Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

ヤフーオークションに出品しました

2013-09-01 23:51:51 | ドールドレス
さきほどヤフーオークションにMSDサイズのコットンドレスを2着出品しました。
宜しければ是非ご覧下さいませ

オークション出品ページへは、ドールサイト「†Maria Callas†」のトップページ
右側の「Auction」からお入りください

†Maria Callas†




まず1品目。
爽やかな白地に、明るい藤紫の濃淡で薔薇が描かれたLECIENのコットン生地を
使って、MSDサイズのおでかけドレスをお仕立てしました。

上半身はピンタックやモチーフレースで飾った白いラウンドヨークをベースに、
周りを白いブレードと薔薇のチュールレースで飾りました。レースの根元で光る
さりげないビーズ使いが、華やかさを添えてくれています。

胸元には金色のシンプルな台に嵌め込んだ百合のカメオを飾りました。柄の色に
合わせた藤色が、とても上品なアクセントになっています。

袖は三段切り替え。上段はふんわりとしたパフスリーブに、中段はぴったりした
ストレートラインにして、藤色のリボンやモチーフレースなどを使って豪華に。
袖口はヨークと同じ薔薇柄のチュールレースで仕上げました。

ウェストにつけたお花のコサージュは、柄の色に合わせた明るい藤紫色。MSDの
サイズに合わせて小ぶりなものを選び、3輪使うことでボリュームを出しました。
コサージュは、髪に飾ったり、場所を変えて色々な使い方ができますよ。

スカートは三段切り替え。ふんわり綺麗に広がるAラインのシルエットにして、
上段には袖にも使ったものと同じお花のモチーフレースを。中段には、こちらも
袖に使ったものと同じ薔薇柄の豪華なモチーフレースを全体にたっぷり使って、
下段は裾に白いコットンレースをあしらったうえで、薔薇柄のチュールレースを
重ねました。切り替え部分には、藤色のリボンやモチーフレースや巻き薔薇など
華やかな飾りを施しています。

ヘッドドレスはダブル使いのレースで周りをぐるりと囲み、巻き薔薇やモチーフ
レースで飾り、透け感の強いごく淡い藤色のリボンを合わせました。

生地自体がとっても明るく爽やかな色合いなので、生地の邪魔をしないように、
白い透け感あるチュールレースを中心に合わせました。デザインはシンプルでも
レース使いがとても豪華なので、華やかな仕上がりのドレスになりました。

白と紫はとても上品なイメージの色使いなので、私もとても気に入っている組み
合わせです。白の分量を多めにして、藤色があまり前面に出過ぎないようにして
いるので、どんなお嬢様でも着こなしやすい一着かと思います。




そして2品目。
少しミルクがかった白地に、柔らかいピンクの濃淡で薔薇が描かれたLECIENの
コットン生地を使って、MSDサイズのおでかけドレスをお仕立てしました。

上半身はピンタックやモチーフレースで飾った白いラウンドヨークをベースに、
周りを豪華なブレードとダブル使いのレースで飾りました。レースの根元で光る
華やかなビーズ使いが、アクセントを添えてくれています。

胸元には、金色の豪華な台に嵌め込んだルビー色のストーンを飾って。少しだけ
強めの色を効かせて、甘くなりがちな生地の色を引き締めています。

袖は三段切り替え。上段はふんわりとしたパフスリーブに、中段はぴったりした
ストレートラインにして、ピンクや白の細幅のチュールレースを使って豪華に。
袖口はヨークと同じお花柄のチュールレースで仕上げました。

ウェストにつけたお花のコサージュは柄の色より少し濃い目のピンク色。MSDの
サイズに合わせて小ぶりなものを選び、3輪使うことでボリュームを出しました。
コサージュは、髪に飾ったり、場所を変えて色々な使い方ができますよ。

スカートは三段切り替え。ふんわり綺麗に広がるAラインのシルエットにして、
上段にはラインの美しい細幅のチュールレースを。中段には袖に使ったのと同じ
白とピンクの色違いの細幅の同柄のチュールレースを二段でたっぷりと使って、
下段は裾に細幅のピンクのレースを合わせたうえで豪華な柄のチュールレースを
重ねました。切り替え部分には、濃い目のピンクのリボンや白い巻き薔薇などの
華やかな飾りを施しています。

ボンネットのツバ部分には硬くならないよう柔らかな芯を何重にも入れてあり、
ハリのある仕上がりです。色々な角度から見たときのラインを考慮して、過去に
何度も何度も型紙を作り直して、やっと出来上がった形です。形だけではなく、
ドレスに使ったレースとのバランスも考えて作り上げました。

白とピンクのコットンドレスというと、甘くなりがちなイメージがありますが、
そこに赤や濃い目のピンク色をアクセントとして加えることで、可愛らしくあり
ながらもどこかきりっとした印象を持つドレスに仕上がりました。



†Maria Callas†のドレスは繊細な生地を使っておりますが、どなたにも扱いやすい
よう、着替えの際に負荷のかかり易い身頃部分には全て裏地を付けて縫い上げ、
強度を加えております。

また裏を返して見て頂いても綺麗なように、縫い糸や生地の処理などは、人間の
お洋服と変わらないような作りになっております。

全て手作りの1点物であり、基本的に全く同じものを作ることはありません。同じ
パターンで作られた量産品とは違い、一点一点生地とレースを並べて悩みながら
時間を掛けて製作しています。

もしお気に召して頂けましたなら、その「出会い」をどうぞお見逃しなきよう、
こだわり抜いて作った上質なドレスを是非一度お手にとってみてください


【セレモニードレス作り】《製作準備》

2013-09-01 23:41:00 | 日記
先日生地やレースなどの材料を買っていた赤ちゃんのセレモニードレスですが、
そろそろ母の手が空くらしく製作に入ってもらえるようなので、レース合わせを
して最終的なデザインを確認しました

カタログや本や百貨店のベビー用品売り場などで、色々なベビードレスを見て
きましたが、納得できる生地&デザインのものは皆無でした

「どうしてこの作りと素材でこの値段なのかしら」と思うようなものばかり。
改めてこうして作ってもらえるありがたさを実感しています。赤ちゃんが初めて
着るお洋服なので、やはり素材にもデザインにもこだわりたいものですよね


ベースとなるドレスは、生地はオフホワイト色のオーガニックコットンで出来た
柔らかな綿ローン。首周りは赤ちゃんらしい大きめのラウンド衿にして、細幅の
チュールレースで縁取ります

胸元はピンタックを入れた上に細幅のリボンタイプのチュールレースを合わせ、
アクセントを加えます。これは左右に2本ずつくらい入れるつもりです。

裾は10cmほどの幅で、生地をダブル使いにしたギャザー仕上げにするつもりで、
切り替え部分にも細幅のチュールレースをあしらいます


オーバードレスは、化繊ですがベースの生地と同色の柔らかなジョーゼットで、
首周りはラウンドネックにしてレースで縁取ります。首周りはベースのドレスの
衿が出てきますので、なるべくシンプルにしました

袖は付けずに、肩口に共布のフリルと幅広のチュールレースを重ねて飾ることで
顔周りに華やかさを加えます

ベースのドレスは前開きですが、オーバードレスは後ろ開きにするつもりです。
たっぷりと広がる裾に、刺繍の美しい幅広のチュールレースと、鈴蘭柄の中幅の
チュールレースを重ねて使って、裾にボリュームを出します

一応このデザインで製作を進めてもらいますが、製作の過程で色々と付け加えて
いくこともあるかと思いますので、出来上がりがとても楽しみです

赤ちゃんのドレスを作るのは楽しいようで、需要があればいずれドールドレスと
平行してベビー用のセレモニードレスもセミオーダーのような形で作っていくと
いうのも良いかもしれませんね