まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

お久しぶりです『たそがれてゆく子さん』伊藤比呂美著

2022-05-31 09:03:17 | 

伊藤比呂美さん、お久しぶりです。

しばらくお名前忘れていた、図書館でも全く手にしていなかった。あんなに愛読して共感していたのにね。
なんてこった。それが急に比呂美さんが呼んだのよ。「たそがれてゆく子さん」なんて名前つけちゃって。
どうしたどうしたって言いたいわ。それでもなにはともあれ勇んでお持ち帰り。

比呂美さん、何と60歳になったんですって。カリフォルニアから帰国して早稲田大学の教授に
なったんですって。よかったわ、故郷の熊本に帰ることができて。
で、かんじんのご本。三分の一くらいまではご主人のこと、死に向かっていくご主人のこと、
が書かれていて。そうかあ、自由に自分の思うままに突き進んで行動していると見える比呂美さんが、そんな気持ちになるのかと。
意外のようなそうでもないような。

ご主人は八十七歳。お二人でロンドン旅行した後、急に老い衰えた。
心臓が悪いご主人はERに入院した、十日間入院した。(以下抜粋)

それにしても、夫入院中の不思議な感覚は忘れられない。あたしは独りだった。
今までのどんな経験を思い出してみても、ここまで独りだったことはない。

娘さんからの電話に「ハメはずしてるよ」と言う。
いや、たいしたハメでもないんだが。犬を連れて日没を見に行って、日が沈んだ後も
暗くなるまで帰らなかった。荒れ地を、海辺をほっつき歩いた。・・・・その程度の
ハメのはずし方だ。
いつもこうしたかった。しなかったのは、夫の目があり、家族の生活があり、帰らなく
ちゃ、ごはん作らなくちゃと気が急いたからだ。

そうなの、帰らなくちゃと気が急くのは私の専売特許かと思っていたが、すぐそばにも
同じように思う人がいたんだ。それが思うがまま行動すると思っていた比呂美さんだったとは。

ご主人はなかなか退院しない。

料理なんかする気もなかった。卵ばっかり食べていた。
自由というより殺伐として、すっきりというよりはポッカリと虚無が口をあけていた。
これが友人たちの言っていた世界かと何度も考えた。
夫を亡くした友人たちが口々にあたしに言うのだ。夫が生きていたころはむかついたし
イライラしたしうっとうしかった。でも、死んでみたらそれどころじゃない、本当に
寂しい、誰もいないと。

ご主人が亡くなった。

夫のことは、死んじまえと何回何十回思ったかわからない。
でもほんとに死んじゃったら
、これがぽっかりと空虚なんだ。
空虚だろうと前々から想像していたけど、こういう空虚だと予想もしていなかったタイプの
空虚さだった。ああ、うまくいっていない古夫のいる女たち、みんなに言いたい。このたび
あたしは身をもって知ったのだ。
寂しい、ほんとに寂しい。
生きているうちにたいせつにしとけということではない。まったくそういうことではない。

今は自由だ、ほんとに自由だ。ケンカもない。口論もない。好きなときに食べて眠る。
好きな時間まで犬とほっつき歩く。
台所に立っているのはあたし一人だ。
窓辺に立って外を見ても、外を眺めているのはあたし一人だ。

こんなことが綴られていて。
なんだか調子がくるってしまって。勝手にイメージしていた伊藤比呂美さんらしくなくて。
あれえ、やっぱり伊藤比呂美じゃなくて「たそがれてゆく子」さんかと。
比呂美さんどうしたのかな。ご主人亡くして立ち上がれないのかな、って。

食べるっていうことが、この頃、ほんとうにつまらない。
ああ、食べるって、ただおなかを満たすだけじゃない。人との関わりだ。つながりだ。
仏教でいったら縁起なのだ。

眠れない。
1日中なんとなく、今日は眠れるか眠れないかと考えている。
夫がいなくなってからこのかた、あたしはいつでも寝られるし、いつでも起きられる。
快適に眠っていたはずなのに、眠れない。もう夫のせいじゃないから、どうしていいかわからない。

著作の後半になってようやく私の知っている(勝手に思っている)比呂美さんになった。
比呂美さん、元気になった。比呂美節が炸裂し始めた。

人生相談の回答
そう比呂美さん人生相談の回答者をやっている、もう20年以上も。

ぜったいに相談してきた人を非難しない。その人の姉か叔母のつもりで、そばに座って
話を聞いているように、その人に寄り添いながら回答を書く。
そうやって二十年生きてきたから、もう人生の達人だ。たぶんそうだ。そんな気がする。

基本その一 「あたしはあたし」
「あたしはあたし」ができれば「人は人」がわかる。
これがあたしの体得した人生のコツで至極まっとうで常識的な考え方だと思ってきた。
五十代後半をすぎるとホルモンが激変し、それとともに「あたしはあたし」が
身に沁みて
わかってくるようになる。ね、そうでしょう?

基本その二は「がさつぐうたらずぼら」
いい子いい人やいい娘を演じる演技がうまくなってがんじがらめになって息がつまる。
これを唱えて、いい子いい人いい母になりそうなときを乗り切る。

付け加えてズンバ。自分の意志とか意識とか、大したことないじゃん、
何もかも自分でコントロールしようとしなくてもよかったんだ、と。

今、比呂美さんはどんな活動をしているのかしら。
伊藤さんのこと、また忘れてまた何年かたって思い出すのかしら。

「たそがれてゆく子さん」
一癖もふた癖もあって、でも比呂美さんの言葉は詩人の言葉で、やっぱり伊藤比呂美さんの本は好きだ。
今『閉経記』をぽつぽつと読み返している。

 

 

 

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広々公園 残りのバラ

2022-05-30 08:52:32 | 街・風景

昨日、初任同僚からようやくメールが来た。どうしたものかと気を揉んでいたの。

もう2年目に入ったわね、ステージⅣと診断されてからの治療。病院検査日を
教えてくれて「報告するからね」と言われてから、2週間を過ぎても音沙汰がない。
そりゃあ悪い方にしか想像は働かない。私の方から聞こうか、いやそれはいくらなんでも。
と、行ったり来たり。
せっかちだから、待つということが大の苦手だから、ほんと碌なことしか考えない。
今週いっぱいは待ってみよう、行動はそれからにしようと落ち着いたらメールが来たわけ。

CT結果は「広がりはなく薬がよく効いている」ということです。嬉しかったです、涙。
とあってほっとひと安心。ほんと嬉しかった。よかった。安堵したわ。
で、早く知らせてよ、と返信メールして。
彼女の方がどんなにか心配しながら受診したはずなのにね。毎回命を削る思いでしょうにね。
病院受診して治療をして帰ると2、3日寝込んだということも、今では改善の薬があって普通に
過ごすことができるというから、医学の進歩は凄い。
メールは、また顔を見せに来て下さい。楽しみにしています、と結ばれていた。

 

広々公園の片隅のバラ。前日の大雨と強風でもう終わりだろうなと思った、けれど。
健気にがんばってまだまだ輝きを見せてくれていた。植物はえらい。

君たちにも名前があることは分かっているけれど ごめんよ覚えられない


そろそろですからよく見てください の態


どうしても入れたいの

花壇では ボランティアの方が

次を楽しみに待っていてくださいって

野球場の横の花壇にも

テリハノイバラ(大丈夫だと思う)これだけは名札見てしっかり覚えた

アナベルはこの色づき

 

 

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いつもの広々公園はいつもと変わりなく

2022-05-29 08:35:04 | 街・風景

今日は夏日になろうかというけれど朝は涼しい。ちょうどいいくらいの気温。
これくらいなら、私だって何かやってやろうかなってな気分になろうというもの。ほんとか?

昨日だって暑かった。
買い物でバス使うからいつもと違う路線に乗って途中下車。広々公園に寄る。1周する。
9時半過ぎると暑い、もうすでに暑いのよ。
1周だってショートカットしようかと思うくらいに。ん?1500歩くらい。そんなもの。

 


クスノキにカラスが わが家の近くではとんと見ないからカメラ向けた 威風堂々


やっぱりヤマボウシに花はついていない 


サツキが残っていた カツラの木の下では


今日も少年野球の練習 監督さん なんか難しいこと言っていた


野球場の前だけ花が


フォトスポットが設けられている コジャレタたことするのね


アジサイ 見頃まではもう少し待とう


カツラの木の下 そうか ベンチでワンコちゃん談義か


ケヤキの緑が濃くなってきたわ



東屋では老女たちがおしゃべりに興じて


鎮守の森の緑も濃い


おじいちゃんが張り切ってお孫さんにお稽古 連続技かけろ なんて言っていた


かわいい女の子連れた家族連れがやってきた

日曜日の広々公園、5月の太陽と風を受けて人々が集う。

 

 

 

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5月の庭も終わり

2022-05-28 08:46:40 | 

今日はいい天気だけれど。蒸し暑い。いやだな。
これからはこんな天気が多くなっていくのね。

いやいや他人ごとではないわ。

佐渡でもう数年会っていない友人に会えず心残して帰ってきたが、やはりと思ってその旨
ラインした。返事に思いがけない顛末が書いてあって。
友人の家はいわゆる本家にあたる。敷地がすこぶる広い、手入れも生半可なものではない。
ご主人が主にやっている。そのご主人が高い木の枝を剪定していた時に落っこちたそうな。
詳しいことは分からないが、けがをして1か月余り入院して。退院してきたときには
すっかりおかしくなっていたと言う。介護におわれていると言う。
コロナ禍で面会もままならず、おまけにもともと聞こえも悪かったからきっと会話も少なかっ
たのだろうと推測するけれど、分からない。
ショートステイやディサービスを利用しているとのことだが、この先も大変なことだろうと。

ネズミ額の庭ゆえレンガや木の枝にすぐ引っかかる。おっとっととやって踏みこたえれば
いいが、ままならないときはひっくり返る。ああ、気をつけねば。

で、5月の庭、そろそろお終いだわ。
青のデルフィニュームは、長い間楽しませてくれたけれどついに花がなくなった。
ジギタリスも上にちょぼっと花がついているだけだから何とかせねば。
もしゃもしゃの庭も無事お役目果たしたかな。ありがとうだわ。
数少ない花の紹介です。

 *アルケミラモリス

左*ペンステモン 右*シノグロッサム

再々登場 *ニゲラ

*シレネ

*カラー

*カンパニュラ

*ジギタリス(中型がかわいい) *アストランティア

 *三尺バーベナ

 *グラスペディア

 *ペンステモン

 

記念写真を

 

 

 

 

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三渓園 池と三重塔

2022-05-27 08:52:25 | 自然・風景

久しぶりの雨のような・・・気がする。
しばらく良い天気が続いたからな、よしとするか。そんな感じ。

25日水曜日は5月の横浜友定例会。
車を出してくれる年下友が、どこがいい?と聞いてきたから何の迷いも意味もなく『三渓園』
アクセスが悪いのよ、自宅から行くとなると、バス乗って電車乗ってバス乗って歩く。
たどり着くころはすっかり疲れ果てて、園内めぐりなんてまあそこそこよ。
えっ?じゃあこのたびは車で行ったからじっくり回ったのか、と訊かれそうだけれど、根性なし
3人だからそんなことはない。最短コースをしゃっとよ。
せっかくボランティアの方がご案内しましょうかと言ってくださっているのに、年下友なんか
速攻で丁重にお断りしているもんね。向学心もない我ら。まったく。

でもでも園内は静か、緑豊かで池と三重塔が見事に調和し静謐な風景を見せてくれる。
やっぱり日本庭園はいいなあ、年々そう思う。

溪園は横浜市中区本牧三之谷にあり、実業家で茶人の原三溪によって造られた日本庭園です。
国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、
17棟の建築物を有し、広大な敷地の起伏を生かした庭園との調和がはかられています。(hpょり)

では 最短コースをぶらぶら

大池と三重塔

旧燈明寺三重塔(重要文化財)1457年建築 
大正3年・1914年に、現在の京都・木津川市の燈明寺から移築された

 

水連池

臨春閣(重要文化財)

大池の周りをぐるりと回る

30棟余りあるせっかくの建造物なんてそっちのけ。まあいいか。
我ら3人じゃそんなもんだ。
でもでもアヤメくらいは咲いていてほしかったな、ってどこまでも建造物そっちのけ。

 

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円形脱毛症

2022-05-26 09:01:42 | くらし

もちろん私ではありません。夫のことです。
証拠写真を撮ってあるので、お見せしたいくらいの頭絵模様。

4月下旬のある日、外出から帰ってくると玄関のたたきで夫が散髪の最中。
いつも自分で刈っているからそれはいいの。出来栄えはと見たらもうびっくり仰天。
後頭部に高原の湖沼群かと思うような、大小とりどりの大きさの丸いハゲがいっぱい。
「えっ?どうしたの」と聞いたら、バリカンを深く当てすぎたかなと言う。
そんなもんじゃない、夫には横しか見えないからその程度の認識しかないけれど、後頭部を
見ればどれほどか分かる。

写真を撮ってあげると「見せてくれ」と言うから、ほらほらこんなだよと見せた。
ショックなのか夫は言葉も出ない。そりゃそうだろうなそんなレベルだもの。
皮膚科に行って来いと言っても、恥ずかしいと妙なところで羞恥心を出して、いいと言う。
それからというもの、すぐそこへゴミ出しに行くくらいでも帽子をかぶるようになった。
散歩にもかぶるようになった。マスクは忘れても帽子は忘れない。
そして、1週間くらい経つたびに、毛が生えて来たか見てくれ、とうるさい。
そんなにすぐには生えないよ、と言うもやっぱり気になるのか聞く。

とうとう意を決したらしく、先日皮膚科受診をしてきた。
「円形脱毛症だってよ。生えてくるってさ」と声が明るい。
先生にストレスがあるかって聞かれたから「妻がストレスですって言っといたよ」
と言うから、
「よく言うわね、その言葉熨斗つけてそっくりそのまま返すわ、妻を夫に変えてね」
と返答した、さらに「そんなら佐渡でひとり暮らしするからね」と脅すと、
「余計にストレスになる」としらっと言う。
もうもらってきた塗り薬も塗ってあげないよ、と恩着せがましく私は言う。

ほんとにある日突然と言う感じで出現した数多くの円形脱毛、何が原因なんでしょうね。
分からん、ま、命に別条がないんだからいいんじゃないのと付き合っていくしかないわ。
私のことじゃないから、冷やかし半分で見ている。

 

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朝散歩は汽車道ぶらり

2022-05-25 08:53:59 | 街・風景

さて汽車道散歩と行くか、と思ったはいいけれど。
思ったはいいけれど、信号待ちしているその時からじわじわと暑い。陽が照りつけてきて暑い。
引き返したくなったの。
地下鉄通路通って市役所テラスを歩いたときから、実は帰りたくなってたのよ。
なんてったって根性なしだから、見るものがなくなるとすぐに帰りたくなるわけ。

そこへもってきて9時前というのにこの日は暑い、となったら、ね。
日陰のない汽車道選んだ自分が浅はかだった、考えなしだった。後悔、軽く後悔。
が、考え直した。
待て、せっかくここまで来たんだから初志貫徹。とりあえず赤レンガ倉庫前までは行くんだ。
って。たかが散歩というだけなのに、なにを大げさなと思わないでもないが。ままま。

行くか、歩くとするか。汽車道、レールに沿って歩く。

ここらへんまで来たらなんだかお腹がいたくなってきた 寄っちゃえトイレ
散歩でトイレ場所把握は大事 しっかり頭に入っておる 済ませた

安心して新港中央広場へ


*ガウラ 咲く


*マーガレット 咲く


ユリが咲く


いろいろ咲く


ようやく赤レンガ倉庫前まで来た 修学旅行生 飛鳥Ⅱ
初志は貫いたんだから さて帰ろう


この大きな木 花を見て初めてユリノキと知る 今になって

栴檀もあるだなんて 初めて知る 今になって


赤レンガ倉庫の方を振り返る


桜木町駅 目指そう

ああ、やれやれ。7000歩は歩いた、上出来だわ。

 

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市役所前は花盛り

2022-05-24 08:39:11 | 街・風景

今朝も昨日に引き続き5月らしい上々の天気。
気持ちがいい、いいのだけれど、なんてったって寝不足。お得意の早朝覚醒よ。
よく寝たなと目を覚ましたら3時前、いや2時半過ぎか。あちゃあだわ。
その後少しも眠くならない、ひたすら眠気を待つのに来ない。うつらうつらさえしない。
どうなってるのかしら。結局5時半頃もそもそ起き出したわ。
ようやく睡眠ペースが戻ってきたなと安堵していたら、今朝はまた復活でいやになる。
ま、仕方ないね。

19日木曜日、佐渡行きの疲れも取れて天気もいいからと地下鉄散歩。
桜木町で下車して市役所側の出口へ、薄暗い地下通路だからあんまり通りたくないのに
選んでしまった。軽く後悔する、すぐ後悔する。
さくらみらい橋の下、横断歩道から。

渡ると玄関口へ。あらあ花壇には今が盛りの花が植わっている。
(植栽の花選びにはちょっと言いたいが、自分は何様だと思えば偉そうだから我慢する)

大岡川沿いのテラス部分へ

上部の橋がさくらみらい橋

大岡川に映るランドマークタワー
テラスの花壇も花盛り

 

 

サラリーマン氏がちらほらベンチに 出勤前にひと呼吸

バス通りから見ると

さて汽車道散歩と行くか、と思ったはいいけれど。

 

 

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5月の庭 デルフィニューム

2022-05-23 08:54:30 | 

どうやら今日は朝から晴れそうだ。
6時前雨戸を開けると、ひんやりした空気に一気に目が覚める。
私、寒いくらいの方がいいから1日この程度の気温がいいのにな、と思うわけね。
暑くなってくると身体中の力が抜けていってしまう。

メラレウカも利休梅もヤマボウシも(今年花をつけないの)いらない枝を延ばして
もしゃもしゃ。うっとおしいったらありゃしない。ぼちぼち剪定しているけれど、
飽きっぽいからすぐに別のことをしてしまう。
枝を切っていたと思ったら、下の方の雑草が気になって引っこ抜くという具合。
こことおもえばまたあちら。すっきりするのはいつのことやら。

 

*デルフィニューム2種類。
初めて植えた青の方が早く咲いて 長く楽しませてくれている。

*アストランティアとの相性も抜群で 来年も採用しようと今から決めている

もう1種類 白のデルフィニューム。
冬の寒さで1回消えてもうこれはだめかなと諦めていたら、なんの春の訪れと同時に目覚めて
後はもりもり葉を茂らせた。じりじりと開花を待ったかいがあって。

 

 こんな調子で花開いて行った えらいと褒めてる

 

清楚で豪華

他の花


*ギリア

 


*ニゲラ 変な色だなと思ったけれど馴染んでみればなかなか

 *ニオイバンマツリ
息子夫婦からいつぞやの母の日プレゼント 地植えにした あまり好きじゃないことは内緒

 *オルレア

 *チリアヤメ

小さなこの花が咲くと 雑草と間違えずよく引っこ抜かなかったなと自分を褒める。

 

あとほんの少し、春の庭を楽しめそうだ。

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コウライテンナンショウ・ヘラオオバコ

2022-05-22 08:32:48 | 植物

どさくさ紛れに佐渡での話をもう少し。

薬局で世間話をしていると、人生の大先輩ワタナベサンと会う。いやいや私が仲間に入れて
もらうと言った方がいいか。そして漫才のようなやり取りをしてお別れする。
今回だって顔を合わせるや否や「コロナうつしに来たのんか」とこうだ。
負けちゃいられない「こっちこそ佐渡でうつるかと思ってひやひやしてるの」と言い返す。
そんな言葉くらいで傷ついていたら生きてちゃいられない。家で何しとるんだと言うから、
ぶらぶらしとる、と言ったら「死んでしまえ」だって。
「うちの前はすぐ海だねか、ちょっと歩けばすぐ入れる、手間かからん」と続ける。まああ。
そういう人だ。

いくつになったのと訊くと「68だ」って。そうかもう86歳になったんだ、少しも変わらない。
何しろイベントは自分でつくれと説教する人だから自ら実践している。
この日も家庭菜園で作ったキャベツをマサチャンママに持ってきた。これがまた見事。
家庭菜園のレベルじゃない。
「さて午後から残ってるウドを採りに行くか、それともミズブキ採りに行こうか。その前に
トウモロコシの苗を70本植えんなんな」絶句。
70本も植えてどうするのと半ばあきれて訊くと、「捨てるのんさ」ですって。はああ。
こういう調子でかけ合いするから、元気をもらうやら疲れるやらで。ユニークな佐渡土産。

清々場所に行く途中のがけ下にコウライテンナンショウ。
漢字で書くと「高麗天南星」なにやらあやしい名前。
高麗は朝鮮、
天南星は、中国で夜空に広がる星の意味だそうで、葉の広がる様子を喩えたとのこと。
佐渡では、蛇のかま首や蛇の皮のイメージから「ヘビノダイオウ」の異名があるそうな。
うん、ぴったり。

 けっこう美しいと思うのよ

3匹お揃い いやもっと群生していた

道ばたのコンクリートの隙間からヘラオオバコ

たくましい 要注意外来生物に指定されるわけだ

この線香花火のような花は美しいと思うのよ

異形のものをお見せしたからごく平凡な山野草を

 キクザキイチゲ

 キクザキイチゲ

オオカメノキひっそりと。

 

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