2日目は期待度いちばんの湖東三山。
3つの寺はバスで15分くらいの間隔で建っている。何れも天台宗のお寺で織田信長の焼打ちにあっているそうな。
ただし西明寺だけは信長軍が来る前にお寺周辺を焼いて焼打ちにあったと見せかけ難を逃れた、とガイドさんのお話。
ゆえに本堂と三重塔は国宝となって現存しているとのこと、いやはや信長。
まずは白洲正子さんの『かくれ里』や五木寛之さんの『百寺巡礼』などにも出てくる百済寺(ひゃくさいじ)から。
朝が早い、といっても9時半頃かしら、おかげで人がまばら。静寂な雰囲気が漂ってしんとしてくる。
仁王門 大きなわらじの横、張り紙に五木寛之さんのお名前が
右は焼打ちにあったけれど根が残っていたので幹から再び蘇って今日に至っている千年菩提樹
そして幸運にも特別公開のこちらの方々 (webから拝借)
二観音像(如意輪観音半跏思惟像,聖観音座像)に格子戸はさんでお会いできました。念願かなう。
次に向かったのは金剛輪寺。
もうもうもう紅葉が大歓迎してくれて。京都でちょっと胸の内にあったもやもやが一気に解消。素晴らしいのよ。
国宝の本堂から血染めの紅葉を見る 本堂でありがたい講話を聴いたわ
決して広いとはいえない境内が色とりどりに染まって、もっと長く居たかった
最後に西明寺。
三番目のお寺ともなるとさすがに疲れてくる、上ったり下ったり結構な運動で。
で、西明寺は苔が美しかった、苔のお庭も美しかった。
国宝の三重塔
二天門 右奥が三重塔
国宝の本堂
百済寺のころは晴れて西明寺のころは曇り空、苔鑑賞にいはピッタリで。
紅葉の時期はシャトルバスが出るとのこと。
訪れて本当によかった、心洗われるとはこのことかしら、なんて。満足満足。
明日は兼六園です。
閑話休題
参ったことひとつ。笑える。
三山訪問、ひとつのお寺ごとにガイドさんも添乗員さんも「おトイレはあちらにあります」ってご案内。
あんまり行きたくないけどなあ、とは思いつつせっかくのご親切は無にしていけない、と。
約4時間の間に3回も頑張りました、はい。