昨夕
ちょっと前、隣駅の商業施設通路を歩いていた時のことね。
1メートルくらい前を、夫よりはるかにすてきな格好してた老紳士が歩いていた。
買い物帰りらしく手にはそれらしきものが。
やや腰が曲がっていたとはいえ、すたすたすたすたと軽やかなわけ。と突然。
そうよ、そちらの音が高らかに聞こえたのよ、1メートル後ろに。
ぷっ!程度の可愛らしい音じゃないの、ま、書くのは何なので想像していただくしかないけれど、
連続したさぞ気持ちいいだろうな、ってな音よ。いやあびっくりしたわ、した後、にんまりひとり笑ったわ。
老紳士?何事もなかったのように、聞かれたかと辺りを見回すでもなく、すたすた立ち去りましたよ。正解。
私も身に覚えがあるからそこから学んだね「我慢ならない時はせめて後ろに人がいるかどうか確かめること」実行。
あれ?ふつうは我慢し続けるか、そうか。
父は、それはそれはよくひっていた。まあよくぞそんなにと思うくらいにね。
たまりかねて「ちょっと」と言うと『出物腫物所構わず』と委細構わず悠然としていたから参ったわ。
で、その体質は私に遺伝したらしい。
まだ3,4歳のころちゅっぱが遊びに来ると、娘通訳で私に出せと言うの、聞きたいって言うの。
そんなもの出せと言われて出るわけはないけれど、まあ出る。
「お父さんには内緒にしておいてよ(何しろお婿さんは上品な人だから、娘は聞いたことがないと言う)」
と言って盛大に出して見せる時もある。ちゅっぱは大喜びよ。
あんな子供が腹抱えて大笑いしているから、ばあばも調子に乗る。いやはや。
それが近頃は、頭ばかりかお腹も尻もゆるくなってきて油断も隙もありゃしない。
昨日も予備のパンツ2枚買ってきて不測の事態に備えたわ。これで安心ね。