まるで自分を見ているようで・・・
思わず内心声掛け。
根岸からのバス。
途中停留所から私よりちょい年上の女性が乗ってきた。
料金箱を背にして大きなバックの中探検中。あちらこちら手を突っ込んで探検する。
ないっ!お財布。
その方、運転手さんに、
「バス、出してください!」って。運転手さん、
「まだ時間じゃないから大丈夫です」って停車のまま。
その方、荷物は手探り中の大きなバックのほかにも何か持っていたから、なおのことうまく探せない。
「私のためにじゃ悪いからバス発車してください」ともう半ば懇願状態。
そうよ、大きなバックはいざまさかの欲しいものに案外にたどり着けない。
大きいとなんでも突っ込んでいろいろなものが混在しているから、肝心なものが出てこない。
焦るだろうなあ、私、持ってたスイカをぽちっと押そうかと思ったくらい。
「降りるときに入れてくれればいいですから」と運転手さん。ようよう発車。
助かったとばかりに女性の方、よろよろっと座席に座り込んで再度探検。ない!
どうするんだろうとやきもきした時に、大きなピンクの財布が手に。よかったわ。
それにしても、穏やかな運転手さんだった。
一部始終観察。女性の方、一度も顔を上げず。
お気持ち、よく分かる。はい。
三溪園、いろいろな建物。
障子愛好者にとってはこたえられない。
一間でいいです、1時間でいいです。
寝ころばせてください。