僚3人が正月に遊びに来た時撮った1枚が出て来た。
就職したばかりのころよ、間借りした家の前で撮っているの。
そのころ正月は店が3日間くらい休業だったわ、なにもかも正月ムード。
それなのに交通の便が悪いところによく来たなと思って、どうやって来たんだろう。
写真を見れば。
ひとりは本格的な振袖の晴れ着、もちろん髪も結い上げて。
もうひとりは、普段着っぽいとはいえ着物姿。
3人目の人は黒のベルベットの素敵なワンピース。
私も一番地味ながらミニのワンピースなんか着て、ぶっとい足をさらけ出している。
いやあ、若さって素晴らしいもんだ。正月に盛装して間借りの友人宅訪問する、いいなあ。
昭和40年代の日本はなかなかだ。

で、その写真の背景がどこの田舎に旅行に行ったのかというくらい殺風景。
それがあれよあれよという間に根岸線の駅が延長され大船まで。
殺風景な風景の山や林は宅地に造成され、今も私は間借りしていた家のちょい先に
住み続けているということでして。

そんなところだから、ほんの少しだけ、当時の様子が分かる地主さんの家が高台公園
への散歩道に残っている。

地主さん1軒目 やはりこの屋敷林の内側に

 

地主さん2軒目 屋敷林内側に家

こちらの地主さんは まだ2か所で畑を作っている

 

地主さん3軒目は とうとう家を解体してしまった 立派な門構えの家だったのに

片隅の一画に残っている屋敷林の内側だった 今は

そしてこちらの木々に囲われて お墓がたくさん

 

こちらの家は地主さんか分からないけれど 当時の雰囲気を残している 

今は

 

 

 

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私 待ってます

2022-01-22 08:13:09 | くらし

今朝も寒い。
寒くて当たり前だ、冬が寒くなくていつが寒いんだ、なんて。
めったにない6時ちょい前の目覚めだから機嫌がいい。鼻歌歌いたいくらい。

白い豆粒みたいのは月。

この人たちも寒かろう。毎日毎晩落し主を待っているんだもの。
あなたのもとに帰りたいって。早く取りに来てあげて。

バス停で 向かい側のバス停には

何日も前から待っているの

高台公園のベンチに

落とし主も探しているだろうな。

 

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