今日は約1ヶ月ぶりのお茶のお稽古。夫の仕事や出張などが重なってしばらくの間
お休みしてしまったので、今日は着物を着て朝一番から行ってきました
もう数日過ぎてしまいましたが、今日は「端午の節句」を意識したひと揃えに
この着物をオーダーしているあいだに妊娠したので、この可愛い柄を着るのは、
母となった今はちょっと気恥ずかしい気もしますが、まだ1回しか着ていないので
あと数回着たら娘に譲ろうと思っています
端午の節句がテーマというと兜や菖蒲や矢羽根などのモチーフが多くなるのだと
思いますが、そういう直接的なモチーフは使える季節が限定されてしまうので、
私はなるべく避けるようにしています
こちらは端午の節句で連想する薬玉(長命縷)をモチーフにしたもので、薬玉を
更に美しく花で飾った花薬玉です。平安時代には男女の間で贈り物とされていた
ことから連想して、初夏に相応しく爽やかな地色に花薬玉を描いた小紋、そして
平安時代を思い起こさせる図案を描いた帯を合わせて
着物は牡丹唐草地紋の生地を若草色に染め上げて、そこに菊や桜や楓や橘などの
季節の花々や美しい飾り紐をあしらった華やかな花薬玉を描いた別誂えの小紋。
帯は黒い塩瀬。前帯の関西腹に源氏香、関東腹に貝桶と合わせ貝で、お太鼓には
几帳と投扇興という、平安時代のモチーフたちを描いた別誂えの染め名古屋帯。
帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地にピンクで葵柄が絞り出されている輪出し。
帯締めは明るい蜜柑色の組紐。
今日のお稽古は風炉に変わって初めてのお稽古ということで、基本となる薄茶の
運び点前をさせて頂きました。約1ヶ月ぶりのお稽古で少しボーっとしていたのか
ケアレスミス続発でした…
お菓子はこの季節にぴったりな可愛らしいもので「伊勢屋」製の「山つつじ」。
お軸は「東山水上行(とうざん すいじょうこう)」と書かれている墨蹟です。
茶花には紫蘭が活けられていました。
午後は夫と交代で夫がお茶のお稽古へ。そのあいだに、私は娘と実家へ行って、
お庭で遊んだりお花を摘んだりしていました
今週のダイニングテーブルに飾るお花は実家の庭から。実家には数種類の薔薇が
植えられていますが、こちらは窓辺に這わせているツル薔薇。オレンジがかった
黄色の薔薇で、完全に開くとピンクがかった色に変わるのです
蕾を含めて5本ほど切って、同じく庭に咲いていたマーガレットと先週から残って
いたアルストロメリアと合わせてミニブーケ風に仕上げました
この週末はとっても暑いようなので、チルウィッチのミニバスケットウィーブの
「Dill」を合わせて、オレンジ×グリーンで爽やかなダイニングに
夜は娘を早めに寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました
今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:基本編・5月】
前菜は鮮魚のイン・サオール。レッスンではワカサギで作りましたが私が小さい
お魚が苦手なので、今日はタラの切り身で作りました。南蛮漬けのようなお料理
なので、青魚のほうが良く合います。赤玉ねぎのピンク色が綺麗な一品
パスタはスパゲッティ・プッタネスカ。日本語訳では「娼婦風」といわれますが
イタリア人ならどの家庭にでも必ずあるニンニク・鷹の爪・オリーブ・トマト・
アンチョビ・ケッパーでパパッと作れるパスタです
メインはサルティンボッカ。本来は仔牛肉で作るものですが今日は豚肉を使って
作ってみました。でもはやり牛肉のほうが良く合いますので、次回は牛肉で作り
たいと思います。お料理に使ったセージは実家の庭で育てているものを
明日は母の日なので、おもてなしランチを予定しています。