Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

明日は夏至・夏の最中日北上の極

2019-06-21 23:03:44 | 季節行事

昨日は夏至。一年の中でもっとも日が長く、夜が短くなるころです。


初候である6/22~6/26は「乃東枯る」。

ウツボグサ(乃東)の花が黒ずんでまるで枯れたように見える時期なのだそう。ウツボグサは古来より薬草として使われてており、花を煎じて飲むと利尿・消炎作用があるのだとか


この時期は鮎釣りが解禁されて、鮎料理を見かけることも多くなる時期ですね。鮎は別名「香魚」ともいわれ、その独特の香りを味わえるのは獲れたてだけなのだそうで、一度天然の鮎を川原で塩焼きにして食べてみたいものです


次候である6/27~7/2は「菖蒲華さく」。

菖蒲の花が咲くころだそうですが、温暖化の激しい現代では、もう咲き終わりの時期に当たりますね。「いずれあやめかかかきつばた」。菖蒲、杜若、花菖蒲と見分けが難しい植物ですが、どれも美しいことに変わりはありません


6月末日には夏越の祓が行われます。年初から半年のあいだに溜まった罪や穢れを落とすため、茅の輪くぐりや人形を使ったなでものをします


末候である7/3~7/6は「半夏生ず」。

半夏が生えはじめるころです。夏至から数えて11日目を半夏生と言い、田植えを終えた農家の休息日でした


7月に入ると京都では夏の風物詩である祇園祭が1ヶ月間かけて行われます。メインとなる宵山(17日)には、全国各地からたくさんの人が集まって賑わいます