はいはい、中野さんおっしゃるとおりで。
もう見たな!の心境でございます。ははあーっと平伏してしまいます。
中野翠著 『この世には 二種類の 人間がいる』
例えばね、短歌を「うたう」人と俳句を「ひねる」人の章ね。
その中で中野さん突然、しみじみ思ったそうよ。
世の中には、平井堅の♪大きな古時計のあの歌いっぷりに酔える人と酔えない人の二種類がいるって。
そりゃあもちろん中野さんは酔えない人。私も酔えない。
なぜあの歌詞ををああ思い入れたっぷりに歌い上げるのかまるっきり分らないって。
私も目を閉じて手を上下させて歌い始めるともうダメ。中野さん、私も酔えない少数派。
って、そこから、短歌の人俳句の人に・・・ちと、ついていけないけれど。
そんな「二種類の人間分析」のひとつが、時間ムダ問題。
中野さん、時間割の発想がないので、計画的に行動すること少なく、万事ゆきあたりばったり、その場その場、なりゆきまかせで、のんべんだらりと暮らしている。って。
その対極にいるのが私のような人。
時間を自分の手で支配、管理、コントロールすることが快感なのだろうって、その通り!上手く計画通りに運んだ日にゃあ快感なんてものじゃない、そんな言葉で言い表せない。
自分がデザインした時間を、次々にデザイン通りに塗りつぶして行くこと。その達成感や充実感が好きなのだろうって、完璧その通り!
日常の、スーパーに買い物に行くのだってデザインするものね。スムーズに行ったらほくそ笑むものね。
はんたいに、デザイン通りにことが運ばないときのイライラ感は半端じゃないよ。
不満足感は、よく日も後悔と反省になって。我ながら「ちっさいな」と思うわけよ。
佐渡に帰る道中の計画だってあだやおろそかにしないもんね。いろいろデザインする。
いろいろっても3種類くらい。天候、気分、体調。これらを考慮して3種類のデザイン。
で、朝起きたときに決定するわけよ。のんべんだらり、なんて時間の無駄は許せない。
いきあたりばったり、なんて信じられない。
デザインするから、自分で勝手に帰宅時間とか行動時系列を作るわけよ。窮屈ッたら
ありゃあしない。そんなものから自由になっている人を見ると、損だなって思うの。
そんなわけだから、私は今後の人生、自分に課題を設けている。(なんと大げさな)
家を出たら最後、何時に帰宅するか分らない!!
そんな決死の覚悟をして外出したいのよ。
ああ、死ぬまでに、一度でいいからやってみたい。性格改造に取り組む。