株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.17.08)

2008-12-16 20:05:38 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入って、じりじりと円高が進行しております。Globexの米株価先物は、しかしながら20時5分現在+40円と堅調。欧州株も堅調にスタート。

明日のモニタリング銘柄です。

1.7956ピジョン
 絵に描いたように切り返しております。OSCは+11%の36%ですが、12月5日の35%を綺麗に抜いて終わっております。筆者も指してから出かけたのですが出来ず。

2.3770ザッパラス
 これは当然押し目狙い。OSCは39%で、12月4日の31%に収斂する形で、ダイバージェンスが強まっております。VR改の22%というのは、今年1月以来の記録にはありません。明日は、当然に11月21日の206500円や、10月28日の19510円を目指すなら、それはそれで結構ということになります。まだ下げ余地はあるので、そこは注意。

3.8113ユニチャーム
 明日、もし地合が悪い時のダークホースとして。地合が良い場合は駄目です。偏屈なのですね、この株は。OSCも52%と落ちきっておりません。落ちようとしても、必ず救世主が現れるのですね。良い巡り合わせを持っている株です。このところ、全くの膠着状態。地合鈍感株の代表格か。

4.2914日本たばこ産業
 増税見送りでもっと上がるべき所、天の邪鬼にとらわれたというべきか、またまた300K割れ目前です。295Kという11月20日の安値を意識しながらの参戦。OSは-5%の36%です。この株の直近の最低値は34%ですから、夜明けは近いか?

5.8410セブン銀行
 これも落ちそうで落ちない株の代表格。OSCは前日同値の46%です。この株をテクニカルに評価するためには、12月1日のOSC44%をベースラインにして考えることが必要です。少し長めの尺度ですね。この日の終値が330Kです。今日の安値はまだ333Kです。330K以下に落ちれば、やっと上げ条件が整いますが、もし、明日の地合がうんと悪ければ、行き場のない資金がこの株に集まることでしょう。

以上です。

明日は、3632グリーの上場日。日興と大和で2つ持っております。将来性を買って長期ホールドするか、それとも4000円を越えれば売るか。迷うところです。3000円割れまでは我慢することにはしておりますが、何せ売り出し株が多い。逆にいうと強気ということ。今時売上げを8倍に伸ばしている会社は稀ではありますね。今のマザーズで40億円規模の売りを捌けるのかどうかが問題。
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彷徨えるオランダ人

2008-12-16 11:14:05 | 株に出会う
今の心境は「彷徨えるオランダ人」です。

相場の行く先が良く読めません。彷徨えるオランダ人とは、オランダの幽霊船が喜望峰の近海で、この世と地獄の間を彷徨っている様を、ワグナーがオペラにしたものですが、まさにそのような状態。

心の中が彷徨っております。

日経平均のOSCは+2%の63%で、12月11日の65%に肉薄しております。もうそろそろ地獄に堕ちる筈が落ちないという、このジレンマ。彷徨えるオランダ人もビックリ。

モニタリング銘柄の4573アールテックウエノも、地獄に堕ちたところを拾ってやれず、330Kあたりでの揉み合いも、ケチって322Kで待つようでは、オランダ人も浮かばれたものではありません。

あの風車の国のオランダ人は、一時世界を制覇する勢いでした。造船技術が進んでおり、それで世界を駆けめぐって、まだ未開の地から富を収奪したという訳ですが、そのオランダ人の船が、何と「希望」峰で彷徨うという、この逆説。

希望のない今こそ、なぜアールテックウエノを救ってやれなかったのか? いや、元々救う気などなかったのです。欲しかありませんでした。もっと安く拾いたいという。

コウノトリが死んでしまいました。野生動物に襲われたという説が大勢です。隣の犬のような凶暴な飢えた野犬だったのかも知れません。(朱鷺の間違いでした。)

羽根があるのだから飛び立てばよかったのにね。

隣の犬は散歩の都度、鳥を見つけては突進しますが、その突進力が醸し出す音と空気の移動が災いして、未だかつて鳥を捕獲したためしがありません。

抜き足差し足という技が、犬は猫と違って生来出来ていないのです。

そうだった。こういうアールテックウエノのような銘柄は、「抜き足差し足」で買う。これに尽きますね。

今日のところは、この「抜き足差し足」という、江戸時代の忍者以来の日本の良き伝統に回帰することが、今の乱世を正しく生きる道だと悟って、それで良しとします。

今日は、早いね。ここまで一気に15分。この調子で後場は何とか「速攻技の抜き足差し足」で。しかし、速攻技と抜き足&差し足を両立させる「技」がどうにも見つからない。。。

この際、透明人間にでもなるか。。。
コメント (4)
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市場概況(12.15.08)

2008-12-16 07:43:08 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は16日朝更新

12月15日(月)の市場概況です。

◆日経先物:8630円(+340円)、OSC59%(+1%)12月5日の42%から切り返し中。
◆日経平均:8665円(+429円)、OSC61%(+6%)12月11日の65%から下落に転じる。
◆日経平均指数値倍率:115(-6)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:846.93(*33.6)、OSC59%(+5%)12月11日の63%から下落に転じる。
◆マザーズ指数:320.13(+11.82)、OSC62%(+12%)12月4日の38%から上昇中。
◆ヘラクレス指数:494.32(+11.24)、OSC54%(+9%)12月4日の42%から上昇中。
◆国債先物:139.22円(-20銭)OSC43%(-1%)12月10日の41%から切り返し中。
◆ドル・円:90.63円 OSC47%(+3%)12月9日の36%に収斂中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8580円(大証終値比-50円)
◆シカゴCME日経先物:8770円(大証終値比+140円)更新
◆NYダウ:8565ドル(-65ドル)OSC58%(+1%)12月10日の63%から下落中。更新

後場は多少ギャップアップして先物が始まるも、これは完全なる騙し。ドル・円はほとんど死に体のような動きでしたし、Globexも変わりなく、日経先物だけが仕掛けておりました。

その後もほぼ8700円に頭が抑えられて、個別株もほとんど前場のような値動きが鳴りを潜めておりました。

トレードは入るタイミングが見つからず、そのまま静観しておりましたが、引け際に3530円で6594日本電産が約定。これは時間もなくOSCが40%を割りそうでしたので、かろうじて+10円で逃げました。こんなリスキーな玉を拾うなら、何故前場で突っ込まなかったのか、我ながらみっともない。

持ち越しはゼロ。

これで日経平均のOSCは+6%の61%まで、勢いで伸びましたが、ここからの買い持ち越しはいささかリスクを伴います。

RSIの56%にしても、12月11日の69%から下降傾向です。その前は11月17日の62%でしたので、今晩のNYに何か異変が起きれば、明日は大きく売られて始まるポジションかと思います。

その気配は、国債先物が底打ち気配であることからも窺えます。

-------16日朝のコメント-------

明日のFOMCを前にダウは揉み合い小幅マイナス。12月のNY連銀製造業指数は-25.8(予想は-27)と過去最低を記録し、NAHB住宅市場指数も9ポイントと前回同様過去最低。50ポイントが分岐点ですから、まだ地べたをはい回る蟻の様な状態。

自動車業界救済関連のニュースは何も発表されておりません。

原油は44.51ドルとまた少し下げておりますが、OPECが減産表明をしても、実際には倍の400万バレルを減産しないと効果なしとの指摘もあり、そうは言っても、ここまで原油が下がれば財政が苦しい産油国の「謀反」もあるようで、悪循環の下げに陥っているようです。

まるで、底なし沼に入り込み、あがけばあがくほど、ズボリと足がのめり込んでいく悪魔の光景そっくりですが、この7月には147ドルまで放置して、アメリカ自動車産業に最後の一撃を与えた、その見返りとしては致し方ないところでしょうね。

自動車産業に限らず、弱っていた世界経済にとどめの一撃を与えたのが、その時期のコモディティの急上昇でしたが、昨年来の金融緩和と証券市場の氷結などで、行き場を失ってしまったマネーが最後に行き着いた「オアシス」の1つが原油市場だった訳ですが、これが実は株式市場などとは比べものにならない市場規模であり、とても、小さなオアシスでは砂漠の隊商が生き延びていく水はなかったということ。仕方なく、オアシスの中心部へと進み出るも、そこは「底なし沼」同然だったという顛末かと。

ダウの今晩は、自動車関連でのニュースがない限り、政策金利が0.75%下がろうが、70%を市場は織り込んでおりますので、影響はほとんどなさそうです。OSCから見ると、今は何とか「滑落」を免れている状態です。今日は一昨日と同じ終値に戻りましたが、OSCは1%低い水準であり、まだ下落基調が続いております。

ところで、あのネズミ講詐欺で逮捕の一件、10年以上前から運用の中身を調べるようSECに調査依頼が提出されていたにもかかわらず、政治献金の効果?か、一度も調査が行われていなかったとのこと。少なくとも5年に1回は調査をすることが要請されているのに、です。SECまで腐っていたのか。。。まさか、このドブ鼠を捕まえて求刑する裁判所まで腐っていないだろうね。
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