さてと、長い間ほったらかしておいた下書き。いい加減何とかしなくちゃと。
私が興味を持った部分を羅列しただけで、大雑把すぎるくらい大雑把にで
申し訳ないと思いつついちおうの区切りで。
8月8日放送、その後の再放送から。
「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ ”整理整頓” それはヒトの本能なのか」
初めて観る番組で難しそうだなと敬遠してたがタイトルが”整理整頓”とくれば
整理好きの私としては見ておきたい、とそういうわけで、ね。
科学番組?だろうから研究の観点から項立てて話は進んでいくが、
〇整理整頓と脳の関係 思考の礎
ワーキングメモリが 脳の中の整理整頓を行うんですって。
だけど私にとっては難しすぎるので省略。
〇生命の中に潜む整理整頓
細胞の中でも整理整頓が行われているそうだ。この話も私にとっては難しいので省略。
興味深かった個所を
〇十人十色の整理整頓
元新聞記者だった稲垣さんのお部屋。見事に何もない。
収納0の部屋を借りたから、自ずと物を整理したらこれだけの生活になったそうな。
冷暖房器具なしカーテンもないから陽の光は貴重どと。
で、番組は学者の研究室を見せてもらってクイズを出す。
「その部屋にある1冊の本を見つけてください」と。
京都大学の松岡さんの研究室。
この乱雑な部屋からスタッフの言った本を14秒で見つける
松岡さんにとって整理整頓は「自分にとって居心地のいい配置」だそう。
国立歴史民族博物館の松木さん。
本であふれた研究室からやはり14秒で指定された書物を見つけてきた。
松木流整理整頓 「部屋は私の脳の繫栄だ」そう。
大阪大学の近藤さん
本も少なく整理整頓されている。がスタッフの指定した書類は見つけられずギブアップ。
その書類の内容は本に書かれているから必要なかったんですって。そうすると忘れる。
近藤流整理整頓は 「必要なものだけ身近に」
整理整頓はまさに生き様を反映させているって。そう言われるとね、ちょっとと思ってしまう。
で「整理整頓」というが「整理」と「整頓」少し意味合いが違うと。
整理整頓はいつから始まったか
〇定住とともに始まった
旧石器時代は狩猟生活であちらこちら移動していくから、現代ほど整理整頓の認識は
なかった。それがおよそ1万年前 農耕と定住の生活になってくると整理整頓が始まったと。
集団が形成されると、社会のメンバーが共有し、生活世界の秩序を作る意味での整理整頓が
絶対に必要になってくる、って納得できるわ。
稲垣さんの言う 定住→所有の秩序→ルール→整理整頓 となるわけね
〇整理整頓が難しい理由
片付けようとするものには大切な思い出が結びついている。
物の片づけとは心の整理、いちばん執着しているのは私に執着しているから、
何処かで手放すプロセスが「片付ける」という心理学的な意味としてある。
私があまり躊躇なくものを捨てることができるのは、過去の思い出が薄いからかしらね。
整理整頓と脳の使い方の関係を見ると、
過集中しないと整理整頓は本来できにくく、脳全体が活性化した状態を作り出さない
と整理整頓はしにくいそうだ。
空間の状況を把握ーいるいらないの判断-筋肉に命令ー一時記憶
脳のあらゆる場所を使うのが整理整頓。
そのように言われると、普段何気なくしている整理整頓ってずいぶん頭使うのね。
で、話は
〇整理整頓を放棄していい時代 に移って。
スマホとかパソコンとか外部記憶でいいよ、となると整理整頓しなくていい、
整理整頓を放棄する時代がスタートしたんじゃないか、と。
私はすぐに「おもいでばこ」が浮かんだ。
保存した写真・動画は「おもいでばこ」が自動整理。保存や整理に悩みません
という「おもいでばこ」
今までパソコンに写真・動画を保存してきた方も簡単に「おもいでばこ」へ。
といううたい文句の「おもいでばこ」
実際使っている方はその便利さを強調する。両親の紙のアルバムがたまって
整理や処分に困る、なんてことはなくなるのね。
外部記憶装置で膨大なメモリを獲得できれば、人間の限りある中で整理整頓しない
と生きていけなかった時代から外部記憶装置でよければ整理しなくて済む時代へと。
ともかくコンピューターに入れてしまえば整理整頓の必要がなく、必要に応じて
取り出せばよい。
私が生きている時代は、まだまだ整理整頓に明け暮れる時代でいいわ。
織田さんは言う。
「ごちゃごちゃに見えるかもしれないが、自分の中では全部把握している。
何が必要で何が不必要なのかを日々問われているのが整理」
稲垣さんは言う。
「過去の自分に1回区切るをつけて、将来自分がどうしたいかというのを
選び取る第一歩が整理整頓」
そうね、確かに藤井アナの言うまさに「人それぞれの生き方の選択」ね。
ともかく面白い番組でした。