株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(12.5.08)

2008-12-05 18:26:56 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は6日朝更新

後場終盤に円高の進行とともに、値を崩していった12月5日(金)の市場概況です。 

◆日経先物:7900円(+20円)、OSC42%(-5%)12月1日の56%から下降中。
◆日経平均:7918円(-7円)、OSC42%(-1%)11月28日の57%から下降中。
◆日経平均指数値倍率:126(同値)数字が増えるほど下落傾向を示します。
◆TOPIX:786.02(-2.9)、OSC40%(同値)11月28日の52%から下降中。
◆マザーズ指数:299.9(-1.81)、OSC43%(+5%)12月2日の50%から下降中。
◆ヘラクレス指数:483.43(+1.41)、OSC43%(+1%)12月2日の57%から下降中。
◆国債先物:139.13円(-29銭)OSC47%(+1%)12月2日の37%から切り返す動きがあるも、値動きが抑制されている。何かのきっかけで上昇へと転換。
◆ドル・円:92.67円(48銭円安)OSC42%(+1%)12月4日の41%から微弱切り返し。まだ11月28日の52%から反落中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7830円(大証終値比-70円)
◆シカゴCME日経先物:8015円(大証終値比+115円)更新
◆NYダウ:8635ドル(+259ドル)OSC60%(+6%)12月2日に並ぶ。高値圏。更新

しかし、昨日のモニタリング銘柄、2281プリマハムには一杯食わされました。145円で首尾良く買ったつもりが同値撤退。あの大きな売り蓋は141円で誰かに買わせるためのトリックだったようです。昨日でテクニカルにも十分に魅力的な水準に落ち込んでおりましたので、今日下値を割らなければ爆上げは想定されるところでした。

自分が縁を切った株には、もう注意が散漫にしか行かないところがありますが、一種の執念で根気よく底打ちを見定めることが如何に大切かを思い知りました。

後場の2時半頃からは、週末要因と雇用統計の発表もあったせいか、日経先物は急降下でした。それまでは8000円を奪還し強い流れが続いておりましたので、俄には信じられず、どうしても売りで勝負することは出来ませんでした。このあたり、呼吸が非常に難しいですね。後から見れば何の変哲もないジグザグ線を描いているだけですけれどね。

引けに買ったのは、本日のモニタリング銘柄の2602日清オイリオでした。下値不安はありますが、OSCできちんと底を打っていたことと、プリマハムと同じく、指数値倍率が10月27日のそれにきちんと並んでいたためです。もちろん、400円割れを来週演じることになれば、下値模索の動きとなりますので一旦撤退です。その間は買い増しで対応したいと思っております。内需系ですので、今晩のダウが仮に大幅安となってもインパクトは割と少ないと判断したこともあります。

そのダウですが、前回の雇用統計発表の時は、いわゆる材料で尽くしで、確か週末の日本株は買いが正解でした。今回はビック3問題が絡んでおりますので、一筋縄ではいきませんが、どう転んでも、相場はある程度織り込んでいるのではないかと思われます。

むしろ影響を受けるのは為替の方かも知れませんね。

-------6日朝のコメント-------

雇用統計の悪化を受け、アメリカ市場は悲観論が蔓延。欧州市場も軒並み大きめの下落。為替も91円70銭あたりまで落ちておりました。

原油も40ドル割れ寸前の40.81ドルです。

ところが相場は分からないものです。ダウは終わってみれば259ドル高。それ以上にナスダックが大きく戻しております。

この上げは全く意表を突くものです。何も材料は見あたりません。強いて言うと、この雇用統計の歴史的な悪化が後押しして、ビック3支援への前向きの議員が増えたということがあります。怪我の功名という奴でしょうか。それとも災い転じて福と成すということでしょうか。

その雇用統計ですが、次の通りまたしてもいい加減です。

・11月 -53.3万人(事前予想-33万人)
・10月分修正 -24万人→-32万人へ
・9月分修正 -28.4万人→40.3万人

9月、10月の数字の実態を今頃になって見せるとは。しかも9月分は41%も実際よりも失業者が増えていたのです。

これは、バナナの叩き売りに匹敵するいい加減さです。少なくも世界の為替市場や株式市場が最大限に注目しているとされる重要指標がこれでは、何度も書いておりますが、いい加減というよりも、意図的な操作をしているとしか思えません。

先月もそうでしたが、雇用統計発表前日での日本株は買いでした。今回も少なくともこれで月曜日は落ちて始まる可能性は少なくなりました。経験深い市場関係者は巧みにこの雇用統計を利用して鞘を抜いているのかも知れません。

なお、失業率は事前予想の6.8%に対して6.7%と改善?しておりますが、これは日本でもよくあったように、職を得ることを断念した人々が増えれば、表面上は失業率が減って見えます。決して雇用情勢がよくなっている訳ではありません。
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様々な銘柄の来歴

2008-12-05 11:28:57 | 株に出会う
要するに今の世の中と同じで、株価も何一つ確かなものはなく、その場限りの上げ下げを繰り返しているかのように見えます。

ところが、やはり個々の株は、それまでの全ての過去を引きずっているようですね。

厄介なのは、その過去が全部異なると言うことです。沢山の異性を前にして、その都度飛び出す言葉の調子とか単語の言い回しから、それぞれの来歴を推し量ろうとしても、そんな微妙な違いにだけ頼っていては間違いを犯すこともあるようです。

しかし人間の場合は、見た感じの直観というのか何なのか、生きた人間しか持ち得ないような、第六勘がそれなりに働くのも事実です。例えば、某国の鼠男と言われている厚生労働大臣と、某中央官庁上がりの猫顔の某政党の女性広報部長が、かつて結婚していたと言われて筆者はビックリ仰天しました。

誰が見ても、鼠と猫の取り合わせがうまくいく訳ありません。その上、ご両人のお顔を拝見していると、どう見ても気が強い。勝ち気な猫と勝ち気な鼠が一緒に棲息できるなら、この世のどんな男女の取り合わせもうまくいくでしょう。

案の定、何時別れたのかは知りませんが、お互い離れたとのこと。正解ですね。お互いの身の保全のためです。しかし、両者とも政界に打って出ているとは、これはまさに別の意味の取り合わせか。どうも、政界というところは、フツーの世の中とは違って、いわゆる烏合の衆が平気で集まっているところのようです。

烏合ですから、カラスの集まりです。とにかく餌さえあればどんなところにでも出撃するのが特徴です。ゴミ溜めの残り物を鋭い嘴で食い散らすのがカラス、その後片づけをするのが、野良猫なり野鼠という、お互い共生関係を首尾良く築くことが出来るところかと。

いや、言い過ぎました。筆者は決して、最初に取り上げたご両人を貶めている訳では決してありません。単なる比喩ですが、その表現が多少行き過ぎているようです。

またまた脱線してしまいました。もう何を言いたかったのかは忘れましたね。そう、それぞれの株は異なる過去を引きずっているということを言いたかったのです。しかもその過去が全く異なるので厄介だということを。

チョイと長くなりすぎて、本題をきちんと書くという執念がなくなってきましたので、1つだけ、今日は久し振りに元気な7731ニコンを少し。先日ニコチン中毒なら見送りと揶揄してしまった銘柄です。今日は意地を見せてくれました。

OSCが昨日で36%にも落ちておりました。この流れからすると、今日はたまたま特買いで始まるも、必ずや押し目の売りが出るはずでした。これがこの株が抱えている過去の来歴でした。案の定9時半過ぎには885円まで落とされました。しかし、そこから、MACDの分足がシグナル線を抜いてからは、930円の手前までは、それこそ押せ押せの強気一辺倒でした。少し押されてシグナル線にタッチするとすかさず買いが入り、の繰り返しでした。

さすがに前引けにかけては、シグナル線を下回っております。思えば昨日の9時半頃からの長い長い上昇でした。ここらで一服という訳でしょう。この後、シグナル線を回復しても、一度のタッチで買いに入るべきではないようです。きちんと抜いて、更に押されてもシグナル線を割らないことが確認できれば、第二次の上げ波動に入るかも知れません。

このくらい、念には念を入れないと今の相場はいとも簡単に騙されてしまうようです。長期低落の株、例えば、7915日本写真印刷のような株は、今日だけで迂闊に買いに入るのは危険ですね。きちんとプラ転してOSCもプラスで終了してから、その翌日にもう悲観筋が消えたのを確認して、下で拾うというのがどうも正解のようですね。

これが日本写真印刷が図らずも背負っている来歴かと。。。

前場は、監視銘柄の来歴が頭の中で錯綜し、カラスと黒猫、どぶ鼠の区別が全くつかなくなりました。ノートレードです。隣の犬の嗅覚を借りてきたいのは山々ですが、その方法論が何とも分からなくて。。。
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