Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【基本特別編・6月】

2019-06-07 23:01:36 | イタリア料理

先日、イタリア料理教室へ行ってきました。今日は基本コースですので、トータル2時間弱で終わる簡単なメニューです


まずは前菜から。前菜は「Mozzarella in carozza」。ナポリの郷土料理で、直訳すると「馬車に乗ったモツァレラ」というおしゃれな名前です


イタリアにも食パンに似たパンがあり、それを使って作ります。食パンなら8枚切りがちょうど良い厚さですが、なければ6枚切りでもOKです


パンをセルクルで抜き、円形を2つ作ります。今日は10cmの型で大きいものを作りますが、フィンガーフードのようにして出す場合には6cmほどの小さなセルクルが良いと思います


抜いたパンの上にハム、モツァレラチーズ、アンチョビをのせて、もう1枚を重ね、端をぎゅっと潰して中身が飛び出ないようにします。


小麦粉→牛乳を加えて塩コショウした卵液の順につけて170度の油で両面きつね色になるまで揚げれば完成です


お好みでバジルなどを加えても美味しいそうですよ


メインは「Sarde al forno」。鰯は梅雨の頃に身が大きくなるので、ちょうど今頃のものがちょうど良い大きさだそうです


鰯は手開きするか、開きになっているものを買ってきます。フライパンにパン粉と松の実を入れて炒り、冷ましてから粉チーズ・みじん切りのイタリアンパセリとにんにくを加えて混ぜ合わせます。お好みでレーズンを加えても美味しいとか


面倒であれば、若干焼き色が弱くなりますが、パン粉&松の実を炒る作業は省略してしまって大丈夫。


まずはオリーブオイルをひいた天板に2cm角に切ったジャガイモを乗せて塩コショウとオリーブオイルをかけ、200度のオーブンで10分焼きます。


10分経ったら一度取り出し、スライスしたトマトを並べた上に皮目を上にして鰯を広げ、パン粉を皮全体に乗せたら、200度のオーブンでさらに10分焼けば完成


最後にパスタを作ります。パスタは「Penne con crema di zafferano gamberi e zuchhini」。イタリア全土で作られる家庭料理です


フライパンにオリーブオイルをひいてみじん切りにした玉ねぎとサフランをじっくりと炒めます。


チーズグレーダーで粗めにおろしたズッキーニ・粗みじん切りのエビを加えてさらに炒め、白ワインを入れてアルコールを飛ばし、生クリーム・水を加えて弱火で10分程にてサフランから色と香りを引き出します。


茹で上がったペンネを入れて混ぜ合わせ、粉チーズを加えて乳化させたら、塩コショウで味を整えれば完成です


今日はペンネで作りましたが、フェットチーネやキッタラなど、ロングパスタもよく合うそうですよ


全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムです


前菜は馬車に乗ったモツァレラ。お洒落な名前ですが見た目はとっても素朴で、お酒によく合うおつまみです


パスタは海老とズッキーニのサフランクリームペンネ。じっくりと火を入れたのでサフランの良い香りが引き立って、具材も細かいので、夏に食欲がなくてもとても食べやすそうな一品でした


メインは鰯のオーブン焼き。暑くてお料理をしたくないようなときに、開きの鰯を買ってくれば、あとは少しの切り物をしたらオーブンに入れるだけという、だるい季節に嬉しいメニューです