等々力駅から再び大井町線に乗って九品仏駅まで。
くたびれていたけれど、電車を待ってホームのベンチでひと休み、車内の座席に座って疲れを取ったりしたの。
のんびりした感じの大井町線なので疲れも解消するわけ。
駅の目の前が『九品仏浄真寺』
行く前、九品仏(くほんぶつ)を(くひんぶつ)と読んで検索かけたりして間違いに気づき、ひとり赤面。
なんてったって「毛越寺(もうつうじ)」を(もうえつじ)と読んで憚らなかった過去もあることで。
もともと歴史に疎いおまけに、そんなんだから私の知識なんてたかが知れているし怪しいもんだ。
ここはいただいてきたパンフレットに頼ることに。ざっとよざっと。
浄土宗の「感無量寿経」には、極楽に往生を願う人の性質や行業によって、
九種に分けられた階位について説明されているそうな。
上品・中品・下品という三つの階位のそれぞれをさらに上生・中生・下生にわけて九階位にしたそう。
そりゃあ上品・上生の人がいいに決まっている。
臨終の際には阿弥陀仏等々の来迎を受け、金剛台に乗って浄土に往生し、
ただちに仏や菩薩のお姿を拝するんだから。
対して、下品・下生の人は・・・それでもちゃんと菩提心を起こすようになるそうなので安心しよう。
本堂に対面する3つの御堂には9体の阿弥陀如来像。
御堂は「下品堂」 真ん中は本堂と対峙する「上品堂」
印の結び方からするとこちらも「下品堂」の阿弥陀如来。と、私とすれば頭の痛くなる話はここまでにして。
本堂と周りのイチョウの美しさに目を奪われたのでそちらの方を。
都天然記念物のイチョウ
広い広い境内。イチョウが色づいてモミジの紅葉が始まったら美しいだろうなと。