未来はない、あっ、違います違います、そんなこと大声で言ったら怒られてしまう。
もちろんデパートはない!ホームセンターはある。
マックはない、ケンタもない。スタバもドトールもない。
なぜかモスとMrドーナッツはあるのよ。どんな基準で出店しているのだろうね。
回転寿司屋はあるよ、でも、白木屋も和民もない。
信号はあるって。電車はない、これは当たり前か。
コンビには6軒ある。マツキヨはない、あのどぎつい看板を見なくて済むのは助かるけれどね。
銭湯?4軒あったのが1軒になった、その銭湯も本音はたたみたいのだろうな、だって4時半から10時までの営業だもの。銭湯好きの私はよく行ったものよ。でもね、日帰り温泉がぞくぞくできたから、そこをバスに乗って利用させていただいてます。
ネオンサインなんてない、ユニクロモない。洋服の青山はあるよ。
ビデオやもTUTAYAがあるのは知っている。
だから、映画館なんてないっつうの!!
大新聞でも佐渡用のやつで映画の宣伝なんて見たことない!かわいそうって?本当にそう、文化の香りはどこで嗅ぐんだ・・・ね。(大げさか)
で、時々話題の映画が佐渡の中央にあるイベントホールで上映されるわけよ。
『日本沈没』の看板を見たのは、去年の10月。2日間4回上映。
『武士の一分』『フラガール』は3月に同じくそれぞれ2日間、3回上映。
その間もその後も映画の看板は見ていません。くくくぅぅぅ・・・
友人は、小椋けい(漢字、思いだせません)の新潟コンサートに泊りがけで行きました。そしたら、最近そのイベントホールでコンサートがあったので、あれまっ、と冷やかしたのですが・・・
でもな、私が子供のころは、映画館が狭い町なのに2軒もあったのよ。
白蛇伝』とか『砂漠は生きている』とか、小学校で引率されて観に行ったものよ。
松竹映画はあそこ、日活映画はそこと配給映画館も決まっていたくらい。
アランドロンも、ブリジットバルドーもそこで観ました。
小林旭の渡り鳥シリーズのロケがあったりして、皆して見に行ったりもしました。
それがそれが・・・
ま、今の青少年は違う楽しみがあるか、おばちゃんが憂うこともないか、ね。
ん、けれど、探せば佐渡には違う文化は確かにたくさんある。
年をとると、興味は、多方面に渡って出てくるものね。見つけることにします。
追)
その後、私めは持ち直してきました。
天気がきりっとしてきたからです。
5月横浜に行く日程が決まったからです。
そして、ここで性懲りもなく愚痴をこぼしまくったからです。
追)
ゴールデンウィーク前半の佐渡は、天候にも恵まれ観光客が増えてとても嬉しい。
ドンデン山には登山客、(いろいろな花が見られるらしく年々評判だそうです)
このカフェに来る道中でも、大型バイクのツーリング若者たち、見かけました。
やっぱ、佐渡は観光バスで巡るだけではもったいないと思います、ぜひ、皆さん、ぶらぶら歩いて欲しいな。だって、何もないところだもの。
何が?って、そうなのよ、佐渡で日を送ることに対する覚悟がです。腹の括り方がです。
母が施設に入所してからの日常がまったく違ってきたわ。はっきり言って暇です。
もちろん、施設には毎日面会に行っているのですが、病院に行く感覚とは明らかに違って、われながら戸惑っているわけです。なんか、よそのお家を訪問している気がするのよ、だからなんかそそくさとした気持ちに襲われて・・・
病院のときは、お世話しに行くって気が満々だったのにね・・・
ってなわけで、暇なのです。その暇にイライラする、身を捩りたくなる、もだえたくなる(違うか!)どうしようかって思うのです!!!
朝ご飯ー(ひまひまひま)ー昼ご飯ー(ひまひまひまひま)ー夕ご飯(ひまひま)
こんな調子で日々がながぁーーーーーーく長ぁーーくひたすら長く過ぎていくのです。
いくら読書で紛らわそうとしてもね。
新聞に「角田光代」サンの特集があったから読んだ。あれ?「だれかのいとしいひと」読んだな。短編集だったっけ?「対岸の彼女」。前の本が面白かったから次に読んだはずだ。どんな内容だったっけ?と、こんな調子でなーーーんもならない。
「横山秀夫」を借りようと本棚の前に立ったけれど、クライマーズハイと半落ちは絶対読んだ、こんな感じだったと覚えているけれど、後に並んでいる本が読んだのか読んでないのか、表紙を見ても、帯を読んでもさっぱり分からないのよ。こんなんじゃなぁ・・・
そこでこのもやもやのぶつけどころはどこに行くか?そりゃあ当然、あの人です、あの寝てばかりの人です。
私はできている娘だと自画自賛していたけれど、とんでもなかったわね。はっきり分かったわ。
特に横浜から帰っての1週間というものは、時が止まったかのように思う。そしてひたすらすぐにまた帰りたくなる。あ~あ~、と大げさにご本人の前でため息をついてみせる。でも、当のご本人は何を思っているのか堪えないのね、ヘンだわ。
コタツに寝てばかりいられると、怒りすら沸いてくる。散歩くらいすれば?って!
2,3日前には新潟の病院の支払いを「お願いします。」と当然のごとく出したから、「イヤダ!そのくらい自分でしなさい!!」と意地悪く突き放したら、翌日ちゃんと自分で銀行に行って来たわ。できるのにね。私はそれを見て、やっぱやれることはやらせなければと、意を強くしたわけですよ。でも、ちょっとかわいそうかな反省したので
以後、ひまでも、意地悪だけはしないようにします。誓います。
今週、第2週目ね、くらいになると、まっ仕方ないかとまたそれなりになってくるのですけれどね・・・
あーあ、こんなもやもやしたうつうつとした気持ちになるのも、この春の陽気がいけないのね。体がだるくなるこの天候がきっとこんな気持ちにさせるんだわ。うん、きっとそうだ、納得!!
(自分のブログを読み直していたら、前々回も似たようなことを書いていたのね、スンません、ご勘弁のほどを)
で、つらつらホームセンターのチラシなんか眺めるわけ、どうせ買わないのになと思いつつ。
これが面白い。『山菜採りグッズ』のコーナーなんかあるわけ。そんなの、横浜では見ないよね。
山菜入れバッグ、山菜採りエプロン、山菜採り帽子etc・・
ふーーん、どんなのかな、写真じゃいまいち分からないなと思って、早速自転車で、少し離れたそのホームセンターへ、暇に任せてね。
バッグ (丈夫な布で口が広い。両側から紐で結べるようになっている。肩から斜めがけできて摘んだらぽいとすぐ入れられる作り。危うく手を出しそうになった。)
エプロン(丈夫な布で胸当てつきの奴ね。ポケットが上部ガバッと口が開いて大きいので、摘んだ山菜をぱっと入れられる。)
帽子 (ほら普通の麦わらに網の布が下がったハチよけ帽子のものよ。)
写真見たほうが分かりいい、と言われてもね。これ以上の説明は私には無理。ま、想像していただくしかない。
他にもね、面白いものがあるのよ。
長靴だって、田植え用。畑用。足首まで、膝まで、腿まで。
作業用手袋もそう、もう見ていてもきりがない。
中に靴足袋というのがあって。
地下足袋の靴版。裏がズックのゴム底になっているのよ。メーカー名が力王たびというのがまたそれらしくて。これは危うくお買い上げしそうになった。そんな物買ってほんとの履くのか?面白そうジャン!邪魔なだけでしょ?そうだよな。と、葛藤の末、せこく止めました。
佐渡は、この時期、どの田んぼにも水が入りました。ビニールハウスには稲の苗が青々と。出番を待っています。
で、暇に任せて、ようやくの晴れになった天気に任せて、自転車で知らないところ巡りをしました。2時間くらいうろうろしたかしら。
1日目の田んぼではおじいさんと2日目の田んぼではおばあさんと世間話を。
二人とも、私が定年でぶらぶらしていると思ったらしく(そりゃあそうだわ、私が見かけたのも二人なら、向こうがふらふらしている人を見かけたのも私だけだったでしょうからね)、
「その辺見て行けっちゃ、散歩すればいいねかや。」とススメてくれる。
「俺たち百姓の苦労を見て行けっちゃ。」1日目のおじさん。
「俺とこの嫁は新潟から来ての、米でも、お釜についていてもそのまま流してしまうしの、時代が違うし仕方が無いの。」と話しはどんどんそちらのほうに。
それでも、俺は何も言わんちゃ、言うてもらちかんものな、わけえもんは、わけえもんだしな。時代が違うわ・・・
「ま、そっちの道をずっと行くと本線に出るから、行ってみいや。たまにはこんなとこにくるのんもいいもんだわさ。」
うん、ほんとうにいいもんだった。えらい坂道をうんうん言って自転車引っ張りあげたわ。しーーんとしたなか鶯の鳴き声がよおく聞こえてきた。道端のスミレも可憐だった。気持ちがよかった。
2日目はまったく正反対の地域に行ったのだが、そのおばあちゃんは、チラッと私の事情を言ったらえらく同情してくれて、たいへんだのう、を連発。うん、頑張る。
で、今日は、春のもやっとした天気も作用して、疲れています。頭ももやっと痛いです。肩も張っています。しょうがないね。一度にいろいろやったんだから。
お蔭様で、父は15日、日曜日に退院しました。今までと同じようにぴんぴん歩くことができます。
その際にいただいた退院後の過ごし方を書いた用紙に
『寝てばかりいないで、歩くように』
の一言がくっきりと!!おー、あのDrらしい。ずばずば言うあの平尾似の医者らしい一言に、私は笑ってしまった。普通書くか?寝てばかりいないで、なんて。
「ほら、とうさん、見てごらん、寝てばかりいないで、だってよ。」父も苦笑い。
でも、このDrは、父が耳の聞こえが悪いことをちゃんと覚えていて、いつも直接耳元で大きな声で説明してくれる。もう、これだけで信頼できるものね。日曜日だったので、お目にかかってお礼が言えなかったことが残念。
新潟でもう一人お世話になったDrは中学生と間違えそうな童顔のお若い女医。
退院する日に最後に診に来てくれて、
「○チさん、よかったね、これから、動脈硬化は治らないけれど、太い血の脇の血が大きくなるように、うんと歩いてね。歩くと、細い血が酸素を欲しがって太くなるんだよ。」と励ましてくれた。
父が歩くようになったのは言うまでもありません。
入院前は寒さもあったのですが、ほんと、コタツに丸まっているだけでしたものね。せいぜい自転車に乗るだけでしたものね。それが帰ってきた途端、万歩計をつけて張り切って歩いています。いやーー、お医者様の一言は効き目があるわ。
月曜日に、佐渡の主治医にお礼方々診察をしていただきに病院に行った。
主治医の先生、「○チさんは、いろいろ病気するけれど、治る力があるね。また何かやっても大丈夫だよ。」と、微妙な言い方でほめてくれた。
父は気をよくして、今まで歩いていたからかな、とご満悦。
この主治医も新潟まで付いていってくださった看護師さんも、当直だった看護師さんも父の元気な姿を見てとても喜んでくれた。
そして、あとお一人。当直で父を診断し父に付き添って新潟まで行ってくださった研修医の先生にもお礼を、と思って。しかし、保健所で研修しているというので、後で。
3人の方が皆、研修医の先生がよく頑張ってくれたと、いろいろ反省点を記録していたと教えてくれたので、これはぜひ、直接お礼を言わねば、と、夕方再び詰め所を訪ねた。
「船に乗って付き添いで新潟に行くなんて初めての経験ですよね。先生が的確に判断してくださったので助かりました。」
と私としてはひたすら丁寧にお礼の言葉を尽くした。研修医の先生は恐縮するばかり、でもとても喜んでくれた。研修は今週で終わりだそうだが。
「ぜひ、いい医者になってください。」と余計な一言でお別れしました。
それにしても、医療現場で見る医師や看護師の労働時間の過酷さ、労働内容の重大さ、それにめげずその頑張っている姿には本当に頭が下がる。研修医の労災のことがニュースになったばかりだが、彼らに手厚く報いる方法は無いものかとこのごろまじめに思うのです。
佐渡の桜は、ようやく満開になりました。でも、なんか天辺まで花が開かなくてなんかさびしい感じ。ちょっと不満が残ります。仕方ないね。
今朝も谷さんを楽しみました。
谷さんのような年の取り方って素敵!洒落ていて、お茶目で、恥ずかしげで、説教くさくないもんね。
美の壺自体も、そうなのかと目からうろこ状態のことを教えてくれることが多いけれど、高橋アナとの掛け合いも楽しい。
バックミュージックのジャズがこれまた谷さんの都会的センスにぴったりで。
朝のひと時を布団の中で満喫しています。
『プロフェッショナル~仕事の流儀~』茂木健一郎さん
ご存知新進気鋭の脳科学者。この人が仕事人にその流儀を直裁に聞く姿勢が気持ちよい。そこ聞いて欲しいわ、と私も思うようなところを媚びず臆せずしかも尊敬の念を持っていることが分る聞き方で。
もちろん、切り口が斬新で、仕事人の思わず出てくる奥底の気持ちを引き出す場面にも何度出くわしたことか。
あくまでも仕事人に話してもらうという態度が謙虚で好感が持てます。
主題歌のスガシカオの歌もぴったり。好きです。
『迷宮美術館』段田安則さん
これまたご存知読売演劇大賞の大賞を受賞するくらいの名役者。
この番組では飄々とユーモアたっぷりに案内してくれる。
でも、気になるのよ、あの感じは地なのか演技なのか、普段の段田さんてひょっとして陰気なのかしらと。滑舌が良くて声を聞いているだけで満足。
『新日曜美術館』野村正育アナ
4月から別のアナに変わってとても残念!
壇さんとのコンビもなかなかで。(壇さんよりずっと顔が小さいのね、ごめん、壇さん)
野村さんも、興味を持ったり感心したり驚いたりする心の動きが、ストレートに顔に出てとても良かったのに・・・
いくら私がツヨシクンのナレーションが好きだといっても、プロのアナはもっともっとすごいわ。ナレーションの声の温かさが気持ちよかったのにな。
この4番組だけでNHKの受信料を気持ちよく払うことができます。ハイ
噂には聞いていたのですが、わんこちゃんの可愛いこと
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頬ずりしたい
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そのくらいりりしい漆黒なラブラドールレトリバー。
暗闇の中でぬっと現れたら腰を抜かしそうなくらい大きなそいつ。
立ち上がったら私の背丈くらいあるんじゃないかしらね。
でもおとなしいのね。賢そうなその目でこちらを見られたら、もう何でも言うこと聞きますの世界になってしまう。いいわぁ。
初めてこんな犬なら飼いたいと思ったわ。
かなわぬことなので、せめてもとばかりに思う存分、顔から体中から撫でさせて貰いました。奥様いつまでもどうぞお好きにと彼はじっとしていました。うっとり
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閑話休題
全く違う次元へ
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葉わさびです。細かく刻んで熱湯をかけ、ふたつき容器に。根っこを少し摩り下ろして入れても。時間を置くとピリッとしたお味がおさけのおつまみに最高!
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かすべの尾。どのように食べるのかは知りません。
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イカの丸干し。さっと炙るとイカの腸と胴体が渾然となっておいしい。
どちらも海産物を扱うお土産やさんの光景です。
今頃佐渡は桜が満開になっていることでしょう。
田んぼに水が入っていたから、そろそろ農作業に忙しいことでしょう。
どうせなら私が知らない佐渡(といおうか、ほとんど実家付近以外知らない)を歩こうと考えています。
急いで家に帰ってデジカメ持って走りました!うーーーん・・・
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「猛猫」っていったいどんな猫なんだ?ほんとにいるのか?
頭の中は急回転。
大好きな温泉に行くバスの中で、窓から外を眺めていたら、パッと目に入った看板。
トキは撃たないで下さい
巨人の松井は打って下さい
これを見たときほど、自分の動体視力のよさに感謝したことはないです。ハイ!!