Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

祇園東「祇園をどり」

2016-11-01 23:34:25 | 京都花街
京都の花街のをどりの会というと、春には上七軒の「北野をどり」、祇園甲部の
「都をどり」、宮川町の「京おどり」、先斗町の「鴨川をどり」とありますが、
唯一秋に開催される祇園東の「祇園をどり」が本日まりました

祇園東は祇園甲部にほど近く、もとは同じく八坂神社の門前町として栄えてきた
花街ですが、明治に入って祇園が南側と北側で甲部・乙部の2区画に分けられて、
北側の乙部が戦後に改称して「祇園東」となりました


(写真は報道系サイトからお借りしました)

他の花街が春に一般向けのおどりの会・秋に関係者向けのおどりの会を開催する
のに対して、祇園東だけは秋に一般向けのおどりの会を開催します


(写真は報道系サイトからお借りしました)

今年は江戸時代から1960年まで続いた伝統行事である「ねりもの」を題材にした
華やかな舞台だそうです。「ねりもの」とは祇園祭の神輿洗いの日に行われた、
芸舞妓による仮装行列のこと。例年通りフィナーレは芸舞妓による祇園東小唄で
華やかに締めくくられます。

祇園東の踊りの流派は私の所属する藤間流ということで、実は私のお師匠さんも
以前はこの時期になるとこの会のお手伝いをしに京都まで行っていらっしゃった
ようなのです

同じ流派の踊りとなると、他の街にも増して見に行きたいものですね