高倉健さんの死の報道から大分たつがテレビではまだまだ追悼番組や特集が組まれている。
私は多分憧れてもいいドンぴしゃの世代にいると思うが、申し訳ないほど関心が薄かった。
映画もテレビで「幸せの黄色いハンカチ」しか観ていない。
が、なんといってもクサナギツヨシくんの大ファンだから、その関係で映画「あなたへ」、
その前後に放映されたNHK特集やスマステーションで紹介されて、初めて高倉健その人となりの一環を知ることができた。
そもそもなぜ高倉健さんはツヨシクンなのだろうね。
「初めまして」はたぶん1997年のビストロ出演かと思うが。その後は。
そしてそこここから漏れ聞こえるエピソード。
ツヨシクンが例の騒動で謹慎中に、健さんから手紙をもらったとずっと後から告白している。
驚いたわ。中味もさることながら健さんはどのようなつもりで手紙を書いたのだろうか。
いくら筆まめでも、引っかかるなにかがなかったら、普通なかなかそこまでしないでしょう。
ツヨシクンの中に、健さんの心のどこかに触れるものがあったのかしら。伝わるものがあったのかしら。
スマステーションでも、「クサナギが出ているから来た」のような発言しているし。
「痩せたね」とか、ツヨシクンがツアーで歌っていた健さんの唐獅子牡丹を「下手だね」とか
「任侠ヘルパー、似合わないよ」「あなたへ」の役が「役不足だ」
なんて、クサナギサンの人となりをを知っていなければ出ない発言が数々飛び出しているの。
二人はどこかで深く繋がっていたのかしら。
亡くなった後のいろいろな方面の人のインタビュー多々。
健さん馴染みの金沢のステーキ店のご主人が
食事を終えて美味しいと満足された後、さらに「夜クサナギと食べるからお土産に」とお肉を持って帰られた。と。
福岡コンサート最中のMCのとき。
「健さんの家に行ったのか」とメンバーに尋ねられ控えめに「うん」と答えていたそうだが。
健さんの電話番号は知っていたとはいえ、私生活を明かさないと言われている健さんの家訪問。
家に遊びに行くって、どこまで懐に飛び込んでいたのかしら、ね。ほんとびっくり、不思議。
私が考えたり想像したりしても詮無いことだと思いつつも、ツヨシクンファンとしてこれからのツヨシクンにとって
健さんと深いつながりが持てたことはとてもよかったこと素敵なことだったと確信する。
悩みを抱えつついかめし販売に精を出しているツヨシクンを健さんがじっと見つめる『あなたへ』のラストシーン。
『あなたへ』の健さんクランクアップ場面の映像に拍手するツヨシクンがしっかり映っていて。
感慨深いものがある。
演出家の岡村俊一さんTwitter
昔、故つかこうへいさんが草なぎに
「お前は高倉健さんに似てるから、ヤクザものみたいな役をやってみろ」と言っていた…。
その時は意味が解らなかったが、最近わかる…
激しさや厳しさの中に、確実な優しさのある表情…多分、そういう意味だったんだと思う。