まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

木苺

2011-06-30 17:40:33 | 佐渡の花

青空になって、と願ったらその通りになって・・・
暑かったけれど、そちらの比ではないと思う。

 昨日の夕暮れ

 今日の朝焼け

 

ひら場ではすでに木苺の実はなくなっているけれど、まだまだ実っている所もある。
よく熟しているそれをつまんで口の中に入れると、渋味が全くなく野性味あふれる味が口いっぱいに広がっておいしい。甘みが自然で橙色も緑に優しく映える。

同じ木苺を振り返って1枚

 

本日は書類揃えおよび書類書きに四苦八苦。
一昔前にはそんなの、お茶の子さいさいだったのに(ほんとか?!)。

ああ、今日は缶ビール2本だな、そんな気分。

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いろいろな偶然が・・・

2011-06-29 14:49:54 | くらし

病院から父の遺体が帰って来た晩、息子が、
「とうちゃんが、じいちゃんも酒飲め!ってほんとに飲ませてたよ、かあちゃんおこんないの?」とびっくり顔で報告。知らんわ、そんなこと。
お通夜の最中、いちばん苦手な喪主挨拶の重圧に耐えかねて、お経の最中にトイレに立った夫。
なんでもどうでもいいわで世を渡って来た私。
こんな夫婦が取り仕切った通夜、葬儀、仕上げの一切合切だから、あちらで「どうなってるの?!」こちらで「そりゃあこうやるもんだがさ!」と叱られ、おまけに世

間さまにも「ありゃあおかしい」と言われる始末。

もういいんだ!終わったことだ、すぐに忘れるさ、とこうなったら開き直る我ら。
店番友が「あんたの、完ぺきにやったら、それはそれであそこのもんは待っとったんだがって言われるや」と慰めてくれたけれど・・・
そういうもんなのね。

で、参列してくれた人たちの偶然話。

父の実家は専業農家。父には甥に当たる方が、
「田植えも草刈りもみんな終わったのんを見計らって、おっさん、逝ってくれたがさ」と。
そして、草刈りをしているときに、機械のすぐそばにカラスが来てじっと動かなかったんだって、そんなことが2回もあったそうな。
仕上げの膳で、「蛍になって(父の実家集落は蛍祭りがあるくらい)来てくれ」と挨拶したら、その晩大きな蛍がゆっくりとんで家に入って来たって、翌朝電話があった。

東京からいとこ夫婦、いとこも来てくれた。遠いところを、とお礼を言うと、21日が、ちょうど母親の命日で、なかなか来れなかった墓参りができてよかったと言ってくれた。おじさんが呼んでくれたんだわと。

新潟からも5人の子持ちのいとこが来てくれたので、
「あんたお金がいるのに散財させて悪かったね」と言うと、
「ちょうど子供手当が出たばっかりで助かったがさ。それにトビウオの営業も成功したし、交通費も出るし、一石二鳥だが」とご機嫌で。はあ。
そして、このいとこと実家甥のお嫁さんが知り合いで、何十年振りかのご対面だったなんて、あれまあ。

 

なかなか父も乙な配慮をしてあちらに逝ってくれたもんだわ。

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血を引いているって・・・

2011-06-28 15:07:15 | くらし

父の葬儀が終わってからというもの、大雨警報やら洪水警報やら大雨注意報やら空が賑やか、そんな状態がもう6日も続いて。
ああ、飽きた飽きた。青空が見たいわ。

冠婚葬祭は会ったこともない親類縁者がそれなりに顔を揃えて。
父方母方両方の人たちを知っているのは私だけ、それだってはじめましての人がいるのだから、夫を始め息子夫婦娘夫婦は完全アウェー状態。
娘はお母さんにそっくりだの息子はおじいちゃん顔だの、通夜振る舞いの席の格好のおつまみに。

娘が、「私の鼻の穴が大きいのと上を向いているのはおじいちゃんに似たんだね」と、言って嘆いていたという話を披露したからさあ大変。
父の妹の叔母の辛辣な毒舌ぶりが遺憾なく発揮され始めた。

「そんなことないて。鼻の穴が上を向いているのは○だがね。あんな鼻も見たことがないがさ。鏝で鼻先をぎゅうって押しつぶしたようだがね」
もう、その方をよおく知っている父方親戚は、涙をためながら腹が捩れるくらい笑い転げた。こんな席で不謹慎なとは思うのだが叔母はまだ続ける。

「下の娘がそっくりだがね、あれで結婚できたからよかったがさ」と追い打ち掛けて。
その叔母は、父方のもうひとつの特徴である*でこ広禿げあがる*をしっかり踏襲しているからって、
「でこと禿げの境はね、皺ができるかどうかだってさ。皺ができるとこまでがでこなんだってよ」
と額にしわを寄せて実演して見せてくれるからおかしくて\(◎o◎)/!
ほんと、てかてか光っている額の半分までが皺、残り半分がつるりんこ。

 

いやあ、父も祭壇で苦笑いをしていたに違いない。

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松の木にだって・・・

2011-06-27 15:23:01 | 佐渡の花

新芽。
知らなかったわ、といおうかそんなの気にも留めなかった。
こんなどこにでもある常緑樹、やっぱり時期になると新しい芽を出すのね。いやいや、ごめんよ。地味でも確かな営み、心しなかったのは私だけか!


ろうそくのようなにょっきとしたやつの先っちょにも新芽。


松ぼっくりの間からも新芽。

6月19日 7時58分 撮影。
あれえ、涙していた日。タソガレ場所におじゃましていたんだ・・・

 

おまけです、なんでしょ、この木。

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フリーズ状態。

2011-06-26 16:08:50 | くらし

父が大事に育てていたサボテンです。11日撮影。

 

「ところ変われば品変わる」
あれ?こんなときに使っていいのかしら。
ともかく、所が変われば、宗旨が変われば、いろいろと違って目が点状態、しばし固まってフリーズ状態。

以前、佐渡では火葬を済ませてから通夜、葬儀という段取りで、それには驚きももの木だという話をしたことがありますが、これまたびっくりの話。

納骨するときのこと。
「それでは皆さん」とお寺さんが骨箱を開けて。
まず喪主からと言われたからには仕方がない、夫は目を白黒させながら骨箱から父の遺骨を素手でつかんで墓の中にほおりこむ。続いて私。私は2回目だから別に驚かない。

皆さんで、と言われたのだから納骨に立ち会って下さった皆さん、素手で骨をつかみ上げてぽっかり開いた墓の中に投げ入れる。大きい骨1本の方もいれば、がしっとつかんで花咲かじいさんの方もいる。
最後に頭と喉仏の骨。

息子のお嫁さんは、
「頭の骨をガシガシ割ったのにはびっくりしました」と興奮気味。
夫は、
「俺が悪者になるって言うて、○さんがやってくれたが」と見ていなかった私に報告。頭が大きくて穴には入らなかったそうな。

全部の儀式が終わって、ようやく家でほっとしたらその話題で持ちきり。
家族も親類縁者も私以外、遺骨を手づかみでなんてはじめてだからね。
「ふつうは骨壺に入れて墓に納めるよな」と夫は言うけれどそうよね。

でも、よくよく考えてみれば、早く土に戻ってもらうには一番の方法だもの、合理的だわ。ほんと。

 

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虫の知らせ

2011-06-25 19:45:01 | くらし

昨年の12月12日に父が倒れて以来さまざまな感情に襲われました。
不安感喪失感が最高潮に達したのは5月半ば。2時3時に目覚めるともう眠れません。これではいかんと医師に安定剤を処方してもらって飲み続けたこともありました。

父が6日に入院してからというもの、枕元に携帯を置いて、いつ連絡があるかと待つ夜は本当に長くて、朝が来るとほっとしたものです。
それが、病院に泊まり込み始めた金、土曜日はむしろぐっすり寝ることができました。耳元ではいつも痰が絡んだ父の呼吸が聞こえたのに。
それでも、食事で家に帰った時は近隣散歩は欠かさず、息抜きをする余裕がありました。

ところが、日曜日。
朝から父の顔を見ると、どういうわけか胸が詰まってくるのです。泣きたくなってくるのです。家に帰っても急いで病院に戻りました。そしてまた、なぜか悲しくなって涙が自然に出て来て我ながら自分を持て余しました。
今まで固く目を閉じていた父の片眼が少し開いて、私を見つめているように見えるのです。父にそれまでの思い出や何やらを話してはまたもや涙する始末。
看護師さんにまで「今日はどうも泣けて仕方がない」と訴えたりもしました。
夕食時には食卓の父の席にコップを置いて、
「とうさん、今日は一緒に飲まんかっちゃ」
と大好きな北雪を注いで晩酌しました。半年間、一度もそんなことしたことなかったのに・・・

夜には父の実家の甥一家が見舞いに来ました。
その時も、父がブリが獲れたからって1本ぶら下げて突然横浜に来たなんてエピソードを涙ながらに話したりもしました。ともかく悲しかったのです。

気が済むまで涙したらすっきりして、その晩も同じようにぐっすり眠りました。
そして、月曜日。
父は、もう未練はないとばかりに私のいない間を狙ってひとり旅立っていったのです。

日曜日の日記には「今晩あたり父が逝くかもしれない」と書いていました・・・

よくいう*虫の知らせ*ってあるんだなと実感したものでした。

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この木なんの木、再び

2011-06-24 02:06:01 | くらし

 *サワフタギ* かと思うのですが、こんな山の木が民家の空き地に植えてあるのかなあ、と疑問にも・・

実なのか花なのか・・・びっしりぶら下がっています。見事。

高木なので見上げるとすっぽりと囲まれる。

 

この記事を書こうとしていた6月20日早朝父は旅立ちました。
大荒れの昨日の天気とは全く違って、私は、なんかこうスコーンと突き抜けた青空の下にいるような清々しい気持ちでいます。

横浜から帰って来るのを待っていたかのように、6日、父は肺炎で入院しました。医師には、いつそういう事態になってもおかしくないと宣言されました。

不安に耐えかねて夫に来てもらい、子供たちも呼んで父に合わせ、父の実家の人たちにも連絡し、やることはやったと実感してからは私も落ち着きました。
「じいちゃんは大丈夫だよ」と、1回夫が横浜に帰った17日の金曜日から、私は病院に泊まり込みました。
その日、医師から週末には危ないと言われたこともあり、私も夫の診立てとは違って、どうも・・・という感がしたのです。
金、土、日と3日間、食事時の2~3時間家に帰る他は父と病室で過ごしました。

月曜、早朝。
今日も晴れてるねえ、と病室から朝日を望み、「血圧も酸素も大丈夫だから帰ってくるよ、待っててや」と父に言って、5時過ぎに家に戻りました。
仏さん周りのことをし、ざっと掃除をし、パソコンを立ち上げコメントを書き、「この木、なんの木・・・」の記事を書こうとして、いやいや何があるか分からん先に食べとこ、とパンをかじったところで、

「お父さん、呼吸をしていないからすぐ来て、心臓は動いているからね」との電話。

外出しようとすると、あれほど私を引き止めたり、待ちかねていろいろやってくれたりした父が、「お前には俺が息を引き取るところは見せたくない」とばかりにひとりで静かにあちらに逝ったのです。心臓はかすかに動いていました。

それからの通夜葬儀等の3日間、あっというまのことでしたが終わりました。
父の写真を見てもいろいろ思い出しても涙は出ません、泣きたくもなりません、今のところは。

少しずつ、あれやこれやを書いて残していこうと思っています。
このブログでもいろいろ励ましのお言葉を頂きました、ありがとうございました。

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精が出る

2011-06-19 06:30:13 | くらし

「トキと共生する佐渡の里山」がGIAHS(世界農業遺産)に認定された。
美しい佐渡の田んぼや自然を享受しているものとしてはとても嬉しい。
でも。
それを守り育て担って来た方たちが、高齢になっているのがとても心配だ。若い方たちが受け継いでくれるといいのだけれど。願うのみ。

今日までずっとよい天気が続いた。それも明日からは怪しい。
そんななか、田んぼでも畑でも老人たちが精を出してお仕事。いきいきしている。

 


田んぼ脇の用水でゴム手袋のお洗濯

 


一心不乱に作っていた。


老人のそばのジャガイモ畑

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いとしい

2011-06-18 06:04:06 | くらし

蜂たちは蜜を求めて花の周りをぶんぶんぶんぶん賑やか。
田んぼではオタマジャクシやなにかがすいすいすいすい水面に絵を描く。

初夏はあらゆるものが命を謳歌して・・・

かくれんぼ

お出ましだ

かろうじて


シャッター音に驚いて。ごめんよ。

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エゴノキ

2011-06-17 11:40:45 | 佐渡の花

初夏。どこにでも見られる白い花はノイバラ。雑木林の中に見える白い花は、
上向きにヤマボウシ、うつむき加減にエゴノキ。

(こちらは、公共施設の庭に10本近く植えられてあったエゴノキ。)

       花の下に入って見上げると・・・

雑木林に 道端にも。50センチにも満たない。

 

横浜の庭にも、園芸誌の写真を見ながら、ヤマボウシかエゴノキのどちらかを植えようとずいぶん思案した。実物も見たことがないのに、好みだからとその一念だけで手に入れようと頑張ったのだから素人は恐ろしい。

ヤマボウシにしてよかった。
エゴノキ、びっしり下向きの花は可愛いのだけれど、花が落ちて一面に地面をおおっているのを見るとどうしたって掃除のことを考えてしまう。邪道だわ、ごめん。
これじゃあ私が完璧 *エゴ*の気だね。

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