ずーっと灰色だった空。久しぶりに真っ青な青が混じって・・・
国仲の病院近辺。
切りがいいからさ、雪は今日でお終いにしておくれ。お願い!
ずーっと灰色だった空。久しぶりに真っ青な青が混じって・・・
国仲の病院近辺。
切りがいいからさ、雪は今日でお終いにしておくれ。お願い!
私が『日曜美術館』を観るときの画面凝視の割合。
2 中條アナ置き換え自分で姜さんと並ぶ図妄想。ロケの場合は4に変わる。
6 作品及びゲスト解説観賞。あまり興味ない時は4くらいに下がる。
2 ゲストの方の後ろに配置されている花観賞。好きな花の時は5くらいに上がる。
今日は”マイセン陶器”観賞。
花観賞の割合 3に上昇、時に4。
マイセン磁器の白をストックと金魚草で表現したそう。
もう、マイセンの華やかさにぴったりじゃないの。姜さんたちの後ろの花も素敵だった。
ここ最近でいちばん気に入っていまだ忘れられない花は、去年11月に放映された
*熊田千佳慕の世界*のこれ。
この時はゲストの福岡伸一さんの話なんか聞いちゃいなかった。姜さん隣妄想もなし。
比率8でこの花凝視。いいわあ、ってため息連続で、フラワーアーティストのセンスに惚れこんでたのよ。
並べる図々しさは勘弁していただいて、佐渡版「熊田千佳慕の世界」背景
11月25日サラシナショウマ
写真が消化試合のようでまことに申し訳ない、あちらさんにもこちらさんにも(ーー;)
どこもかしこも白だから撮影旅行ができないわけでして、毎日同じような写真も心苦しく、秋やら初冬やらのが登場することに相成りました。
(こう言っている舌の根も乾かないうちに、白が登場してもお許しください)
昨日のこの場所は、11月25日は
こうなっていました。 右の木の下です。
どうやら来年お米を干すハゼ木を立てる場所の目印かと思います。
ハゼ木はこのように格納してありました。
崖を横手に回っていくと薪が準備してあって。
崖を登っていくと豆が干してありました。
二月前の野原散歩コースです。
太極拳はお休みしたかったけれど、ハシモトサンから半天受け取る約束しているからね、仕方なく出かけたわ。
で、道中、ものの見事に初転び。あれって思う間もなくすってんころり。いやだわ。後ろ見て誰も見ている人いなかったとひと安心していたら、体育館の玄関で「スケートしとったの、あんたか」だって。見たな!
ハシモトサン、「今日は重たいごみを二つも持って出てよかったが。ごみのおかげで風に飛ばされんで済んだっちゃ。滑らんかったしね」だって。スマートなのよ、あの方。
そんな、太極拳行くまでの道すがらの写真です。
分かりにくいですが、歩道が車道より30センチくらい除雪の雪で盛り上がっています。
野原は雪深くて入って行けません。
「写真なんか撮って珍しいかっちゃ」と魚屋のお兄さん。
お客さんはぶら下がっている1000円の鱈の干物を買って、私は300円のイカの煮物を買って。
わんこちゃんにご挨拶。
手がかじかんだけれど、太極拳、やっぱり行ってよかった。
今、ニュースで知った。
おめでとう、21世紀枠 春の選抜高校野球出場 『佐渡高校』
佐渡からなんて夢のようだわ。
父と同室のセキグチさんの娘さんがお世話しに来た。
しばらくして、「この部屋は静かですねえ」って。
えっ??
脳疾患の患者さんの部屋だから、皆さん、言葉が出てこない。
それが悲しくて切ないのに・・・
娘さんは話す。
お舅さんが認知症になり入院した。入院したはいいけれど、昼夜逆転生活で夜中に病院内を徘徊し、大声を出し、ときには暴れて大変だったそう。
看護師さんも根をあげて、ご家族が夜は看護することになって。
ご夫婦だけでは限界にきて倒れてしまいそうだから、兄弟や都会にいる息子さんまで呼び寄せて皆でお舅さんの世話にあたったって。
今は、ようやく施設に入ってひと息ついているところだそう。
それに比べたら「皆さん、静かでいいわ」と言う。
私はちょっと衝撃受けた。そういう見方もあるのか。
そういえば、家で寝たっきりのお姑さんのお世話をしている知人が話していたことを思いだす。
「家で看るのは大変でしょ」と言ったら、
「こう言ってはなんだけど、今のほうがずっと楽。時間がきたらおむつを替えて、
経管栄養の食事をあげればいいんだから」と。
おとなしくなるそれまでが、それはそれはの出来事ばかりだったと。
身体はきかなくても頭がしかしかしているから、罵詈雑言、言いたい放題でどれだけぐさぐさ傷ついたことか、息子であるご主人が本気で怒ってしょっちゅう喧嘩していたと話す。
このときも、「私なんてまだまだな」と痛感した。
ほんとうに、介護は10人いれば10通りの苦労や悩みや怒りがある。似ていても皆同じということはない。
それでも、介護生活をしているという一点でお互いの日々を思いやることができ、それはそれでとても貴重な経験をさせてもらっていることを実感する。
「静かなほうがまだいい」・・・か。
抜けるような青空に突き刺さる丸の内の高層ビル群を見て、都会の美しさを感じて、
三菱1号館の当時そのままの食堂でランチして、
出光美術館で、琳派の屏風絵を堪能して、
佐渡に帰ったら
再びこの世界。
それが、なんかどこか落ち着く、馴染む。あらー、いやだわ。変。
8時には町内役員さんが町内会費を集金に来た。
その後、郵便局の人が不在郵便物を届けに来た。
裏のおばさんちにお焼香に行って、スーパーに買い物。
雪かきして、今日からの新聞配達を頼む。
バスに乗って父の病院に。
父は変わりなく元気だった。それどころか頷いて返事をするようになっていた。
看護師さんに「リハビリしてるからリハビリ用の靴を用意して」と言われて思わず、ほんとですか、って。
これからは、春の暖かさを待つようになるのだろう、そう思えば雪もまた、なんて負け惜しみかしら。
きらきらの朝日を浴びて、ドライフラワー状のバラが微妙な色合いを魅せて
住宅地の中の小さな畑が春を呼び込んでくれて
こんな明るい日差しの中にいると、つい1週間前の灰白風景の日々が想像すらできなくなってしまいます。
買い物に出るほかはぐうたらぐうたら。
まったりと。
風邪を引くなんて例外はあったけれど、エネルギーチャージできたから。
さあて、佐渡に帰るとします。
強い!
白茶けている庭で唯一青々と緑色の葉をつけて、赤い実までプレゼント。
おまけに、もうひとつの種類のそれは、裏庭の日が当たらないところにいるのだけれど、そんな悪条件などものともしないで、もさもさ葉を茂らせているの。
それに引き換え私ときたら軟弱な!
横浜に帰った途端、風邪なんか引いちゃって。
いやー、喉がヒーヒー痛いな、と我慢できずに薬箱を探したら。なんと平成18年に処方されたかぜ薬が出てきたから、ま、これでいいやと飲みましたよ。
自分が風邪引くくらいはいいのだけれど、ほら、他に移したらまずいでしょ。大嫌いなマスクなどしたりして。
で、ようやく今日になって美声が戻りました。
そういえば、薬局ご主人が話していた。
娘の結婚式で横浜に行ったとき、横浜にいる間じゅう咳がとまらなかったって。新潟に着いた途端ぴたっと止まったって。都会はイヤだって。
私もその域に近づいているのかしら。それにしてもこの乾燥の中だものね、喉もおかしくなるわ。
携帯電話が鳴るとどきどきして。
何事が起きたかと知らぬ番号だったけれど佐渡局だったから出てみると、
「今どこにいるの?」とハシモトサン。
「あんた、とんちん(ちゃんちゃんこのことね)あげるから、いつ持って行けばいいかと思って」って、のんきな電話。よかった。
「こっちはね、空がかんかんよ」と教えると、
「こっちは道路がかんかんで滑って危ないが」と見事な受け答え。
あはははって切ったけれど。
昨日はマサチャンママから裏のおばさんが亡くなったという知らせ。
私は横浜に来る前、母の施設を訪れたときに、ついでにおばさんの顔を見てこようと思って会ってきたばかりなのに。
ベッドの上でお座りして、「あんた誰だや」「どっか悪いとこあるのんか」
なんて言われて、それに対して受け答えしてきたばかり。
「おばさん、書初め上手だったねえ」
何、バカ言うとるっちゃ。
「オムツしているから、立たんでそのままおしっこしていいんだよ」
へえ、していいのんか。立たんでもいいのんか。
「元気でおってね」ってお別れしたのに。
母と同じ94歳のおばさんは、施設でひとりひっそりと息を引き取っていたそうだ。
昨年の12月に亡くなった母の妹、叔母さんも私たちがお見舞いに行った後、2,3時間してやはりひとりひっそりと息を引き取っていた。
「ご苦労さん、また来てくれえや」と別れてきたばかりだったのに。
急な知らせに驚いて、施設に駆けつけて会った叔母さんの身体は、まだまだあたたかかった。しわもしみもなくきれいな顔で横たわっていた。
叔母さんも裏のおばさんも、家族の誰ひとりにも看取られず施設の職員にも知らせず、たったひとりで静かにひっそりと旅立って逝った。
これからは、家でも病院でもなく、介護施設で亡くなっている、ということが増えるかもしれない。
無理矢理の急なわがままお願いで、昨日は横浜友会食。いつものお家におよばれ。
豆乳鍋にトルティーヤとメニューは国際色豊か。
いや、トマトは夏以来食べてないとか、生野菜類は食べるのが面倒でトンとご無沙汰とか、生麩ねえ、何年ぶりかだわとか、かしましい我ら。
当然のごとく、「一番の目的は観ていくんでしょ!」って聞かれて。
「もう観てきたよ!」と平然と答える私。
なんたって、一直線新幹線に乗ってきたんだからさ。調べた12時5分の回に十分間に合うってもの。
「えーっ!」なんて驚くようじゃあまだまだ。
『僕と妻の1778の物語』
せっちゃんと朔太郎が、最後に旅行する北海道のどこまでもどこまでもこんな青い空が印象的。
私は、ファンタジー系が苦手だから、ところどころに挿入される朔太郎が書く物語の映像になかなか溶け込めなくていささか戸惑ったけれど。
二人が醸し出す穏やかで暖かな空気は、観終わった後にじわじわと広がって・・・
いい映画だったなあと。
皇后様に観ていただいて、ツヨシクン、
「僕と結子ちゃんの演技を褒めていただきました」なんて言ってたけれど、そういうときは「結子ちゃんと僕の・・・」って言うんだよ、などとおばさんは突っ込んでいたわ。
ほんと、竹内結子さんとの相性は抜群で、「黄泉がえり」の二人を超えているね。
泣けたかって?
後半、幾筋か涙が伝わり落ちました。クスッとも笑いました。2時間ちょっと、登場人物がほぼ夫婦二人の淡々映画だから、ね。好き嫌いがあると思うわ。
横浜友よ、アカンサス、これでしょ