Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古(白地能衣蝶柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ・5月)

2015-05-16 23:07:01 | 着物
先週に引き続き、今週も着物を着てお茶のお稽古に行かせてもらうことになり、
朝から身支度をして行ってきました


先日の動物園でかなり日焼けをしてしまい、手や首筋が黒くなってしまったので
あまり着物の似合わない肌色になっているので、こういった薄い色はできるだけ
避けたほうが良いのでしょうが…


こちらの着物は毎年この時期に着ているので、日焼けを気にしながらもこちらを
着ることにしました。実家の庭でも次々と咲き始めたたくさんの花たちに蝶々が
集まっていて、優雅にひらひらと飛ぶ姿を見ることができます


着物は縦縞地模様のあるほんの少しアイボリーがかった白地に、朱色・ピンク・
ミントグリーンなどの可愛らしい色使いで舞い飛ぶ能衣蝶が描かれている小紋。
帯は濃いめのサーモンピンクの塩瀬地に杜若と流水が描かれた染め名古屋帯。

帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地にピンクで葵柄が絞り出されている輪出し。
帯締めは白地に赤のポイント柄のある組紐。

今日のお稽古は丸卓を使った濃茶のお点前をさせて頂きました。ちょうど点前を
しているときに体験レッスンの方が2名いらしていて、少し緊張しながら…

お菓子は叶匠寿庵の「あも」。今年から発売された蓬餅バージョンのものです。
お軸は「薫風(くんぷう)」と書いた下に墨で菖蒲の絵が描かれた短冊でした。
茶花は「山茶」紫陽花が活けられていました。そろそろ紫陽花の時期ですね。


午後は夫と交代して、夫がお稽古へ行っているあいだに私は娘を連れて実家へ。
実家では水遊びをしたり土いじりをしたり父の趣味の畑で野菜を収穫したりと、
外遊びを存分に楽しみました


帰りがけにお花屋さんに寄って、ダイニングテーブル用のお花を買いました。
今日は先日フランス料理教室のテーブルコーディネートで習ったような、初夏の
南仏をイメージした色合いに

お花はサントリーが開発した世界唯一の青系カーネーション「ムーンダスト」を
メインに。青と言っても実際は紫ですが濃さが数種類あり、一番色の濃いものを
選びました。そこに紫色の「ヒメライラック」、淡いピンクベージュに縁だけが
紫色のカーネーション「マリポサ」、淡いピンクのガーベラ「フェンディ」を


テーブルはナチュラルな感じに仕上げたかったので、お気に入りのチルウィッチ
ミニバスケットウィーブシリーズから、
「Linen」を選びました。

夜は早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりディナータイムを楽しみます

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ編・5月】


前菜はナスのポルペッテ。ポルペッテ=肉団子ですが、こちらは団子状に仕上げ
ませんので、どちらかといえばハンバーグのような見た目です。ボリューム感が
ありますが素材はナスなので、意外とペロリと食べられてしまいます


パスタは手打ちパスタ・トゥルバンテ。作り方はシート状のパスタを作って具を
クルクル巻いていくだけなのでとっても簡単ですが、見た目がスタイリッシュで
レストランなどで食べても良さそうな華やかさです。外側も中身も緑と赤の色の
対比が美しい一品です


メインは魚介のカルトッチョ。素材をクッキングシートに並べて、塩コショウと
オリーブオイルをかけて包んだらオーブンに入れるだけという簡単さながらも、
シートの中に閉じ込められたアサリのスープがとっても美味しくて、おもてなし
などにもとても良さそうなお料理です。

明日は初めて娘を連れて外でお食事をするので、お行儀良くできるかドキドキ。
久しぶりに友人たちと会えるので楽しみです


葵祭

2015-05-15 23:06:31 | 季節行事
本日京都では、京都三大祭のひとつである葵祭が行われました

葵祭の始まりは平安時代よりも前まで遡り、平安時代以降には、国の祭祀として
執り行われてきた行事です。

賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭で、正式には、
「賀茂祭」と言います。戦乱等で一時中断していた祭りが江戸時代に再興されて
以降、勅使行列の牛車や勅使など、さまざまなものや衣装を葵の葉で飾るように
なってから「葵祭」と呼ばれるように


(画像は報道系サイトからお借りしました)

祭りのメインイベントである行列は正式には「路頭の儀」と言います。近衛使・
検非違使・山城使・馬寮使・内蔵使など馬に乗った男性中心の本列と、斎王代を
中心とした女人列で構成された行列は、総勢500名以上、その長さ1km近くにまで
なるのだそうです


(画像は報道系サイトからお借りしました)

全ての人々が平安時代のそれぞれの役職に合った装束を身に纏っていますので、
現代にいながら平安時代に紛れ込んだかのようなその華やかな行列を一目見たい
という見物客で、沿道は埋め尽くされます


(画像は報道系サイトからお借りしました)

源氏物語の中でも、葵祭で勅使を務める光源氏を見るため良い場所を取ろうと、
正妻である葵の上の乗った牛車と、お忍びで来ていた恋人の六条御息所の牛車が
争う場面がありますよね

私は歴史の中で平安時代が一番好きなので、一度見に行ってみたいと思っている
お祭りです


【帯の別誂え(フルオーダー)第5弾】《図案編》

2015-05-14 23:03:59 | 着物
別誂えを始めた小紋と一緒に、それに合うような帯も同時に誂えて頂くことに

いつもセットで誂える時は、着物の柄をまず初めに決めて、それに合う帯の柄を
後から考えるようにしています

いつもはわりと華やかな柄の帯を作ってもらっていますが、使い回しのきく帯が
欲しいなぁと思って、今回はシンプルな柄のものをお願いしました


選んだ図案は「遠山」柄。小紋が花の柄なので、帯には花以外の柄を使いたいと
考えて、こちらの図案を選びました

遠山とひと言で言ってもその仕上がりは様々ありますが、私はとてもシンプルな
山の形を1色で表して裾をぼかしたタイプにしました。このタイプだと着物の柄の
邪魔を全くしませんし、色々な着物にも合わせやすいと思ったのです

山はいくつか重ねて書いて頂く予定で、それぞれ山の色を変えるつもりなので、
かなり万能な帯に仕上がりそうです

秋には菊尽くしの小紋に合わせて、春には桜柄の小紋に合わせて、などなど

小紋を引き立てるような帯に仕上がってくれたら良いなぁと思います


【小紋の別誂え(フルオーダー)第6弾】《図案編》

2015-05-13 23:02:54 | 着物
昨年の夏を最後にしばらくお休みしていましたが、今年の秋冬シーズンに向けて
久しぶりに小紋の別誂えを再開することにしました

これまでに袷の小紋を三着、単衣の小紋を一着、絽の小紋を一着作って頂いて、
今回で六枚目になります

毎回それぞれの季節や行事に合わせた柄のものをお願いしてきましたが、今回も
秋に着られるようにと考えたものです

着物は色々持っていますが意外にも菊をメインにした着物を持っていないので、
今回は菊をテーマにした一枚を作ります。



10月に着たいと思っているので、「菊尽くし」をテーマにして、まずはベースの
図案を送っていただきました。既に工房にある菊の図案の数々です

私が万寿菊や光琳菊などの丸いぽてっとした形の菊を好まないので、そういった
図案は最初から外して頂いています。

写実的な菊、デザイン化された菊、かなりデフォルメした菊などもありました。
この中から2種類ほど好みの菊を選んだので、それらを中心に新たな図案を作って
頂くことになりました

思い通りの図案になるか、画像が届くのが楽しみです


「Fortnum & Mason」のアフタヌーンティー

2015-05-12 23:00:59 | レストラン
先日外出から戻る時間がランチタイムに重なったので、久しぶりに外でランチを
楽しむことにして、以前から行きたかったお店へ行ってきました

向かったのは日本橋三越の本館地下に入っている「Fortnum&Mason」。こちらで
アフタヌーンティーを頂きたいと思っていたのです


こちらのアフタヌーンティーは伝統的な三段形式です。シンプルな食器ですが、
カップやポットの持ち手の内側、そしてお皿の裏側などには、ブランドカラーの
ミントグリーンが使われていて、そのさりげなさが可愛いですね

紅茶はクイーン・アンを選びました


一番下の段には、キュウリ、ハム、卵、サーモン、ローストビーフ、アボカドと
海老という6種類のサンドウィッチが載っていました



真ん中の段には、プレーンとオレンジピールのスコーンが1つずつ。こちらには
ブルーベリージャムとクロテッドクリームがついています


一番上の段には小さめのケーキが2つ。こちらは8種類ほどの中から好きなものを
選ぶことができるので、今日はカシスのムースケーキとモンブランをセレクト

仕事の合間ですがのんびり優雅なひと時を楽しんできました。出産前の産休中は
アフタヌーンティー巡りをしましたが、またその時間が持てるようになるかな
しばらくはこうしてランチタイムに楽しむことになりそうです