1月も終わりか、とため息。
速いような遅いような、短いような長いような。
そういえば。
1月の新年会兼誕生会で、
「私たち冬組だったわね」
とマサチャンママと遅刻友。「えっ、なに?それ!」って私。
「あんた覚えとらせんのんか、運動会で私たち1月生まれは冬組だったねかや」
そんことおっしゃられても、何の記憶もございません。
高校で運動会があったかどうかも記憶にございません。
高校の運動会の組み分けを全学年で生まれ月によって、春、夏、秋、冬組に編成したんだって。
ほんとかね、うまい具合に均等に分けられたのかしらね。
「このもん、マラソン大会があったことも覚えとらせんて言うから駄目よ」
そうよ、マラソン大会なんていつどこであったのよ、の世界。
マサチャンママが速くて女子で1位だったんだってとは、遅刻友の言葉。へえ~と感心する。
「あんた、6段を踊ったことくらい覚えとるでしょ、あのアカ○バシの」
覚えとる覚えとる、それは妙にきっちり覚えとる。
土砂利の上に琴を演奏するように座って、痛かったわ。
「ヒロミチャンがね、よく怒られとったわ、知っとる?」
今度はマサチャンママ、遅刻友が
「えー、そんなことあったの」
あったもなにも、当のご本人にちゃんと確かめてあるんだから。
ヒロミチャン曰く、
「やけに目をつけられて、なにかっちゃあ私の名前呼ぶのよ」
そりゃあ目につく。
ものすごい美少女が、いかにもやる気なくちんたらやっていれば目につくって。
ほんと、遠い昔の青春時代の思い出はそれぞれがまことにピンポイントでして。