「やるか!」と誰も名乗りを上げないので暇な私が初任職場同僚定例会開催のお知らせメールを送る。
と、1,2日で返信メールがあって日にち調整。
じゃあ「この日に決定ね、カレンダーに記入のこと」の再度のメール送信。
と、3人が3人とも「えっ!素早い!」の驚き返信メール。
今度はその反応に私が驚いてしまう。ふつうよね。日にちが決まらなきゃ落ち着かない、と私は思うのよ。
私だったらすぐに決めて欲しいもの、首を長くして返事を待つもの。
そのうちに知らせてくるんじゃないの、なんてゆったり構えていられない。
でもでも、そうでもないらしいから面白い。
3人の中のおひとりは「私はなんとなく何でもぎりぎりまで延ばしてしまう」といつぞやこっそり告白。
堅実で几帳面でいちばんそう見えない人なのでびっくり。
もうおひとりは、待ち合わせ時刻ギリギリに行くと怒る。私は何度怒られたことか。
「ギリギリに来る」のが嫌だって、前に来て待っててほしいって。
とうに前に着いています、でも約束時間までそこら辺で時間つぶしをするわけよ、そして、2,3分前に顔を出すわけよ。
そうすると、その時間つぶしをするというのが嫌なんだっていうから、なかなかに難しい。
いいのよ、もう数十年の付き合いだから、ふふふですっとばして。
佐渡の同級生のマサチャンママと遅刻友はギリギリの人だ。こちらは納得、そういう人たちだ。
船に乗って旅に出るというのに、当日の朝、旅支度をする人たちだもの、充分考えられる。
ん?たとえば。
新年会の集まりがあるとする。出席か欠席かの返事を○日まで報告せねばならぬ、とする。
そうすると、○日までギリギリ待って、ようよう返事をするってんだから呆れてしまうのよ。
「さっさと電話かければいいじゃない、出席するって決まってるんでしょ。
返事せんなん返事せんなんて思ってる方が嫌じゃないの。電話1本かければいいだけじゃん」
と私は思うのだけれど、マサチャンママは、
「そう早うせんでもまだ日にちがあるわ、後で掛ければいいわ。いや頭の片隅にはあるのよ、ちゃんと覚えているのよ」
とそのように考えるので、○日その日に連絡するそうな。
はあ、考えられん。ギリギリ延ばしてお返事するなんて。なあんも難しいことないのになあ。
遅刻友なんか催促されて返事するもんなあ。
そこで私は意地の悪い穿った見方をする。
ま、要するにその会にはあんまり出かけたくないんだな、義理と人情の世界で付き合わなきゃいけんのだな。
きっぱり断ることはできないんだ、そういう性格だもの。
その迷いでギリギリまで返事を延ばすんじゃないのかな、なんて。
でもでもそう推測すると、旅行準備とか書類提出ギリギリのわけが分からんなんてくるし。あちゃあ。
いずれにしろ「ギリギリの人」は野田秀樹さん言うところの「南国で幸せに暮らせる人」に入ると思うからやっぱり羨ましい。
別に締切予定日にはちゃんと間に合ってるんだもの。それでいいわけだ、はい、そういうことだ。
私も頑張ってみよう。幸せに暮らす人にはなりたい、2月も終わりだ。