まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

吉田拓郎 ♪リンゴ

2025-02-02 08:59:14 | TV

 今日は節分。予報通り、雨。

これが雪に変わるなんて、今朝の室温は10℃。
この冬一番暖かかったんじゃないかな、最高気温7度の予報だから
これから下がるのかしら。いずれにしろもう今から家籠りを決めているの。

なんだかんだほかの録画物を消化するのに忙しくて後回しにしていたわ。
じっくり見たかったからね。

小田和正音楽特番『クリスマスの約束2024』 番組は今年の放送で最後。
2001年に始まったから今年で24年目か。2001年に、小田さんががアーティストへ共演の
依頼を綴った一通の手紙から始まったんだ。その放送は私も記憶にある。
で、番組は過去の放送の振り返り。
あれ?2013年は吉田拓郎さんとだ。いやいやびっくり、嬉しい共演。すっかり忘れていた。

♪リンゴを小田さんとコラボだなんて。大好きな曲だった、当に忘れていた。
アルバム「元気です」1972年発売の中の一曲。(このアルバム、持っていたのに紛失)

 

 

よしだたくろう「リンゴ」

 

【吉田拓郎】伝説の「リンゴ」


リンゴ 作詞:岡本おさみ,作曲:吉田拓郎

ひとつのリンゴを 君がふたつに切る 
ぼくの方が少し大きく切ってある 
そして二人で仲良くかじる
こんなことはなかった少し前までは 
薄汚れた喫茶店のバネの壊れた椅子で
長い話に相槌うって 
そしていつも右と左に別れて

このリンゴは昨日二人で買ったもの 
ぼくの方がお金を出しておつりは君がもらって
こんなことはなかった少し前までは 
コーヒーカップはいつだって二つ運ばれてきて
向こうとこちらにウエイトレスは 
さりげなくカップをわけて

ふたつめのリンゴの皮を君が剥く 
ぼくの方が巧く剥けるのを君はよく知っているけど
リンゴを強く齧る 甘い汁が唇をぬらす 
左の頬を君はぷくんとふくらませて
欲張ってほおばると 
ほらほら 話せなくなっちまうだろう

 

50年も前の歌だ、今、歌詞だけ読むとちょっと気恥しい。当時はこんな関係に
あこがれたけれど。ん、まあそれだけ年月が経ったということか。

ややや、陽水さんがカバーしているのを見つけた。
んんん、なんとも言えない。感想が出てこない。

 

リンゴ-井上陽水 Ringo-Yosui Inoue

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「ドキュメント72時間年間リクエスト大賞」

2025-01-13 08:47:55 | TV

遅くなってしまったけれど、どうしても残しておきたいから記事にして。



大好きなNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント72時間」の年末スペシャルが
総合で12月30日放送され、去年1年の放送回から視聴者リクエスト・トップテンが発表された。
録画しておいたのを観る。いやあ長時間なのよ、病気の山田五郎さん大丈夫かと心配するくらい。
私が1位に押してブログにも書いた「別府“貸間”の人生物語」もトップ10入りしたからよかったわ。
というか、5位までには入って欲しかった、なんて。
以下の感想は独断と偏見で。

 

 

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懐かしい「クリスマスの約束 2009」「佐渡版画村」

2024-12-27 08:53:33 | TV

録画しておいた「クリスマスの約束」を観た。そうとは知らずに見始めたら、
「クリスマスの約束2009」だったのよ。嬉しくなった、今回も引き込まれて観た。
小田さんの番組「クリスマスの約束」の中では圧巻の回だったからね。

私当時の番組を観ている記憶がある、教室のK先生のお世話になって観たはず。
ところがどんな経緯で見ることができたかはさっぱり記憶にない。記憶にはないが、
確かブログに書いたはずと探してみた、ちょっと苦労したけどあったわ。読み返す。
K先生、お若いのにあちらに逝かれてしまった。SMAPの話で盛り上がったのも
懐かしい思い出。



今の私が書くよりずっと簡潔で伝わるので、図々しくも再掲します。

2010・1・7

Rさん(K先生のハンドルネーム)、ありがとう!

今、全部通して見終わりました。粘って見てよかった。
なんかこう胸がいっぱい。興奮していると思います。

作り上げていくってすごいね。
改めてそう思ったわ。

あんなに何度もリハーサルを重ねる。
意見を戦わせる。
リハーサル、リハーサルリハーサル

 22′50″の歌

20数名の歌手の代表曲を、ヒットパレードでなく、一つの歌として、22′50″の歌として
歌い上げていく迫力。
バックコーラスじゃなくて、全歌手の歌になっている。
それでいながらその持ち歌歌手の個性が光って。素晴らしかった。

作り上げていく過程で。
根底からの疑問を突き付けられて頭抱える小田さん
jujuって照れながら呼びかける小田さん
厳しい議論を戦わせる小田さん
そして、感極まって涙する小田さん

歌い終った舞台上にいる歌手の人たちの楽しそうな何とも言えない素敵な笑顔も、
泣きだしそうな顔も、晴れやかな顔も、素晴らしかった。

Rさん、見られないって泣きついた私に・・・どうもありがとう。

第二部はまだ観ていない。「クリスマスの約束」は今年で終わりだそうだ。

 

ちょうど横浜友定例会の日に、よかったら観てくれとカズコサンからライン。
録画しておく。「新日本紀行 佐渡版画村 昭和55年放送」
冨田勲さんのテーマ音楽が流れてくるだけで胸がいっぱいになる。懐かしい。

高橋先生だ、お若い。母校の高校教師で「全日本年賀状版画コンクール」の指導を続け何度も
大臣賞を取っている。非常にユニークで情熱的な先生だった。
私たちがおやじ同級生と呼んで集っていた男子がその息子。高校に入るときお母さんに言われたそうな。
「お父さんに迷惑かけることだけはするな」って。おとなしくなったのはそのせいかしら。
カズコサンからのラインで「小さい頃はやんちゃだったけど、すっかりいい子になって」
とカズコサンのお母さんが言ってたって。同じ集落だからよく知っているのね。
その彼も医者の言いつけを守って、4か月の余命宣告通りの寿命で彼方に逝ってしまった。
あろうことか私の誕生日の日によ。まったく、ね。
でもな、夫と話しているの。
今頃あちらで、仲良しだったチー坊としこたま酒を飲んでいるだろうな、って。

佐渡の版画普及に尽力した高橋先生。相川にあるこの美術館にも作品がある。


(版画美術館以外の写真は、テレビ映像から)

 

 

 

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テレビあれこれ

2024-11-18 08:56:41 | TV

今朝、うす青い空に白い月、西の空に。
おっ、と見ているうちに雲に隠れてしまって。惜しい。


(俣野別邸庭園)

大相撲、九州場所。毎日映し出される桟敷にいる方々が目の保養。
着物姿の美しい女性が映し出されるのよ、日替わりのお着物、すてき。
今日も杉山さんがいたわね、なんてお元気そうなお顔を拝見してほっと安心。
相撲実況放送をしていた元アナウンサーの杉山さん。本当に相撲がお好きなのね。
そういえば、解説の北の富士さんの声がここのところずっと聴かれないのがさびしいわ。

解説といえば、元大関の貴景勝、今の湊川親方が一昨日解説者に。
もう驚いたのなんの、現役を引退したばかりなのに解説が分かりやすいのなんの。
言葉が豊富なのね、実際にぶつかった体験に基づいているからいちいち腑に落ちるの。
わが家じゃ貴景勝は不人気だったけど、すっかり見直したわ、ファンになったわ。
お顔も可愛いじゃないの、現役時代のふてぶてしい顔がすっかり変わって愛嬌があって。
まだ呼び捨てできないで、〇関なんて呼んでいるから初々しい。

で、私、自分の腹を見て風呂上がりなんぞポンポンと叩いて、相撲取りだななんて。
せめてなりたや、宇良や大栄翔のぱんぱんに張ったつやのある太鼓腹。
高安もいいか、そういえば湊川親方、高安が強かったと言ってたな。

そうそうドラマね。

NHK火曜10時「宙わたる教室
もうこれが一押し。面白い、ぐいぐい惹かれる。なんだろうね、正統なドラマって感じか。
他のドラマを見ないから何とも言えないが、登場人物のキャラクターといい、物語の展開と
いい申し分ない。
窪田正孝、小林虎之介(初見)大好きな田中哲司、イッセー尾形の俳優陣が見ごたえあって。
今晩だわ(ごめんなさい、明日でした)、待ち遠しい。

そして、木曜9時テレ朝「ザ・トラベルナース」
那須田歩の岡田将生くん、九鬼静の中井貴一さんのコンビが何とも楽しくて。
私、中井さん苦手なのに、このドラマだけは岡田君との掛け合いが絶妙だから大丈夫。
シリーズ1を観ているので2を待ってた次第。理屈抜きの面白さよ。

ラジオ深夜便。
目が覚めているときは4時台から聞いているが、この日はなんとも眠れなくて4時前に
スイッチを入れたら、90年代の楽曲紹介。
SMAP「夜空ノムコウ」が流れた。別の意味でびっくり。騒動以来、放送でアナウンサーが
スマップと言うのも彼らが歌う曲も聴いたことがなかったからね。(私だけかも)
当時、中学生?高校生?だったかのというアナウンサーが
「国民的なアイドルなのに等身大の若者いう感じがしてあこがれた」
そして「今の5人がまたこの曲を歌うことを願います」
なんていう意味のことを言ってたけど、ん?私?もう5人が歌わなくていい、揃わなくていいの。

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ドキュメント72時間「長野 伊那谷の産直市場」ドラマ「団地のふたり」

2024-10-10 08:47:41 | TV

明るいうちはテレビは見ない。夜夫が2階に上がった後、録画しておいた番組を見る。



で、お気に入りのNHK「ドキュメント72時間」
先々回のこの日は「長野 伊那谷の産直市場」。伊那谷、行ったことはないけれどいいなあって。
山々に囲まれて広々とした平野が広がって。勝手に想像している盆地の狭さを感じない。
夏の撮影だから明るい日差しが照り付けていた。

そこの産直市場。何しろ大きい、1日2000人も訪れる人気の場所ですって。
登録さえすれば誰でも売ることができて自分で値段を付ける。
野菜果物はもちろん、苗、苗木、古道具も扱って、鶏1羽2700円ですって。
熊よけの鈴やらスズムシ390円、盆ござも。
ヤギまでレンタルしているんですって。あらあ。
いつもどおり、訪れた人たちにインタビュー。私の印象に残っている人たち。

4人組の大阪から来た高校生たち。生物部で昆虫食に興味があるんですって。
青春18切符で各地を回ってあこがれの場所でもあり、一番の目玉でもあるここに。
他の刺激的なものに興味がありそうな年齢の彼らが昆虫食を現地で食して、
その味を学校で発表すると言う。面白いな楽しそうだ。
で、ためてきた小遣いを惜しげもなくつぎ込んで、味見しながら感想を述べ合っていた。
中の一人が「うん十年たっても記憶に残る体験だな」って。ほんとにそうよ。
高校生活最後の夏をそんな形で残して。素敵でユニークな彼らだった。

もうひとり。脱サラした彼、38歳。地元に戻って農業を始めて3年。
もちろん奥様は反対「安定した企業を辞めて農業やるってどないやねん」なんて。
そりゃあそうよね、妻としては、はいどうぞとはなかなか言えない。
彼「ダメ!このままやったらオレ精神的に病んでしまう」と説得したんだそうよ。
ま、理解してついてきてくれてありがたいと言う。いい奥様。
「後悔なんてみじんもない。今どの企業にどこでも中途入社できるゴールデンチケット
あっても使わないっすね。今の仕事やる」
生き生きと農作業に励んでいる姿がとても印象的だった。

でね、94歳の女性も姪御さんに手伝ってもらって自分で作った野菜を出品。
88歳で東京から帰ってきて昔取った杵柄で始めたそう。
「どのくらい生きさせてくれるか分からないけど、生きているうちはやっぱりね、
動かなくちゃダメなんですよ」
と淡々とおっしょるから、少しでも楽したい私は身が縮む。すごいわ。

インタビュー受けた方たちは、総じて前向きで明るくおおらかで、伊那谷という土地が
持っている力かしら。

毎週日曜日はBSドラマ「団地のふたり」
小泉今日子さんと小林聡美さん、二人の息はますますぴったり合って。
ほんとに団地のそこに、いるよね、ベンチに座って話し込んでいる女性たちが。ってな感じ。
6回のこの日は、野枝(小泉今日子さん)が更年期のことでいろいろあって、
ま、結果オーライになって、よかったよかったと。
奈津子(小林聡美さん)の居間で梨を剥きながら食べながらの会話。

女性の平均寿命が87歳だよ、ということから、あと32年あるんだ。
とふたりはそれぞれ自分の来し方を話す。
これまでと同じ年月がこの先待っているんだ、長いねえ。なんてのやり取り。
考えようによっては何でもできるって気、しない?
ちょっと本気で言ってるの?!
何かはじめられるとしたら何したいの?
(本当は心の中でいつかやりたいと思っていることがある)
(ないわけない)
だけど言わない

でもさ、結局なんだかんだ言ってだらだら生きているかもよ、今みたいに。
なんせ私たちですからね。そうですね。ほほほ。

だって。ふたりしてゆるゆるそんな会話。梨食べながらの会話、手づかみでよ。
もうおかしくてね、特に最後の件なんか最高だわ。
ようやく私も話にのってきて、次回を楽しみに待っているところ。

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「あの本、読みました?」 装丁家の仕事

2024-09-21 08:48:48 | TV

MCの鈴木保奈美さんが、
ところで「ジャケ買い」ってしたことがありますか?と聞かれて。
「ジャケ買い」いわゆる本の表紙カバー、ジャケットのことでして。
そりゃああるある、もちろんと私。
この頃書店で本を買わないから「ジャケ買い」はしないけれど、「ジャケ借り」は
よくする。書棚に表紙が見えていたらまずジャケットを見る。
本の帯とジャケットは借りる決め手になる。帯と同じように私にとっては大事。

この日の「あの本、読みました?」は装丁家の仕事について。
ゲストは、大久保明子さん(文藝春秋デザイン部・装丁家)石原正康(幻冬舎編集者)さん。
1000冊以上手掛けたという大久保さんの名前はよく目にした。
表紙カバーが気になると装丁家は誰か挿画は誰か確かめていたからね、装丁「大久保明子」の名。
で、ちなみに大久保さんが手がけた本のほんの一部。

  

                2019年の本屋大賞 私、完全にジャケ借り

  

100万部以上売れて嬉しかったと 芥川賞 記憶に残る作品だと。

大久保さん、表紙の絵やイラストはどのように選ぶのかと聞かれて。
「二通りある」そうだ。
イメージに合う絵画や写真やイラストを探し見つけてくる。
内容にあった絵を描いてもらう、写真を撮ってもらう。
なるほど、なんてえらそうに頷くわけよ。
編集者の石原さんも言っていた。
「装丁はストーリーをしっかり伝え、本の内容とエネルギーが拮抗するから
インパクトが必要で、いい作品はいい装丁だから装丁で買うのはあり」
なんだそうだ。

ところで、装丁家の仕事って何?と。
カバー、帯、表紙、見返し、化粧扉、しおり、花布・・
要するにハードカバーの単行本の目に入る全てを手掛ける仕事ですって。

実際の作品 『光のとこにいてね』

そして、市川沙央さんの「ハンチバック」

ユーモラスでどこか背骨的なモチーフが欲しい、ポップさも欲しい、読んだ後、ああと
思ってほしいと願って装丁したそうだ。
授賞式のとき、市川さんはこの表紙が気に入ってオレンジ色のワンピースを着たと聞いて
とてもうれしかったと。

以下は別のインタビューから「装丁家の仕事」について

著者が書き上げたテキストを、イラストレーターや写真家の作品を生かしながら、
本としてベストの形に仕上げる。
その本(のデザイン)は完全にテキストから出てくると思うので、その本にとってのベストの形で
出したいと思っています。テキストから来る私のイメージもあるけれど、どういうふうに売りたいか。
著者さんや編集者と営業の意見もある。いろんなものをひっくるめて、
どういう本にしたいかを考えることですね。

やっぱり売れることは大事なんだね。売れてこそのプロの仕事か。

大久保さん、布(背の接着面に貼り付けた布)やしおりを決めるのが楽しいんですって。
花布?なんだそれ。

 緑色の布がそれ

最後にお二人のお勧め装丁

大久保さん それぞれの作家のイメージに合わせて選んだ色ですって

 石原さん タイトル文字の「ぐ」のインパクト大だと

 

この番組見たので、これからはさらに、気に入ったカバーを見たら装丁は誰がしたのか
ひっくり返して確かめよう。

ちなみに、まどうでもいいと言えば言えるけど。私のお気に入り表紙カバー挿画。
以前ブログに書いた、

今村翔吾『羽州ぼろ鳶組』シリーズ 、畠中恵『まんまこと』シリーズ

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テレビの話 あれこれ

2024-09-18 08:58:54 | TV

今朝の空

昨日のNHK首藤アナ、朝のニュース番組で「お月見で何をしますか」と聞かれ、
「お団子を買ってきます」って。笑ったわ、いいわいいわ「お団子を作ります」
と言わないところが。
私も首藤アナにならって、スーパーでお団子買って来てお月見した。
見られないと言う初任同僚の分までと一緒に月見をした。11時過ぎの月は
神々しいばかりに輝いていて。

大相撲九月場所、木村容堂は立行司の「式守伊之助」に昇進していたのね。
5時を回ってからテレビ桟敷で観戦しだすから知らなかったのよ。
以前ブログにも書いたけど容堂さん好きなの。だから嬉しいわ。
同じ立行司の木村庄之助が今場所で引退するから、来場所からは式守伊之助が
結びの一番を裁くようになるんだ。そっか、とくと拝見しよう、楽しみ。

 鶴見出身の木村庄太郎

 構えが好きなの

 

ドラマで見ているのは『団地のふたり』 小泉今日子さんと小林聡美さん。

 (ネット拝借)

 原作はこちら

(イラストレーター役の小林さんが描くイラストも同じで北澤平祐さん。
津村記久子さん「水車小屋のネネ」でおなじみだ)

小泉今日子さんと小林聡美さんが共演ということでどんな展開のドラマか
想像がつこうというもの。特に説明もなく、ふたりの会話の中で物語がゆるゆると
展開していくの。またふたりの会話がごくごく自然で、そこらへんの女性が、
どうってことない日常をそんな感じでやり取りするよね、で。

50代、独身、実家暮らし。 団地で生まれた幼なじみのふたり。
心がざわつくことがあっても、ふたりなら大丈夫。温かくユーモラスな友情の物語。
まったり、さらり、時々ほろり。 幸せってなんだろう。 今日もなんとか生きていく。

このなかに、もたいまさこさんと片桐はいりさんが顔を出さないのが物足りないわ。
ひょっこり現れそうな気がするのよ。

 

長くなったから端折っていく、これでも端折ったつもり。
先週の土曜日見た歌番組。7年前にジャニーズ事務所から独立した「新しい地図」の
お三方が地上波初めて出た歌番組。はい、感激しました。すっかり忘れていた感覚が
蘇ってきました。

 

SMAPのドームコンサートの興奮を思い出したわ。
草彅さん、次は12月の舞台「ヴェニスの商人」チケット取りに参戦するつもり。

 

 今朝の朝顔

 

 

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TV「あの本、読みました?」本の帯を深掘りする

2024-06-14 08:52:31 | TV

ずっと以前にたまたま観て、そのユニークな視点が面白くて。
その番組が鈴木保奈美さんがMCをしているBSテレ東京「あの本、読みました?」

HP番組内容紹介文
毎週のように書店に通う人から、忙しくてしばらく本が読めていない人まで、
「新たな1冊」を手に取りたくなる本好きのための情報番組「あの本、読みました?」
「売り上げランキング」から「本の帯」特集まで、
今の本情報を横断的に、時にはマニアックに、本好きに刺さる情報を届けます。

この春から木曜10時のレギュラーなって、今や一番の心待ちにしている番組になった。
ユニークでマニアックなだけに、私の興味から大いにそれた時はちょい退屈。

ゲスト出演者は作家さんをはじめ、編集者、書店員さん等々多彩。
MCの鈴木保奈美さん、若かい頃のドラマは観たことないから彼女がとても新鮮に見える。
ずいぶん気さくな人で、人の懐にすぐに飛び込んでいき飾り気がない。率直な物言いといい
実に好感が持てるの。読書家で本好きなことがよく伝わってきて、生き生きとご本人が
番組を楽しんでいるの。ぴったりMCにふさわしいわ。

録画して見返している回は、カリスマ編集者が帯の魅力を語る《帯で分かる名作》という
本の帯を深堀りした回。

ほんと、帯はとても大事。私がお世話になっているコミュニティハウスは、貸し出し本に
ちゃんと帯を切り取って貼り付けてくれている。選ぶ基準になってたいそうありがたい。

で、放送はずいぶん前になるけれど、その回の印象に残ったところを取り上げて番組の
つまみ食い。つまみ食いだから、私の独断と偏見で切り取って。

つねづね帯は誰が作っているのか、それ専門の人がいるのだろうと思っていたけれど。
帯を編集者が考えて作っている、なんてまるで想像していなかった。
帯を作る編集者、その思いとはと番組は進んでいく。

ミリオンセラーの帯や名作の帯。「帯は本の信頼に結び付く」から重要なポイントだそうで、
売り上げに直結するから編集者が全責任を負うという。 

で、まずは出演編集者が語る帯のこと。
こちらを取り上げた幻冬舎の石原編集者の話。
「ふたり」が重要なポイントなんですって。「ふたり」は読者の信用を生むんですって。
でもう1冊、石原慎太郎の「弟」を上げていた。これも兄弟ふたり。ふたりね。

編集者の四本さんの話 単行本の時に読者の感想が鋭くて、文庫にするとき、それを何とか
生かすことができないかと考えて作った帯だそう。
《「人生で一番刺さった小説」との声続出》との帯を作ったとのこと。
石原編集者の感想は、「との声、続出」がいいって。

ずっと以前に読んでいて、番組見てで2回読んだけれど、2回とも私はちっとも刺さりませんでした。
女性の主人公にもその婚約者にも、何やってんだか甘ったれるんじゃないよ、なんて、ね。
ばあさんの感想、えらそうだわね。辻村さんは好きな作家さんだけれど、この小説はちょいと、よ。

講談社編集員の河北さん。
装丁と帯が一体化するようにと考えるとのこと。帯を巻いてどう見えるかを気にしているとのこと。



で、実は帯は初版の時そのままではなく、しょっちゅう何度も変えていくという。

『傲慢と善良』で見ると 映画化決定の前に前出の60万部突破の帯があって すでに4回。

 

 

『汝、星のごとく』の帯も ごらんのとおり幾通りもあったそう。

直木賞候補になったりすると帯は変わる例。 この帯が

が ↓のように変わる。私、この2回の帯で読んでみたくなったわ。影響力大。

四本さんは言う、直木賞にノミネートされるかどうか、書店担当者は次の帯を用意して
書店の近くで待機して、受賞すれば帯のまき直しをお願いするんですって。すごいよね。

で、何度も言うが帯は売り上げに直結する、目に見える形で直結する。たとえば

21年間で売り上げ16万部だったのが、2008年に帯変更したらたった1年で100万部売れたそうな。
ほんとびっくり、こんなにに変わるものかしら。編集者さんが必死になるわけよね。

POP王と呼ばれた元書店員さんがいちばん衝撃を受けた帯がこちら。
残念ながら本屋に行かなくなった私は目にしていない。
黒という色、「すべてが伏線」というキャッチフレーズ、書店員さんはシビレタだろうって。

帯を見て追加した書店員がいっぱいいると思います、ですと。
インパクトがあり、そして売り上げ部数が上がるという結果を残している。そういうものなのね。

保奈美さんは「お客様に届ける前に書店員さんが目にするわけですね」と感心する。
書店員さんはものすごく感が冴えていて、一見しただけで売れると分かるそうな。
だからの「本屋大賞」

この本は先の河北さんが担当。考えすぎて煮詰まってどうにもならなくなって、
営業部署さんに知恵を借りたら「すべてが、伏線。」でいいんじゃない、と言われて。
面白いわね、そんなもんなのかと決定することがあるんだから。それがヒットするんだから。

で、印象に残った帯。石原さんは下記の2冊。 

噂好きにはたまらないだろうと。私も噂好きとしてこの帯でやはり読んでみたくなる。

「誰が引き金を引いたのか?」のキャッチコピーで、ゴッホは自殺したのじゃないのかって
疑問を抱いて読んでみたくなるじゃないかと。
はい、その通りで。まんまと乗って「ゴッホは自殺したんだはずよね」と思いつつ読みました。

河北編集者 「女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO・1」
と言われればそりゃあ男子は読むでしょう、ですって。
ばあさんは、それだからパスするわけよ、とひがんだりして、の帯。

 

でもでも、帯を参考に本を手に取っているけれど、時には私にとって邪魔になることもある。
青山美智子さん、大好きで、心温まる小説は外れがないと信じているからすぐに手に取る。
そういう時は帯はいらない。むしろ、挿画を全部見たいから、まったく、なんてほざく
ときもあるの。

帯ひとつで番組を作っていくのだから、BSテレ東「あの本、読みました?」癖になる番組だ。

 

昨晩は『東大出身直木賞作家 小川哲 の頭の中』録画してあるからゆっくり観ようと。
小川哲さん、「君のクイズ」は面白かったものね。楽しみ。

 

 

 

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日曜美術館小野正嗣さん交代か

2024-02-28 09:04:10 | TV

晴れの予報は今日までかな。明日まではもつのかしら。
昨日一昨日の強い風がおさまって何よりだ。

先日、そうだ日曜美術館を録画し忘れた、何の放送だったのかなと検索したら。
あらあ、司会の小野正嗣さん3月までで4月からは坂本美雨さんに代わるんだと。
残念だわ、うすうす交代かもしれない、とは予想していたのよ。
2018年から司会を務めているから、歴代の司会者に比べて長いですものね。
1年目は慣れないこともあってか高橋美鈴アナのサポートを受けながら恐る恐るで。
2年目に入り、ようやく小野さんの個性が出てきたかなと思ったらコロナ禍で。
昨年あたりからかしら、当初のインタビューでおっしゃっていた小野さんの
ー僕の課題は「芸術の魅力をいかに言葉にすればいいのか」ー
が発揮されてきていると感じていたのに。初々しい感性が言葉で伝わってきてたのに。
あくのないさっぱりしたハンサムなお顔にももうお目にかかれないのか。あああ。
ま、ここ数年の日曜美術館は柴田アナの語りが中心になってきて、司会のお役目はどこに
の感が
強かったからきっぱり諦めよう。ああ、それにしても残念、うーん。

話変わって、剛君と慎吾君のラジオのコーナーをまねして『どうでもいい話』

Windows11になって1年近くもなるのにいまだに仲良くなれない。
ブログ書いていても変換がとんでもないのよ。以前は察してくれて一発でドンピシャの
幹事(今もこんな変換)もとい、漢字に変換してくれていたのに。
私のミスタッチと相まって、なんだこれは、の世界。ほんとイライラ。
誤変換の場合は知らせろ、みたいな報せが横から出てくるが、うるさい!ってんの。

あまりにあまりだからメモっておいたわ。

余命吉野 (私の負け そ→よ と打ったみたい)
字幕ありの徒 (私の勝ち よくぞそんな漢字見つけてきたな)
無頼朝散歩 (負け ぶらり→ぶらい と打ったらしい)
腫れがあるだけ (天気の話を書いているのに もう ありえない変換)

毎日格闘しているの。
そういうわけでブログの誤記は私のせいではありません。悪しからず。

wordでこんなことして遊んだのでくっつけます。

 シーサイドライン

江ノ電

 江ノ電通過待ち

 

 

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映画『七人の侍』と野上照代さんの『もう一度お天気待ち』 

2024-02-22 08:56:39 | TV

 

録画しておいたBS『七人の侍』をようやく観た。
なにしろ3時間27分もの長編大作だから細切れには観たくなくて。最適の時間を待ってたのよ。
途中休憩があり、その時間の配慮をありがたく受け止めてしっかり休憩を取ってで1回目。
内容には惹きこまれていってるのに、セリフが聞き取れない。えっ?えっ?ってストレス。
そうだわ、日本語字幕ってのがあったんだとセットして2回目。字幕のうるささを採るか
セリフ不明のストレス採るか。ま、両方を経験して2回も観てしまった。字幕ありの勝ち。

1954年に公開だが少しも古く感じない、むしろ白黒画面が美しく新鮮な感じすらする。

ストーリーはまことにシンプル。
戦国時代、村の農民たちは、毎年のように盗賊となった野武士に襲われ、作物を略奪される。
そこで村を守るために、食うに窮する七人の侍を探し出し雇って、戦うことを決意する。
浪人・島田勘兵衛は、侍を集めて農民たちを鍛え、野武士に戦いを挑む。とそんな筋書。

血沸き肉躍るとはまさにこの映画を観ているときのことね。
冒頭のクレジット、打楽器を中心とした緊張感ある音楽で始まり、どんどんと鳴る音に合わせて
出演者を記す筆太の文字が踊り跳ねるようで、それだけでもう画面に目が釘付けになってしまう。

映画は、一瞬たりとも目が離せない面白さ、迫力満点、どの画面もその場その場の臨場感が
あふれていて、
白黒映画の美しさと豊かさが画面いっぱいに広がって、ともかくわくわくする。
それと七人の侍たちの個性豊かなこと、風貌だけで人となりが分かるというもの。
3時間27分という長丁場の映画が苦にならないんだから。「映画は娯楽」ってまさにその通りね。

で、先ずはその七人の侍を。(説明はweb拝借)

知性と優しさにあふれ、冷静なリーダー・勘兵衛は志村 喬。
破天荒な菊千代は三船敏郎。
勘兵衛に忠実な部下・七郎次は加東大介。
穏やかで経験豊富、参謀を務める五郎兵衛は稲葉義男。
愛嬌者の平八は千秋 実。
純粋で血気あふれる若者・勝四郎は木村 功。
寡黙な剣豪・久蔵を演じる宮口精二。

いやあ、もう志村喬さんに惚れ惚れ。
顔のパーツが一つ一つ大きくて一度見たら忘れられないお顔。
穏やかで、その中に厳しさも優しさも何もかも含まれているようでいいお顔だなあ、なんて。
勘兵衛にぴったり当てはまる。
そして、一番若い勝四郎役の木村功さん、白皙の美青年って顔。
渋いなんとも知性的な顔しか知らなかったから、のぺっとしたハンサム顔にはあらまと思ったわ。

 

で、スクリプターとしてほとんどの黒澤映画についていたから現場をよくご存じの
野上照代さんが書いた『もう一度 天気待ち』そこに「七人の侍」のエピソードが
書かれていて、映画と合わせながら読んでいくとこれが実に面白い。

以下は野上さんの本の中から。


『七人の侍』まず、キャスティングについて黒澤さんは、はじめ久蔵の役は三船で考えていた。
そのうち侍の中にちょっと変わった面白いのがいないと話が転んでいかない、と黒澤さんが
言い出し菊千代が生まれた。三船に台本を読ませたら「コレ、僕でしょう?」というので
その場で決まったそうだ。三船さんはご自分でもアイディアを色々出したそうだ。
配役のうち、脚本の時から決まっていたのは勘兵衛の志村喬と菊千代の三船敏郎だけという。

剣の達人久蔵のモデルは宮本武蔵 その久蔵役は文学座の宮口精二。
依頼を受けて驚いた宮口さん。とんでもない、生まれてから刀なんて持ったこともない、
と断りに行ったが「心配するな、任せておけ」と説得される。
が、衣装合わせで小柄な宮口さんが大小を腰に差した姿を見て、黒澤さんは
「うーん、間違ったかな」と内心心配したそうだ。

そうよ、宮口さんの久蔵の登場場面で浪人と討ち合いをする場面がある、対決する二人を観ていて
細くて小さくてへっぴり腰に見える宮口さん、こっちが負けるなって思ったもの。

ところが板木の音で、水車小屋から飛び出す侍6人の一番先頭を走っていたのが宮口さん。
腰が落ちていて恰好がよかったので監督は「いけるな」と思ったと。

稲葉義男の五郎兵衛
俳優座研究生の中からその風貌を買われて抜擢される。32歳。映画初出演でこの大役。
引きこもりタイプの稲葉さん、監督の標的になって怒鳴られっぱなしになってしまった。
木賃宿の出、五郎兵衛がピタッと足を止めて「ご冗談を」と笑う場面。
その場面をチガウ!チガウとなかなかOKが出ず、
「余裕がないんだよ!」と叫ぶ監督。「上がるからいけないんだ!アガルなって!」
怒鳴られればどなられるほど、稲葉さんの方は恐怖のあまり動けない。
なんてエピソードが書かれていて、黒澤監督無茶苦茶だわ、と私は苦笑い。

後から稲葉さん「あの時は本当に辛かったなあ、朝が来るのが怖かったですよ」ですって。

最後に、あの土砂降りの雨の中、七人の侍と農民たちと野武士の戦いの場面。
もうよくぞあんな場面をと思うような激しい雨泥んこの中、人や馬竹槍や刀、おまけに鉄砲を
使っての村中縦横無尽に走り回る戦い。

西部劇には雨がないから雨の中での戦いにしようということで。
8月撮影予定が2月。大雪が降るわ田んぼに氷が張るわ、そこに雨。消防車8台ホース40本。
足元は膝まで埋まる泥んこ、馬が暴れるから身動きが取れない

三船さん、ふんどし姿で裸同然。みんな寒さで歯をカチカチいわせて走った。
宮口さん、雨の中、野党の凶弾に撃たれて死ぬのだが、その合図が伝わらないため自分で
ここぞと思うところで一間くらい横へ飛んで行けという難しい注文。
ぬかるみの中横に飛ぶなんてとんでもないということで何度もやり直し。
そのたびにお湯をかけられて。やっとOKが出た時はカツラが飛んでしまった。
これNGになっては大変ってんで百姓たちがカメラから隠してくれた。

左卜全さん、足の脱疽に悩まされ生涯その激痛と戦うことになる。
七人の侍ほど苦労した仕事はないと夫人にだけもらしている、という。
雨中の合戦で竹槍を持って走るシーンでは足の血管が詰まって卒倒するほどの苦痛だった
そうだ。が、全然そのような様子を一切見せず、最後までやりとおした。

雨中の合戦としては最後の日、勝四郎の木村功は憧憬の的久蔵の死を見て狂ったように叫ぶ。
「野武士はもうおらん!」という勘兵衛の声に座り込んで号泣する。
木村さん、監督の「カット、OK」の声が掛かっても泣き止まずしゃくりあげていた。

やっとこの辛い雨中の合戦の撮影も終わったのだ、私たちも泣きたかった。

この野上さんの1行でどんなに大変な撮影だったか分かろうというもの。

全スタッフが全力を振り絞って1年近くかけて完成したという。

死んだ4人の墓には4本の刀が、墓標代わりに立てられて。とても印象的なシーンで。
勘兵衛の言葉「勝ったのは我々ではない。農民たちだ」

録画はまだ残してあるから、今後も観るだろうな。
そして、志村さん主演の『生きる』も機会を見つけて鑑賞することにしよう。

おまけのエピソード

仲代達矢の黒澤映画初出演は、俳優座養成所時代のオーデションで選ばれた「七人の侍」の
歩く役。ただ人混みの中を歩く役。それなのになかなかOKが出ず、三船さん志村さん300人もの
役者スタッフを待たせて午前中から午後の3時までかかったそうだ。
それなのに、いざ封切りになって映画館に飛んで行ってみると、名前はおろか、5秒どころか
上半身が一瞬映っただけだったそうだ。あの日の屈辱感と辛さを思うとがっかりしたとある。

それがのちに、黒澤映画の堂々たる主役を何本も演じるようになるのだから、人生は何が起こるか
分からない、面白い。

 

映画『七人の侍』(1954)予告編

コメント
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