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明日は小暑。じめじめとした梅雨がやっと明けて、本格的な夏が訪れます
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初候である7/7~7/12は「温風至る」。
熱気を含んだ夏独特の風が吹く頃です。7月7日には七夕がありますね。関東では
まだ梅雨明けしていないので、この日に晴れ渡った星空を見上げた記憶があまり
ないのですが、一度満天の星空に流れる天の川を見てみたいものです
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7月9日には、浅草の浅草寺でほおずき市が開かれます。私の母や祖母はこの日を
「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼んでいます。この日は功徳日と言い
この日の観音様参りは、四万六千日参詣したのと同じご利益があるとか
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次候である7/13~7/17は「蓮始めて開く」。
夏の花である蓮が咲き始める頃。蓮の花は朝開いて昼頃にはもう閉じてしまい、
なかなか満開の蓮の花を見に行く機会がないのが残念です。日中に見てもお花の
内側から薄く発光しているかのように見える色合いはとても美しいですね
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7月15日は関東では東京盆とも呼びます。もともとは7月15日に行われていたお盆
ですが、今はほとんどの地方が新暦にあわせた8月15日に行うのに対して、東京
では新暦でも7月15日に行っています
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末候である7/18~7/22は「鷹乃学を習う」。
鷹の雛が飛び方を覚え、巣立ちに向けた準備を始めるころです。この時期に一番
有名な行事といえば「土用の丑の日」ではないでしょうか。夏の土用の期間とは
立秋前の18日間を指し、その時期の丑の日が「土用の丑の日」。
年によってはひと夏に2回の土用の丑の日があって、一の丑、二の丑と呼びます。
この日に鰻を食べるのは今では恒例ですが、その習慣は江戸時代から。暑い夏に
栄養たっぷりの鰻を食べて、夏バテを防止したいものですね
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