Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

ドルパ27無事終了 / 友人の結婚式に出席しました

2012-05-06 23:46:08 | ドールドレス
今日は朝5時半に起きて、6時から近くの美容院へ行ってきました。
ドルパの後に友人の披露宴に出席するため、ヘアセットをして頂きました。
いつものお稽古は自分でセットするのですが、こうしたお呼ばれの時には、
お招き下さった方への礼儀として、きちんと美容院でセットして行きます。

ヘアセットが終わって7時半に実家へ行き、荷物を車に積み込んで出発
8時半過ぎにはビックサイトに到着し、荷物を搬入する事ができました。
ドルパではブースの設営やドレスの着替えなどで動き回る事が多いので、
アップヘアにワンピースという格好で過ごしました。


今回は開場前に余裕でブースの設営が完了し、午前の部・午後の部ともに
ゆったりと準備をする事ができました。ドルパはブースが狭くて大変です

今回もたくさんの方にブースに遊びに来て頂き、ドレスをお買い上げ頂いて、
本当にありがとうございました。中には毎回新幹線で来てくださる方も・・・
皆様がこうして来て下さるおかげで、楽しくディーラーを続けられています。

本当はたくさんお話をしたかったのですが、昨日からどうしても声が出ず、
思うようにお話できなかったのが残念です
またイベントでお会いできるのを、楽しみにしています

午後の販売がひと段落したところで、後をかすみに任せて会場を後にし、
披露宴に出席するため、水天宮のロイヤルパークホテルへ向かいました。
ホテルのお部屋をお借りし、早速着物へ着替えます。


今日の披露宴は数百人という大人数で、新郎さんのお仕事関係の方が
かなりいらっしゃるということで、きっと広い会場をダークスーツの方々が
埋め尽くすだろう事が予想されましたので、祝いの場に華を添えるのが
役目の新婦友人としては、黒の中で映える色を・・・と選びました。

モノがモノだけに、お茶会では着れないというのもありますが・・・(笑)
なるべく明るく、帯も白系にして、はんなりした色使いでまとめました。


着物はサラッとしたごく淡~い桜色の縮緬地に、まるで絵画のように、
梅を中心として一面に咲き誇る花々が、全て刺繍で表現された訪問着。
伊達衿は濃い目のピンクを合わせました。
帯は白地に金糸・銀糸や色糸で松葉が織り出され、所々にプラチナ糸
も使われている袋帯。
帯揚げは鶸色の総絞り。
帯締めはピンクと金のグラデーションになった礼装用の平組紐。


いよいよ披露宴がスタート。
花嫁さんは挙式は白無垢だったそうで、披露宴では色打掛に掛け替えて。
赤ではなく白の色打掛を選んだところが、大人婚な感じで素敵ですね。
私の結婚式の時に日本髪を結ってくださった結髪師さんをご紹介したので、
地毛結いの文金高島田で登場されました。同じ簪を使っていて懐かしい


紋付袴姿の新郎さんと、色打掛の新婦さん
お二人のお付き合いの最初の頃から存じ上げていますが、ここ最近は、
なんとなくお二人の雰囲気が似てきたような。お似合いのカップルです



花嫁さんは日本舞踊・長唄ともに同じお稽古場の友人です。
来賓の祝辞の後には、日舞のお師匠さん、長唄のお師匠さんのコラボで、
ご祝儀舞を披露されました。弟子達は一心不乱に写真を撮っています(笑)
やっぱりうちのお師匠さんの踊る姿&弾く姿、かっこいいです~


初めての共同作業には花嫁さんの出身地・新潟の名酒「八海山」で鏡開き。
お二人だけでなくお世話になっている目上の方を3人交えてのセレモニー。
人とのご縁を大切にするお二人ならではの演出でした


鏡開きの後は、お二人の名前入の桝で、全員に八海山が振舞われました。
だいぶ空きっ腹だったので口をつけるだけにさせて頂き、後で飲みました。
木の良い香りがお酒に移って、とても美味しかったです


お衣装は和風ですが、テーブルセッティングは洋風に。
お色直しでウェディングドレスを着るそうなので、それに合わせたのかな
優しい色合いの食器と装花が可愛らしいです。


メニューはお二人で色々と悩んで決められたそうです。
どのお料理も味が濃すぎず奇をてらわず、どの年代の方にも食べ易い、
とっても美味しいお料理でした。お肉も柔らかくて、ご年配でも安心です。
私達の時もどうするかずいぶんと悩んだな~と、懐かしく思い出しました


真鯛の薄切りの洋わさび風味
マチェス仕立てのコンディメントと野菜のブーケと共に


金箔を散りばめたダブルコンソメにトリュフのラビオリを浮かせて


カナダ産オマール海老のロースト
5種類のセリアルのリゾットと芳醇なブルターニュ風バターソース


季節のグラニテ


和牛フィレ肉と赤ワインで優しく火を入れたフォアグラ
アルマニャック風味のフランベ 旬の温野菜添え


赤いフルーツのジュレを詰めたフロマージュブランのムース
ヨーグルトのシャーベット添え<うなぎをアレンジ>

この最後のデザートプレート、黒糖でうなぎの絵が描かれているのです
メニューを見て<うなぎをアレンジ>って何だろうと思っていたのですが、
なるほど。新郎さんのお仕事に関連した、楽しい演出でした。


ウェディングドレス&タキシードに着替えて、クライマックスの花嫁の手紙へ。
花嫁さんは泣かなかったのですが、出席者の女性が数名泣いていました。
やっぱりココはもらい泣きをするポイントですね。

私も過去一度だけ、去年の9月の友人の披露宴で泣いたことがあります。
たぶん自分の結婚式を目前に控え、色々と思うことがあったのでは・・・と。

私はそれよりも、最後の両親への花束贈呈の前に流れたビデオを見つつ、
その画面の前で涙をこらえている(ように思えた)新郎さんが印象的でした。
ご両親への感謝が沢山あるのでしょう。これからも親孝行してくださいね

私達の結婚式でも、私よりも新郎が泣いていましたねぇ
夫の場合は、花束贈呈の時、私の父に「娘を守ってやってくれ」と言われて、
父の気持ちや託された責任感、認めてもらった嬉しさなどから涙したようです。

結婚前から「あなたの親よりもあなたを大事にする。笑顔を見ていたい。」と
言ってくれて、結婚して半年近く経つ今でも、その言葉どおりにしてくれます。
思いやりがあってとても優しい、強くてまっすぐな、心の綺麗な人です。
友人の結婚式を見ていたら、自分達の事も思い出して懐かしくなりました

音楽や演出など、新郎新婦のこだわりが垣間見えるとても良いお式でした
花嫁さんはこれから旦那様のお仕事を手伝うことになっていて、お義母様に
色々と教えて頂く毎日になるようです。大変ですが、彼女ならきっと大丈夫

本当におめでとうございます。末永くお幸せに、幸せな家庭を築いてください


披露宴は無事終了し、帰る際テーブルに飾られていた装花を頂きました。
とっても大きな装花。淡いピンクを主体にして、白とグリーンがアクセントに。
バラやカーネーションやトルコ桔梗など、可愛らしいお花が盛りだくさんです


オアシスに挿したままだとすぐに弱ってしまうので、帰宅後花瓶に移しました。
たくさんあるので1つには入りきらず、ブーケにして3つの花瓶に分けました。
その他にも一輪挿しに2つ。家中がお花畑のようで嬉しいです
幸せのおすそ分けを頂きました。