まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

昔のひとは

2007-11-30 11:27:19 | モブログ

すごい!といおうか、よくもまあといおうか、感心するといおうか、呆れるといおうか・・・

もともと無口なうえに言語障害が残っているから、父に話をしてもらうには、一杯お酒を飲ませる&海軍話or昔話をセットすることが必要。
昨晩は、昔話。(お酒は毎晩だから特別ではないの)
父が何人兄弟か、そして何番目か。この話題は何回も登場しているが、聞くたびにそれなりに面白い。
父は9人兄弟、そして4番目の生まれ。男だけでは3番目、それなのに●次郎ってつくのは変だね、と言うと、「そんなこと知らん。」と言う。ま、そりゃあ、親の都合だものね。そしてそのうち4人は、自分が生まれる前か幼い時に「死んでしもた」そうだ。
9人も出産した時点で感嘆したのに、4人も死なれたなんて祖母はどんな気持ちだったのだろうと、そこに私は思いを馳せる。そんなことお構いなしに、父は

「長女が産んで、
親が産んで、
また長女が産んだ。」と!
この言葉を聞いた時はひっくり返りましたよ。こんなパズルみたいな関係、分かります?

つまり、父の長姉が嫁に行って子供を産んだら、翌年母親が末娘を産んで、またその翌年、長姉が子供を産んだんですって!!
ですから、父の一番下の妹(私にとっては叔母)は、自分より1歳年上の甥がいることになりますよね。
学校に行ったら自分より1学年上に甥がいて、1学年下に姪がいる。なんてね・・・考えられます?
明るくていつも元気な叔母が尋常小学校に通って、そんな中にいたらと想像するとおかしくておかしくて・・・しばらく笑いが止まりませんでした。
叔母さん、甥のさきちさんのこと、なんて呼んだんだろうね、と笑いながら私が聞いても、「それは知らん!」の一言で済まされました。

ふつう「長女が産んで、親が産んで、長女がまた産んだ」なんて、サクッと言えません。
それにしても、昔の女のひとは強い!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『模倣犯』

2007-11-29 12:23:07 | モブログ

ようやく読み終わりました。
予約を申し込んでおいた「楽園」があまりに手元に来ないので、痺れを切らして読み始めたのですが、絶対以前読んだよなと思ったのですが・・・・
なんのなんの、さっぱり覚えていない。本当に読んだのかと疑いすらわいてきました。この上下2巻、2段組みの分厚い本。読み終えるのに骨が折れました。そして読後、ものすごい疲労感に襲われてしまいました。

もうぐいぐい引っ張っていくその筆力に圧倒され続けて、寝る間も惜しんで(ほんとよ)読みふけりました。
ピースこと網川浩一、栗橋浩美という二人の犯人の悪意ある犯罪、胸の悪くなるような思考に、宮部さん、もうちょっと何とかしてくれと思いつつ、この話がどう展開していくのかと、ドキドキしながら読み進めました。
3部構成になっていることすら忘れていたのですが、さすがに栗橋浩美の犯罪中心で描いた2部は、やや説明的、話が散漫になるところがあってだれましたが、それを一気に3部のピース登場で盛り上げていく所など、宮部さんさすが。
それにしても、1995年から週刊誌に書き始めて足かけ4年連載したこの小説の犯罪形態が、少しも古く感じない、それどころかフィクションにすら思えないという今の日本の社会を、宮部さんは予見していたのでしょうか。
単行本にするために、さらに加筆校正に時間をかけようやく2001年に発行したというもうその一点だけでも驚異的です。恐るべし宮部みゆき。

表紙イラストは「大橋歩」さん。
この少年が気になるのです。順当に考えれば、彼は『塚田真一』君だろうなとは思うのですが、ひねくれて、犯人のピースかヒロミのどちらかとしばしにらむわけです。
でも、やはり塚田君で落ち着きました。上巻は少年が小さい、不安そうに自分を抱えている、それが下巻になると、画面半分に少年が描かれ、意志的な強い瞳がグッと迫ってくる。物語の塚田君がその通りに成長していくので、やはりひねくれて考えるのは止めました。

『楽園』、図書館に問い合わせたら、3人目までこぎつけたそうです。『模倣犯』の登場人物、前畑滋子がまた登場するようですから、彼女のことを忘れる前に、私のところに来てください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事件です!

2007-11-28 14:20:35 | モブログ

んなぁ~また大袈裟な、どうせたいしたことないんでしょ、って思われるんだろうな。
ま、その通りだから仕方ないか!

昨夕、衣料スーパーから電話が。
「パンツが入荷しましたから、どうぞ取りに来てください。」(パンツは、ぱ、にアクセントを置いてくださいね。)それをたった今とりに行ってきたところです。

ことは父があまりに寒がることから・・・
「父さん、褌止めてパンツにしたらどう?そんなぺらぺらした物穿いていたら寒いよ。」
と私は勧めました。去年までだったら絶対そんな手に乗らなかったと思います。でも、今年はホントに寒がるのですよ。で、試しにと、市のスーパー出店でたった1枚第1号購入。キルティングのラクダパンツ、もとい猿股。ブリーフもトランクスも抵抗あるだろうなと思って、猿股にしたわけよ。
意に反して嬉々として穿いてみるではありませんか。それで「ちょうどいい。」とご満悦。
だってね、日本手ぬぐい一枚のようなさらしの布を、紐通しをつけてただ縫っただけの代物では寒いのは当たり前よね。

事件はそれだけなのです。が、私は生れてこの方、父がパンツを穿いている姿を見たことがなかったの。もうおかしくておかしくて・・・聞いてみました。
「何年ぶりに穿いたのよ。」
「海軍に入った時から褌だから、17歳で入ったから、、、74年ぶりだ!!」
うそうそ76年ぶりの猿股パンツ。76年ぶりよ。
親戚の子がおちびちゃんだった時に、風呂でその姿を見て、
「おっちゃん、それ何や。」と聞かれたクラシックパンツ。
どの病院の入院時も押し通したクラシックパンツ。
旅行でも、慰安会でも、老人会でもたった一人でも穿いたクラシックパンツ。
私が思春期真っ盛りの時でも、否応なく手でごしごし洗わされたクラシックパンツ。

それが寒さゆえに、76年ぶりに猿股パンツに取って代わられたというコマイ事件です。
以上、報告します。

お口直しに今日の佐渡。久しぶりに素晴らしい天気、快晴です。


清々したくなった時行くお気に入り場所2位の所です。
佐渡ばんタソガレどころの浜辺の裏側、高台になります。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬仕様

2007-11-27 12:57:25 | モブログ

自転車でお邪魔するホームセンターの正面です。
チラシだけでなく・・・





冬仕様はホームセンターのみならず、私もこれから4本足に潜り込みます。
抱えるものは『チーム・バチスタの栄光』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住めない

2007-11-26 18:03:03 | モブログ
「おばちゃん、よう都会で生活しとるなあ。」とマサチャン。
「あんた、ようあんなとこで住んどるなあ。」とマサチャンママ。
今朝、薬局の手伝いに行ったら、結婚式から帰ってきた二人が声を揃えて言った。

「どこでも並んどるねかや、レジでも並ぶんだね。ホームにもみんな並らんどるんだもんな。びっくりしたっちゃ。ディズニーランドのトイレで40分待ちしたや。」
私は佐渡でバス待ちをしている時、後から来た人が平気で先に乗り込むことにびっくりした。
「都会のもんは足が速いっちゃ。ぶらぶら歩いているもんなんか、おらんだったや。」
「ぶらぶら歩いとったら、まって怒られてしまいそうだがな。」
「マサチャン、電車の中で大声で話さなかったでしょうね。」と私。
「関係ねっちゃ、じいじと二人でいつもとおんなじ大きい声で話しとったが。な。」とお二人。何しろ普通でなく大きな声のお二人なの。そして私はマサチャンにくれぐれも注意しておいた「あんた、ただでさえ目力あるんだから決して人の顔じっと見るなや。」って。どうやらそれは自覚してくれたらしいけれど。

マサチャンママは、
「さっき買い物に行って来たけど、歩いとるのん私一人だったが・・・」
「浅草に連れて行ってもらったけど、私はそんなとこ行くより、はよ家に帰りてえだったが。な、あの人見いっちゃ。」
「2時間もぶらぶらして時間がもったいねえな。仕方ねえからおみくじ引いたら、あんた、凶だったが、こんなとこで凶だや。」
と凶と書いてあった中身を話しだして、どこまでもネガティブ。

そして二人して、「いやあ、あんなとこにはとっても住めん。はよ佐渡に帰りてえだったや。」「佐渡に住んどってよかったっちゃ。」と意見が一致していた。
極めつけはご主人、
「俺は向こうへ行っとる間中、咳が止まらんかったや。横浜東京の咳はしつこいっちゃ。こっち帰ってきたらびたっと止まったが。不思議だな、今、咳出しとうても出んが。いやあ、とっても向こうには住めん。」だって!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花も実もある

2007-11-25 15:41:28 | モブログ

人生に・・・・なんて私がつぶやくと、
だって?!・・・・クククククッ、と、横浜友二人は顔を見合せて笑うに違いない。
いいのよ、いいの、笑っても。
たまには私も言ってみたいじゃないの、残り少ないんだからさ。
ま、そんなわけでサクサクっと写真載せます。ちょっと気味の悪いのもあります。
名前が分からないのがほとんどで、ごめんなさい。

 
         マユミ                

       イチョウ

 
        ヤブラン

下はおけさ柿の木、今日の写真です。
これ見たら私じゃあないかと思ってね、冒頭のようなセリフを言ってみたわけですよ。
最後の一葉ではないけれど、柿の実が残っているから、まだ良しとしなければ・・・ね

それにしても、珍しく暖かな気持ちの良いお天気でした。久しぶりに自転車こぎもしました。大佐渡山脈のドンデン山も初冬というより晩秋といった方がいいようです。


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬2景

2007-11-24 12:31:15 | モブログ

昨日はようやく9時20分のカーフェリーが出航。
しかも船待ちしていた1000人以上の乗客、車、荷物があったそうです。
それで結局1時間遅れだったそうです。
三女の結婚式に向かったマサチャンママ一行は、大丈夫だったでしょうか?

昨日は、午後になってようやく雨が上がりました。


これで、タソガレろと言われても無理です


水曜日の畑野温泉近くです

今朝の日の出、7時過ぎです。


だまされてはいけません、9時にはもう土砂降り・・・・
父は老人会で温泉に行っています。
ふてくされて、4本足、つかまります、『模倣犯(下)』という格好の本がありますから。
『楽園』は、まだまだ手元に届きそうもありません。
ではでは・・・ひたすらもぐります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4本足

2007-11-23 10:20:58 | モブログ
例によってオムツたたみの時の老女たちのお話、手も口も忙しい。私なんておとなしいものです。

「あんたのう、毎日何しとるっちゃと聞かれたから、4本足につかまっとるって答えたが・・あはははは。」と老女Aさん
「さぁーみいもんなあ、動くのん、嫌んなるっちゃ。」大いに共感している老女Bさん。

4本足?4本足ねえ・・
「炬燵のことですか?」私。

「そうだや、炬燵のこと、4本足って言うんだや、勉強になるだろ?!」老女Aさん。
その通りです、とても勉強になります。

それで思い出しました。ずっと以前、横浜家のご近所さんに
「お嬢さんたちどうしてる?」と聞いたら、
「二人して柱を抱えているわよ。」とのお返事に、腹を抱えて笑ってしまったことを。
あまりに素晴らしいお答え!!

遅刻友は、この頃よく言います。
「母さんがねぇ、○子、しかしかせえや、って言う声がいっつも頭の上から聞こえてくるが・・」
『しかしかせよ』とは、きちっとしなさい、とか、ちゃんとしなさい、とか、しっかりしなさい、とか言う意味で、そうしないその子に対してやや嘆きが含まれているのです。

こんな言葉は佐渡だけなのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぬばたま

2007-11-22 16:08:07 | モブログ

ご存じヒオウギ(緋扇)の実のことです。
10月頃、初めて見たとき、そのあまりのつややかな黒さに感動しました。そのとき撮影したのですが、背景の草に沈んでいまひとつよくなかったのですが、昨日はまあまあのできです。

      

           

居明かして君をば待たむぬばたまの我が黒髪に霜は降るとも

私もこんな艶っぽいことをしてみたいです。


追)
今日も佐渡は雪。昼から明朝まで、新潟、佐渡航路は全便欠航です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グレタのかしら

2007-11-21 15:54:28 | モブログ
いやいや私のことではありません、そりゃあグレタクナル時もあるけれど、今回は母のことです。

おとといの午前中、いつもように母の部屋に入ると、いきなり頭にアイスノンをしている母の姿が。今まで一度もなかった姿にドキッとして、額に手を当ててもそうでもない、で毛布をめくると両脇に2つのアイスノン。計3つのアイスノンを抱えているではありませんか。
「どうしたの」と母に聞いても、もちろん返事はありません。心なしか母の呼吸がやけに静か、(のような気がする)握り返す左手の力も弱々しく感じる、(確かに感じた)いつもは如何にも痒いのよ、というように背中をさかんに動かすのですがそれもしません。動かない右手は手の甲が紫色に変わっている、急いで足を見たのですが、それは何ともなくてひと安心しました。
介護職員の方に聞くと、頭の熱はそうでもないのだが、おなか周りが熱くて38.6度の熱があるとのことでした・・・

どうにも心配なので、午後も施設に行ってみました。折よく看護師の方が来てくれていて、咳も痰もなく他もいつもと変わりないのだが、熱は下がらないので検尿をしてそちらの方を調べてみるとのこと。
熱は下がらないけれど、見た目には、全身状態は午前中よりずっと力が入っている気がしました。左手をさかんに動かします。顔をしかめてどこか気に入らないような顔をします。その様子に少し安心して家に帰りました。

夜。きっと尿路感染症だな、入院だなと覚悟を決めて、珍しく携帯を枕元に置いていつ連絡が来てもいいようにしました。いろいろな思いが浮かんでくるのですが、ま、仕方がないと思ったら、もう爆睡していました。

昨日の朝、もう連絡が来てもいいころだな、なんて内心思っていたのですが、何の音沙汰もありません。そのうち、父が「かあちゃんとこ、行って来る。」(父には話しませんでした)と言うので行ってもらったら、母はアイスノンはしていなかったとのこと、目を開けていたとのこと、熱は下がっていたとのこと・・・
なんだなんだ、あの心配はなんだったんだ、と思ったとたんふーっと肩の力が抜けました。
午後オムツたたみがあったので行ってみると、しっかり目を開けていて、「母さん!」と呼ぶと、ふがふが返事をするではありませんか(気がする)。よかった!!

母のことはすっかり油断していました。あれはきっと母の抵抗に違いありません。私が火事騒ぎで4、5日黙ってほったらかしておいたから、怒っているのです。母ならありそうなことです。横浜に帰る時は、いつも、母に、待っててくれと頼んでおくのですが、今回はそれもなく、ただ一人にされた気がしてグレタに違いありません。
火事後片付けの時、マサチャンママが「あんたたちの葬式の時は、何をおいても行くからね。」と言ってくれたので、「屏風と団子忘れないでね。」と念押ししたことも、ご主人がそれを引き取る時お金がかかるそうでというと「そんなバカな、俺がただで運んで来てやる。」と言ってくれたのも、すっかり聞いていたに違いありません。それでむくれて、熱を出して心配かけさせたと確信しています。
分かりました、分かりました、今度からは行かれない時は必ず言いますから・・・
まだまだ葬式関係のことは手配しませんから・・・
熱なんぞ出さないでください。お願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする